あさねぼう

記録のように・備忘録のように、時間をみつけ、思いつくまま、気ままにブログをしたい。

水野和夫・山口二郎「資本主義と民主主義の終焉」

2019-08-28 20:57:26 | 日記
われわれは今、歴史的転換期にいる
平成とはどのような時代だったのか。そして、令和はどのような時代になるのか――。『資本主義の終焉と歴史の危機』で歴史の転換を明示した水野和夫教授と、政権与党時の民主党ブレーンとして政治の内側を見てきた山口二郎教授が語り尽くす。まず、平成31年間を六つの時代に分けて分析。そのうえで平成を総括し、今後を予測・提言する。見えてきたのは、日本が資本主義を〝卒業〟していく過程であり、政治が大きく変質・劣化していく様だった。歴史的に未知の領域に入ろうとしている現在の日本。両名の主張に刮目せよ。
<目次より抽出>
●バブルは日米政府に仕組まれていた!?
●宮澤喜一・不作為の大罪
●二〇〇〇年代以降の製造業の弱点
●日本の低生産性は、労働者の問題ではない
●平成日本を変えた、悪の報告書
●郵政民営化とはなんだったのか
●なぜ民主党政権は失敗したか
●内部から見た官邸支配
●賃金が上がらない本当の理由
●民主主義の死に方
●消費税二〇%か、それとも……
●日産をルノーに渡してはいけない
●資本主義からの卒業
●世界一の借金国の国債が安全なワケ
●日本再生に必要な二つのこと


著者について

水野和夫(みずの かずお)
法政大学教授、博士(経済学)。1953年生まれ、早稲田大学政治経済学部卒業、埼玉大学大学院経済科学研究科博士課程修了。三菱UFJ証券チーフエコノミスト、内閣官房内閣審議官などを経て現職。専門は現代日本経済論。著書に『資本主義の終焉と歴史の危機』など。

山口二郎(やまぐち じろう)
法政大学教授。1958年生まれ、東京大学法学部卒業。同大学法学部助手、北海道大学法学部教授、オックスフォード大学セントアントニーズ・カレッジ客員研究員などを経て現職。専門は行政学、現代日本政治論。著書に『政権交代とは何だったのか』など。