だが、もしかすると中和後のpHは、弱酸性~中性付近
に落ち着く場合が多いのかもしれません(空想)。
そのため、尿のpHの正常値は弱酸性~中性などと、先
人たちが錯覚させられたのかもしれない(空想)。
あるいは、pHチェックのタイミングが関係するのかも
しれません。たとえば、上図に示すように、尿のpHは酸
性→アルカリ性→酸性→アルカリ性と上昇下降を繰り返
しながら目まぐるしく変化しているわけですが、もしか
すると、カーブの頂上(アルカリ性)や谷底(酸性)よ
りも、途中の通過点(弱酸性~中性付近)をチェックす
る機会が多い(2倍?)のかもしれません。
そのため、「尿のpHに正常値がある。それは弱酸性な
いし中性である」、という変な誤解を招いてしまった、
のではなかろうかと推察されます。
私事で恐縮ですが、昔、私が33歳のときに虫垂炎手術
で入院して以来、69歳の今日まで病院無縁(歯科は別)
で生き延びてこられました。その私の尿は、何もしない
と常にpH5.6以下の酸性です。病院で血糖値を測れば、
即座に糖尿病と診断されてしまうかもしれません。
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