あさねぼう

記録のように・備忘録のように、時間をみつけ、思いつくまま、気ままにブログをしたい。

感染症は世界史を動かす

2020-03-31 12:14:22 | 日記
感染症は世界史を動かす
知っておきたい感染症 ─21世紀型パンデミックに備える 知っておきたい感染症 ─21世紀型パンデミックに備える

微小な細菌やウイルスなどの病原体が、そのときの政治や社会に与えた影響について、私たちの認識はどこかあやふやである。たとえば中世ヨーロッパに壊滅的な打撃を与えたペストについても、なぜ始まり、どのように終わったかについて、はっきりした結論が得られているわけではない。では、人類はその見えない恐怖にどう対処して来たのだろうか。そして、目の前の最大の脅威=新型インフルエンザとは何か。ハンセン病、ペスト、梅毒、結核、スペインかぜなど、人類史を大きく動かした感染症の歴史から、新型インフルエンザの脅威とその対策を考える。

第1章 聖書に描かれた感染症
第2章 「黒死病」はくり返す?
第3章 ルネッサンスが梅毒を生んだ
第4章 公衆衛生の誕生
第5章 産業革命と結核
第6章 新型インフルエンザの脅威
第7章 二一世紀の疾病

岡田 晴恵
1963年生まれ。白?大学教育学部教授。専門は、感染免疫学、公衆衛生学。共立薬科大学(現慶應義塾大学薬学部)大学院修士課程修了、順天堂大学大学院医学研究科博士課程中退。ドイツ・マールブルク大学医学部ウイルス学研究所に留学、国立感染症研究所研究員、日本経団連21世紀政策研究所シニア・アソシエイトなどを経て、現職。『感染症は世界史を動かす』(ちくま新書)、『人類vs感染症』(岩波ジュニア新書)、『エボラvs人類 終わりなき戦い』(PHP新書)、『病いと癒しの人間史』(日本評論社)、『学校の感染症対策』(東山書房)、『感染症とたたかう』(共著、岩波新書)など、著書多数。


-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
東京都内で31日、新型コロナウイルスの感染者が新たに78人確認されたことが都への取材で明らかになった。都内で1日に確認された感染者数としては最多。これまでに多数の患者やスタッフの感染が確認されている「永寿総合病院」(台東区)の感染者は14人という。30日に検査結果が判明した件数が少なかったことから、31日の感染者数が増えた可能性もある。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

2009年新型インフルエンザ

2020-03-30 18:08:59 | 日記
2009年新型インフルエンザの世界的流行(Pandemic 2009H1N1)とは、2009年春頃から2010年3月頃にかけ、豚由来インフルエンザである A(H1N1)pdm09型インフルエンザウイルス の人への感染が、世界的に流行した事象である。CDCによるインフルエンザ・パンデミック重度指数(PSI)においては、カテゴリー1に分類されるパンデミックである。

発生源は豚の間で流行していた豚インフルエンザウイルスとされ、これが農場などで豚から人に直接感染し、それから新型ウイルスとして人の間で広まったとされている。新型インフルエンザ、豚インフルエンザ(swine flu)、A型H1N1亜型インフルエンザ、H1N1インフル(H1N1 flu)、A/H1N1 pdm とも呼ばれる(詳細は#呼称)。

この流行が大きな問題になったのは、流行初期にメキシコにおける感染死亡率が非常に高いと報道されたからであるが、実際には重症急性呼吸器症候群 (SARS) のような高い死亡率は示してはいない。当時の日本では、感染症予防法第6条第7項の「新型インフルエンザ等感染症」の一つに該当すると見なされ、感染者は強制入院の対象となったが、2009年6月19日に厚生労働省が方針を変更してからはこの扱いはなくなり、季節性インフルエンザとほぼ同様の扱いとなっている。

A(H1N1)pdm09型に対するインフルエンザワクチンは既に完成している。2010年 - 2011年冬シーズンから接種可能なインフルエンザワクチンは、通常の季節性インフルエンザワクチン2種に加えて、新型インフルエンザワクチンにも対応した3価ワクチンに、2015年 - 2016年冬シーズンからは、A型株2価とB型株2価の4価ワクチンになっている。

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
フランス政府は30日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により過去24時間で418人が死亡し、流行が始まってからの1日当たりの死者としてはこれまでで最多となったと発表した。死者は累計3024人になった。
フランス首都パリ郊外クレテイユの病院で、車椅子に乗って到着した患者を救急外来で受け入れる医師ら(2020年3月30日撮影)。©
政府によると、同国では現在、新型コロナウイルス感染症で2万946人が入院しており、うち5056人が集中治療を受けているという。
フランスの死者数は、病院での死者のみを示しており、自宅や老人ホームで亡くなった人は含まれていない。
フランスは新型ウイルスの感染拡大を遅らせるため、3月17日に外出制限を開始したが、当局は外出制限の効果が出るには時間がかかると繰り返し警告している。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

豊かさの精神病理

2020-03-29 10:32:30 | 日記
燦然と輝くモノが溢れる現代。軽い精神的不調を訴えて精神科を訪れる患者の中に、人間関係の葛藤を、モノとの関係に巧みに置き換えている人たちがいる。ブランド品にアイデンティティを求め、マネキンのような恋人に囲まれ、人の心を味わうために高価な料理を食べにいく。豊かな社会特有の病像を描き、それを生む日本の社会を考察する。

大平健
1949年鹿児島生まれ。1973年東京大学医学部卒業。専攻は精神医学。現在、聖路加国際病院精神科勤務

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
米ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センター(CSSE)の集計によると、世界全体の新型コロナウイルスの死者が日本時間29日、3万人を超えた。最多のイタリアが1万人を突破。続くスペインも6000人に迫る。3000人超の中国に約2500人のイランやフランスが続き、米国は2000人、英国も1000人を超えている。
米国の死者数は同26日に1000人を超えたばかりで、AFP通信は「3日間で2倍になった」と急増ぶりを伝えた。ニューヨーク市だけで約700人が死亡しており、突出して多い。一方、世界の感染者数は、累計で66万人を超えた。最多は米国(約12万人)。イタリア(約9万人)、中国(約8万人)が続いている。 
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

新宿も閑散

2020-03-28 15:55:49 | 日記
■新宿も閑散

 新宿駅南口の「バスタ新宿」。全国と1日1500本の高速バスで結ばれるターミナルだ。
 従業員によると例年、この時期の午前中は、花見客や春休みの学生、外国人観光客などで、すれ違えないほどごった返すという。
 だが待合室は閑散としていた。椅子も空席が目立つ。「こんなに人が少ないのは初めて。いつもの1割以下かも」と従業員。
 長野発のバスから親子が降りてきた。娘(20)は地元の専門学校を卒業し、この春から東京で美容師になる。母(49)は引っ越しを手伝いに来た。
 新型コロナウイルスの感染が広がっている地域への往来はできるだけ控えて、と長野県の阿部守一知事が求めたのは26日だ。母は「こんな時にうしろめたいが、来週から働かねばならないので仕方ない」。バスには8人しか乗っていなかったという。「こんなにすいてるとは思わなかった」と話した。
 静岡県の男性(52)は、都内の大学に入る息子のかわりにアパートの契約をしにやってきた。「本当は息子と一緒に来たかったが、東京は感染者が増えている。契約が終わったら、すぐに帰ります」
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
米国で最初の感染者が見つかったのは1月21日だった。3月頭までは感染者の増え方はゆるやかだったが、3月10日に1000人を超えた頃から急激に増加ペースが上昇する。恐ろしいのは、2週間前は日本と感染者数がほとんど変わらなかったことだ。日本は3月25日(18時まで)時点で、国内の感染者数は1292人(その後、27日12時では1387人)(出所:厚生労働省)。米国でも3月10日時点では日本と同程度の1215人だった(出所:米国疾病予防管理センター、CDC)。だがそれから2週間で、なんと70倍近くに急増してしまったのである。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

日本の状況「世界が当惑」 感染増を回避、理由分からず

2020-03-27 18:41:16 | 日記
【ニューヨーク共同】米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は26日、新型コロナウイルスの日本での感染状況について「厳しい外出制限をしていないのに、イタリアやニューヨークのようなひどい状況を回避している」と指摘、世界中の疫学者は理由が分からず「当惑している」と伝えた。

 日本が医療崩壊を避けるため、意図的に検査を制限しているとの見方を紹介。米コロンビア大の専門家は、日本のやり方は「ばくち」であり「事態が水面下で悪化し、手遅れになるまで気付かない恐れがある」と警鐘を鳴らした。