あさねぼう

記録のように・備忘録のように、時間をみつけ、思いつくまま、気ままにブログをしたい。

平 清盛

2020-01-31 12:35:48 | 日記
平 清盛は、平安時代末期の武将・公卿。

伊勢平氏の棟梁・平忠盛の長男として生まれ、平氏棟梁となる。保元の乱で後白河天皇の信頼を得て、平治の乱で最終的な勝利者となり、武士としては初めて太政大臣に任じられる。日宋貿易によって財政基盤の開拓を行い、宋銭を日本国内で流通させ通貨経済の基礎を築き、日本初の武家政権を打ち立てた(平氏政権)。

平氏の権勢に反発した後白河法皇と対立し、治承三年の政変で法皇を幽閉して徳子の産んだ安徳天皇を擁し政治の実権を握るが、平氏の独裁は公家・寺社・武士などから大きな反発を受け、源氏による平氏打倒の兵が挙がる中、熱病で没した。

大阪都構想

2020-01-30 12:28:38 | 日記
5月17日に大阪市民を対象に「大阪都構想」をめぐる住民投票が行われる。
しかし、「大阪も東京のように都にする」という漠然としたイメージはあっても、構想の中身は十分に知られていない。
本書は、構想の設計書である「協定書」を徹底的に読みこみ、「都構想とは大阪市解体案」「賛成多数でも大阪府のまま」「二重行政解消の財政効果はほぼゼロ」「東京23区は実は特別区に反対」といった驚きの事実を明らかにする。
内容
都構想の本質は、政令指定都市・大阪市の解体だ。「内向きの組織改革」にエネルギーを費やす間に「大阪」はますます沈没する。「大阪」の復活に必要なのは何か?新幹線整備をはじめとした「大大阪構想」を提示する!
著者略歴
藤井聡
1968年奈良県生まれ。京都大学工学部卒、同大学院工学研究科修士課程修了後、スウェーデン・イエテボリ大学心理学科客員研究員、東京工業大学助教授、教授を経て、2009年より京都大学教授。専門は公共政策論、都市社会工学。内閣官房参与(防災・減災ニューディール)。表現者塾(発言者塾・西部邁塾長)元塾生。03年土木学会論文賞、05年日本行動計量学会林知己夫賞、06年「表現者」奨励賞、07年文部科学大臣表彰・若手科学者賞、09年日本社会心理学会奨励論文賞、同年度日本学術振興会賞等を受賞

万葉集

2020-01-29 17:27:31 | 日記
「体感する万葉集」(1)
【断ち切れない思いを表現する歌】 奈良大学教授…上野誠
今回のシリーズでは飛鳥、奈良時代に生きた人々が詠んだ歌の意味をくみ、その気分を訳したものを“体感訳”とし、現代に生きる私たちにも感じられるようにその心意を解説していきます。第1回は「断ち切れない切ない思いを表現する歌」として、万葉集巻10の2301番の歌を取り上げます。相手を好きと思う気持ちと嫌いと思う気持ちを行き来してしまう恋する女性の切ない心情を表現した歌です。
「体感する万葉集」(2)
【性愛を語る歌】 奈良大学教授…上野誠
今回は万葉集巻13の3270番の歌を取り上げます。この歌には夫を恋敵に寝取られた妻の憎しみが歌われています。当時、妻訪い婚(つまどいこん)という形式の結婚が広く行われ、夫婦は同居せず妻の住居に夫が夜訪れていました。妻は夫の訪れを待ち続けるという状態で、夫や恋敵への絶え間ない怒りと自信のなさ、やりきれない思いが描かれている、万葉集では異色の恋歌です。
「体感する万葉集」(3)
【恋人の息を吸うという万葉歌】 奈良大学教授…上野誠
今回は万葉集巻15の3580番の歌を取り上げます。作者は遣新羅使の妻で、夫に対する寂しくそして恋しい気持ちを歌にしたものです。遣新羅使とは、朝鮮半島の新羅へ派遣される使節団です。当時の船で新羅へ渡るのは長旅であり多くの危険を伴いました。その夫を見送る妻の気持ちを歌った恋歌です。また「息」の語源についても解説します。

虫たち

2020-01-28 17:05:00 | 日記
環境の変化によって滅びゆく虫たち。なかでも注目されないやつらを会うために、日本各地を探訪する。虫への偏愛がダダ漏れする一冊。

日本には名前がついているものだけで三万種近く、推定上は一〇万種の昆虫がいるとされている。しかし、そのなかで、すでに滅んだもの、滅びの道を歩み始めているものがいる。その状況に対して、保護活動が行われているが、綺麗なチョウやトンボ、ホタルや大型の甲虫ばかりが重要視されており、小さくてとにかく地味な虫は、おざなりに扱われている。そこで、日本各地にそれらの虫を探しまわり、発見するまでの格闘、発見した時の喜び、そして虫への溢れる思いを綴っていく。

著者略歴
小松貴
1982年生まれ。信州大学大学院総合工学系研究科山岳地域環境科学専攻博士課程修了、博士(理学)。九州大学熱帯農学研究センターでの日本学術振興会特別研究員を経て、独立行政法人国立科学博物館にて協力研究員。専門は、昆虫学、好蟻性昆虫

「『移民』で読み解く世界史」

2020-01-27 17:00:56 | 日記
【文明はどのように伝播したのか】
第1回「文明はどのように伝播したのか」。約700万年前に人類が誕生、私たちの祖先「ホモ・サピエンス」は15~10万年前、7~5万年前の2度アフリカを出て地球のさまざまな地域に大移動し定住することによって文明を形成しました。今回はなぜ人類は移動するようになったのか、そのルートとはそして移動をすることによって生まれた六大文明(エジプト、メソポタミア、インド、黄河など)のつながりについてお話し頂きます。

【太平洋を渡った人々の謎】
第2回「太平洋を渡った人々の謎」。「出アフリカ」が始まり、人類はヨーロッパ地域からベーリング地峡を経由しアメリカ大陸へと進み、1万1千年前には南米の南端まで到達したといわれています。陸だけでなく海上ルートの移動もあり、アフリカの南端から東南アジア諸島、オセアニア地域、ハワイなどに舟で渡った人々もいました。今回は「マヤ文明」などをもたらした移動ルートと共に日本列島への到達ルートも考察していきます。

【ヨーロッパ文明の起源を探る】
第3回「ヨーロッパ文明の起源を探る」。エーゲ文明はオリエント文明と結つき、高度の文化が開けました。前8C頃からギリシアにはいくつもの都市国家(ポリス)が出来、アテネでは民主政治、商工業や文化が発達。前4C頃にマケドニアのアレクサンドロス大王がギリシアを統一、更にオリエント各地にも遠征したことでギリシアには新しい文化「ヘレニズム文化」が生まれました。今回はヨーロッパ文明の起源についてお話し頂きます。