室内暮らしの愛犬愛猫に運動を強制すると、肉や魚な
ど酸性食品の効果が顕著に鋭敏に発揮されるようです。
その結果、アルカリ性が続いていた尿を急速に酸性化さ
せられるかもしれません。どうぞ試してみてください。
そんな劇的効果が期待できますので、ストラバイト対
策は運動第一としつつも、肉食併用を推奨しています。
ただし、あくまでも一に運動、二に運動、三四がなく
て五に肉食といった感じです。飼い主さんの身体状況な
ど止むを得ぬ事情があるときに限り、次善の手段として
肉食に頼るしかありませんが、その場合、肉食オンリー
に徹してください。野菜・果物は絶対に厳禁です。
論より証拠。「運動+肉食オンリー」のストラバイト
療法が見事に奏功し、冒頭のような礼メールを飼い主様
からいただけるようになった次第です。
私の持論を理解し実践された飼い主さんたちの大半が
ストラバイトの克服に成功されておられますが、たまに
理解不足の飼い主さんも散見されます。ご自分の不勉強
を棚に上げ、こんな質問メールを私にしてくるのは、も
う止めていただけませんか…。
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それなら、毎日一度でも、弱酸性~アルカリ性の尿が
出るようにすれば、糖尿病の魔の手から逃げ切れるかも
しれない。そんな期待を抱きつつ、自分を実験動物とし、
我が身を投げ出して実験しております。
もしも幸いにして、このまま透析を受けることなく、
失明せず、足を切断せず、昏睡死せず、病院無縁のまま
平均寿命まで逃げ切ることができたなら、万々歳。
新健康法として、「酸性尿のpHアップ術」を世に問わ
せていただきましょう。
このように、自分の尿でさえpH変動のメカニズムはも
とより、変動現象の全貌がつかみ切れていません。それ
なのに、犬や猫の尿のpH変動メカニズムが分かろうはず
はありません。
糖尿病不安の私がアルカリ性食品を食べても食べても、
アルカリ性の尿を出せなかったときがあったように、も
しかすると、アルカリ性の尿が出続けている愛犬愛猫に
酸性食品の肉や魚介類を食べさせても食べさせても、尿
が酸性化しないことがあるのかもしれない。
そんなときは、試しに愛犬愛猫がヘトヘトになるまで
運動させてください(ただし、病弱・老齢個体不可)。
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だが、もしかすると中和後のpHは、弱酸性~中性付近
に落ち着く場合が多いのかもしれません(空想)。
そのため、尿のpHの正常値は弱酸性~中性などと、先
人たちが錯覚させられたのかもしれない(空想)。
あるいは、pHチェックのタイミングが関係するのかも
しれません。たとえば、上図に示すように、尿のpHは酸
性→アルカリ性→酸性→アルカリ性と上昇下降を繰り返
しながら目まぐるしく変化しているわけですが、もしか
すると、カーブの頂上(アルカリ性)や谷底(酸性)よ
りも、途中の通過点(弱酸性~中性付近)をチェックす
る機会が多い(2倍?)のかもしれません。
そのため、「尿のpHに正常値がある。それは弱酸性な
いし中性である」、という変な誤解を招いてしまった、
のではなかろうかと推察されます。
私事で恐縮ですが、昔、私が33歳のときに虫垂炎手術
で入院して以来、69歳の今日まで病院無縁(歯科は別)
で生き延びてこられました。その私の尿は、何もしない
と常にpH5.6以下の酸性です。病院で血糖値を測れば、
即座に糖尿病と診断されてしまうかもしれません。
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ふだん酸性尿を溜め慣れている私の膀胱にとって、ア
ルカリ性の尿は粘膜を刺激し(熱い?)、早く急いで排
出させねばならない。それが、突然の激しい尿意として
私に感じられたのではなかろうか?(空想です)。
ただの無責任な想像にすぎません。でも、交感神経が
緊張すると体液が酸性に傾き、ホメオスタシスの働きに
よって体内の過剰な酸が腎臓で濾過されて尿が酸性にな
るのではなかろうか(空想)。
その逆に、嬉しかったり楽しかったりすると交感神経
の緊張が弛緩する一方、副交感神経が活性化して尿がア
ルカリ性になるのではなかろうか(空想)。
ある瞬間に腎臓で酸性尿が作られ、輸尿感を通って膀
胱に溜まる。次の瞬間には、アルカリ性の尿が腎臓で作
られて膀胱に流れ込む。次々に酸性やアルカリ性の尿が
膀胱内に溜まっていくのではなかろうか(空想)。
膀胱の中では、酸性尿とアルカリ性の尿とが混合し、
中和される。ただし、中和といっても中性(pH7.0)に
なるわけではなく、アルカリ度の高い尿が大量に溜まっ
ていれば出てきた尿がアルカリ性になり、酸性度が高け
れば尿が酸性になるのではなかろうか(空想)。
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朝からズーッと酸性尿が続いている日でも、日課の歩
禅・走禅(歩いたり走ったりすることで座禅と同じ禅定
の境地になれるかもしれない? ただし、脳細胞の萎縮
によるただのボケかもしれないが…)に出かける前、君
子のたしなみとして尿意がなくてもトイレに寄ります。
チョロチョロと少し出た(pH5.6)。それから土手道
を10Kmほど歩き、帰宅直後に尿意を催してチェックする
と、pH5.4。好きな昆布茶を飲んで、30分ほど昼寝。
昼寝後しばらくしての尿は、たいてい弱酸性~アルカ
リ性にピョンと上昇しています(たまには例外もある)。
何故、昼寝をすると尿のpHが上昇するのか?
メカニズムなんて分かりませんけれど、尿のpH変動に
は、運動や食品と同じか、それ以上の割合で自律神経が
密接に関与しているような気がします。
直観的に、そんな感じがしてなりません(ただし、あ
くまでも「感じ」だけです)。
別の実例では、食後にグレープジュースを飲み、1時
間ほど昼寝して目が覚めて排尿(pH6.2)。その約20分
後、突然の激しい尿意に襲われ、慌ててトイレに駆け込
んだら、なんとpH8.0の尿が出ていたことがあります。
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変動メカニズムがつかめるかもしれない。
しかし、面倒くさいな。他の人にお任せしたい、とい
うのが私の本音です。現実の現象は奇々怪々。
たとえば、3年前までは常にpH5.6以下の酸性尿が出
ていた私の場合、アルカリ性食品を食べても食べても、
なかなかアルカリ性の尿が出てきてくれませんでした。
体内に大量の酸が溜まっているために、ちょっとやそ
っとのアルカリ摂取じゃ追い付かないのだろうか?
そんな状態ならアシドーシスになっているのでは?
あるいは、老化が進んで、腎機能が低下してしまった
のだろうか…?
そんなとき、思いがけず、急にアルカリ性の尿が出て
きてビックリさせられることがありました。たとえば、
●久しぶりに孫たちが遊びに来てくれた。嬉しいな。と
思ったとたん、ピョンと尿pHアップ!
●上手なマッサージ師に足裏を押してもらって気持ち良
かった。不思議なことに、尿pHがピョン!
●土曜夕方のテレビ「大喜和」(利の字が和に見える)
が面白くてクスクス笑った。何故か、ピョン!
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最新の医学や生理学の分野で、どこまで人間や動物の
尿のpHについて研究されているのか、私は知りません。
手元の古い医学書を調べてみると、血液(尿ではなく
血液)のpHを正常に維持するメカニズムらしきことが、
次のように説明されています(大正11年発行、『内科診
療の実際』、東京・南山堂)。
「体内では、燃焼によって絶えず酸を作る。即ち蛋白質
からは硫酸、燐酸、尿酸が造られる。脂肪からは炭酸と
乳酸が造られる。乳酸は更に分解して、炭酸ガスと水と
なる。炭酸は肺から排出されるが、一部は炭酸となって
血液に酸性を呈する。含水炭素から炭酸を発生する」
「是等の酸は正常時には、貯蔵アルカリ(重炭酸塩類、
第二燐酸塩類)によって中和されて、塩類となって尿か
ら排泄される。此の貯蔵アルカリを増加するのは塩基食
(アルカリ性食品)である」
「日常、体内発生の酸(硫酸、燐酸、炭酸、塩酸)はア
ミノ酸から発生するアンモニアで中和されるが、食品中
のアルカリ成分(カリウム、ナトリウム、カルシウム等)
も亦、中和に参加する」
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しからば、尿のpHが絶えず上下変動するメカニズムは
どうなっているのだろうか?
「自分で愛犬の尿のpHを続けてチェックしてみたら、運
動させるだけで尿が酸性に下がり、キラキラ光る砂粒状
のストラバイトが消えました。でも、すぐまたアルカリ
性に戻り、尿のpHが上昇下降を繰り返えすという中島先
生の言うとおりでした。これからも中島先生のホームペ
ージを良く読んでメカニズムを勉強します」
たいへん嬉しいメールですが、甘い甘い。メカニズム
を知りたいのは私も同じだけど、いくら勉強したって分
かるもんじゃありません。学校で教わる知識は上っ面だ
けで、皮1枚めくれば分からないことだらけです。
尿のpHも同じです。続けて何度もチェックすれば、上
昇下降の変動現象を捉えることができるものの、それと
尿pH変動のメカニズムを解明することとは別問題です。
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「尿は体内(腎臓-尿管-膀胱-尿道)を経由する液体
だから体液である。体液であるからして、血液のpHに正
常値があるように尿のpHにも正常値がなければならず、
血液pHの正常値と尿pHの正常値とは相関し連動している
に違いない」、とでも考えたのではなかろうか。
大事なことなので、何度も繰り返して申します。権威
ある立派な本に何と書かれていようとも、尿のpHに正常
値はありません。これが、事実です。
測定可能範囲pH5.0~8.0のpH試験紙で尿を検査すると、
ヒトもイヌもネコもpH5.0~8.0の範囲内で絶えず目まぐ
るしく上昇下降を繰り返しています(実際にはpH4~9
くらいの幅で変動か?)。
尿は体外へ捨てられる廃液です。廃液だから、性状を
一定に保つ必要はないのです。故に、尿のpHには標準値
も平均値も正常値もありません。
獣医業界には、様々な学説が横行しているようです。
たとえば、「尿のpHは一定でなければ病気だ、弱酸性に
維持しなければいけない」などと言う学説もありますが、
それらは全部ウソです。事実は、尿のpHに正常値なし!
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上がったり(アルカリ性)、下がったり(酸性)。
さぞや、ビックリされたことでしょう。
でも、それが尿のpHの普通の状態なんですよ。
それで正しいのです。事実に勝る権威なし。
もしも、上下に変動せず、尿がアルカリ性になりがち
だと、犬・猫ならストラバイトが出たりテンカンになっ
たりします(人間なら癌の疑いもあるという)。
酸性尿が続く人間は、痛風、リウマチ、アトピー性皮
膚炎、糖尿病などの可能性があるそうです(3年前、私
の尿は常にpH5.6以下の酸性でした、アップ術で改善)。
それでもなお、百科辞典や生物学辞典や医学辞典など
権威ある本に書かれている天動説(尿のpHの正常値はpH
〇〇なり)を信じたいのであれば、どうぞご勝手に。
洗脳は私ごときの任に非ず。
昔の権威ある先人たちが、「尿のpHの正常値」という
虚像をでっち上げざるを得なかったとしたら、その背景
や根拠は何だったのだろうか。私が推察するところ、ど
うやら尿を体液の一つと考えていたらしいのです。
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続けて何回かチェックしてみてください。
毎月1回とか、毎週1回とかの単発的な定期検査では
ダメです。また、ご自分の気が向いたときとか、都合が
良いときに検査するのでもダメです。
それでは分かりません。尿のpHをチェックするときは、
なるべく続けて数日間、排尿のたびに小まめにチェック
してあげましょう。
散発的・断続的でなく、数日間 まとめて尿のpH値を
チェックする。これが重要です。こうすることにより、
pHカーブの存在を確認できます。
なお、尿のpHチェックに使用する便利な検査グッズと
して、「特許pHスティック」をお勧めさせていただき
ます。化学検査に不慣れな飼い主さんでも、簡単・確実
に新鮮な尿のpHを検査できるように私が工夫し、特許を
取得したものです。ぜひ、お試しください。
排尿中の新鮮な尿線にpHスティックを素早く接触させ
る(これを尿線カットと言います)。たちまちpH試験紙
が鮮明に発色します(5分間以上褪色しないのが特許)。
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ぐるしく上下変動を繰り返してこそ正常なんです。
それなのに、尿のpHに正常値があるなどと間違った定
説が普及してしまったのは何故か。たぶん、明治の昔、
尿は血液などの体液の一種だと医学者たちに誤解されて
いたせいだろうと思われます。
そもそも、血液やリンパ液、細胞液などのpHは一定で、
生まれてから死ぬまでpH7.4±0.5に維持されています。
これをホメオスタシス(恒常性維持機能)と言い、動
物種によってpH値は若干変わるものの、すべての動物に
備わる極めて重要な基本的な生理現象です。
しかし、尿は体液じゃありません。血液などと違い、
尿の役割は別のところにあるのです。
すなわち、腎臓で濾過された老廃物や有害物を体外へ
捨てるための廃液です。廃液でしかない尿にホメオスタ
シスは働きません。無駄になるからです。
これから体外へ捨てるのに、わざわざpHを一定に維持
する必要なんてあろうはずがないじゃありませんか。
したがって、尿のpHに正常値があり、pH○○が正常だ
などとする記述は、総て誤りです。
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前の図は見辛いので拡大しました(老人も若犬も尿pHが上下変動)
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そりゃあそうでしょうよ。たまたま動物病院の尿検査
でpHがアルカリ性だった。さあ、大変、急いで尿を酸性
にしなければならない!
なんて診療が罷り通っているとしたら、笑止千万。不
味い処方食を食べさせられる犬や猫たちも、高い診療費
を払わされる飼い主さんたちもお気の毒です。
そもそも、庭で寝ている健康な犬や屋外への外出自由
な猫なら、運動不足、野菜・果物などアルカリ性食品の
やり過ぎ、電磁波、可愛がり過ぎなどの原因により、尿
がアルカリ性になったまま低下しないなんて異常事態は
絶対に起こり得ません。
尿のpHがアルカリ性になっても、次の瞬間、あっと言
う間に尿が酸性化するのが普通だからです。
尿のpHは絶えず目まぐるしく酸性→アルカリ性→酸性
と上昇下降を繰り返して変動しています。人間も、犬も、
猫も、それが正常の姿であり健康な証拠です。
たとえば、私のように常に酸性の尿が出続ける人間は、
糖尿病・痛風・リウマチなどの患者もしくは患者予備軍
です。いっぽう、犬や猫の尿がアルカリ性になったまま
低下しなければ、必ず尿にストラバイトが出て来ます。
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リンゴ婆ちゃん(80歳)と愛犬(2歳)と私(67歳)の尿pH(2008)
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12.尿のpHに正常値はありません
特許pHスティックをご利用くださる飼い主様の多くが、
尿のpHに正常値があると思い込んでおられるようです。
そのため、愛犬・愛猫の尿のpHを弱酸性にしなければ
いけないし、弱酸性のまま維持しなければいけないのだ、
と頑なに信じているようなので非常に困ります。
「尿は汚水です。体内に溜まった老廃物や有害物を体外
へ捨てるための廃液です。だから正常値なんてない!」
尿は廃液だから、捨てられる成分によって、酸性→ア
ルカリ性→酸性→アルカリ性という具合に、絶えず目ま
ぐるしく上昇・下降を繰り返しているのです。
このように上下変動を繰り返すのが正常で、健康の証
拠です。それが事実であり、事実に勝る権威なし。
尿のpHは目まぐるしく変動している。この事実が常識
として普及すれば、動物病院の獣医師も、飼い主さんた
ちも、尿のpHの定期検査なんてバカらしくなり、やって
られなくなるはずです。
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目次
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もしも、もしもの仮定の話ですよ。もしも砂糖がこび
り付いた豆菓子のような状態のまま、「ストラバイト由
来の結石」が大きくならないと仮定すれば、膀胱をパン
パンに膨らませることにはならないだろう。
だが、たぶん落花糖みたいに結石の表面はザラザラだ
ろうから、膀胱粘膜を傷付けて血尿が出るだろう。でも、
血尿が原因で犬や猫が死ぬことはあるまい。
実際はどうなのか確認していませんが、もしも、「ス
トラバイト由来の結石」が膀胱いっぱいにまで大きくな
らないのであれば、犬や猫の腹を切り、膀胱切開をして
結石を摘出する必要はないんじゃなかろうか?
少なくとも、あと数年以内に死ぬのが定めの老犬・老
猫の場合、摘出手術の苦痛を与えず、静かに死なせてあ
げた方が良いのではなかろうか?
ただし、これは隠居した老獣医師の無責任な妄想かも
しれません。「ストラバイト由来の結石」が大きくなら
ないのどうか、実際に確認したわけではないのです。
つきましては、我が子(犬・猫)の膀胱結石を摘出す
るしないのご判断は、主治医と相談して飼い主さんが自
己責任で決めてください。私は責任を負えません。
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