あさねぼう

記録のように・備忘録のように、時間をみつけ、思いつくまま、気ままにブログをしたい。

茶道史

2019-08-02 09:37:31 | 日記
戦国武将たちの心のネットワークの中心にいた利休は、なぜ切腹しなければならなかったのか。長らく政宗にかけられていた誤解とは―。茶の湯創成期、激動の時代を駆け抜けた人々が織りなす歴史群像劇。利休が茶道史に登場してから自刃に至るまでの時代に焦点をあて、当時の社会状況や価値観、茶の湯の展開を、各種史資料や伝承を繙きながら鮮やかに描き出す。

目次 : 序章 与四郎から宗易へ/ 第1章 信長の登場/ 第2章 戦国武将と利休の茶の湯/ 第3章 秀吉の天下取りと利休/ 第4章 関白秀吉と利休居士/ 第5章 天下人秀吉の茶の湯/ 第6章 秀吉の茶の湯と利休の侘び茶/ 第7章 秀吉の天下統一と伊達政宗/ 第8章 伊達政宗問題と利休自刃の背景/ 第9章 利休追放から自刃へ

【著者紹介】
生形貴重 : 千里金蘭大学名誉教授、放送大学京都学習センター客員教授、不審菴文庫運営委員、表千家同門会大阪支部常任幹事。1949年、大阪の茶家・生形朝宗庵に生まれる。同志社大学大学院文学研究科国文学専攻(修士課程)修了。1986年、『平家物語』研究で第12回日本古典文学会賞共同受賞。2002年、『利休の逸話と徒然草』の功績で第12回茶道文化学術奨励賞を受賞。専門は、中世日本文学、茶道文化論。

☆ 4畳半の部屋で向き合い、上下の差がない世界に入り、お互い心を許して語るのが茶の世界の心という。利休が描いた世界は、現代にこそ、最も必要な心の在り方のように思えます。(つかさ)