凄ぇな『椅子』が人を感動させられるんだ
[妄想文]ある椅子の一生
椅子の俺が、この家のこの部屋に来てから12年。いろいろなことが変化した。やせっぽちで小さな女の子は、もはや女の子と呼ぶには躊躇するくらい大きくなった。椅子の俺は外の世界を知らず、遊びに来る女の子の友だちくらいしか、ほかの人間のことは知らない。けれど俺は断言する。君が世界一かわいい。君は、どこまでもはばたいていける。君のおしりのことを、俺は世界でだれよりもよく知っている。その俺が断言するのだ。
[妄想文]ある椅子の一生
椅子の俺が、この家のこの部屋に来てから12年。いろいろなことが変化した。やせっぽちで小さな女の子は、もはや女の子と呼ぶには躊躇するくらい大きくなった。椅子の俺は外の世界を知らず、遊びに来る女の子の友だちくらいしか、ほかの人間のことは知らない。けれど俺は断言する。君が世界一かわいい。君は、どこまでもはばたいていける。君のおしりのことを、俺は世界でだれよりもよく知っている。その俺が断言するのだ。