もしも、もしもの仮定の話ですよ。もしも砂糖がこび
り付いた豆菓子のような状態のまま、「ストラバイト由
来の結石」が大きくならないと仮定すれば、膀胱をパン
パンに膨らませることにはならないだろう。
だが、たぶん落花糖みたいに結石の表面はザラザラだ
ろうから、膀胱粘膜を傷付けて血尿が出るだろう。でも、
血尿が原因で犬や猫が死ぬことはあるまい。
実際はどうなのか確認していませんが、もしも、「ス
トラバイト由来の結石」が膀胱いっぱいにまで大きくな
らないのであれば、犬や猫の腹を切り、膀胱切開をして
結石を摘出する必要はないんじゃなかろうか?
少なくとも、あと数年以内に死ぬのが定めの老犬・老
猫の場合、摘出手術の苦痛を与えず、静かに死なせてあ
げた方が良いのではなかろうか?
ただし、これは隠居した老獣医師の無責任な妄想かも
しれません。「ストラバイト由来の結石」が大きくなら
ないのどうか、実際に確認したわけではないのです。
つきましては、我が子(犬・猫)の膀胱結石を摘出す
るしないのご判断は、主治医と相談して飼い主さんが自
己責任で決めてください。私は責任を負えません。
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