ストラバイトSOS!

愛犬・愛猫の尿の中にキラキラ光る粒々(ストラバイト)が見えたらSOSです。尿のpHチェックに特許pHスティックをどうぞ!

01 拙著いよいよ発売開始

2005年11月30日 16時08分38秒 | 痛風

室内暮らしの犬や猫に燐酸塩系膀胱結石が多発しています。この結石の元であるストラバイト(燐酸アンモニウム・マグネシウムの結晶)は、尿がpH7.0以上になると尿中に析出(結晶化)し、尿pH6.6以下になると溶けて消えます。だから、ストラバイトが出ても慌てる必要はなく、アルカリ性の尿を長引かせないようにすれば結石形成を確実に防止できます。尿の酸性化は簡単で、1に運動、2に肉食。これだけでOKです。
アルカリ性の尿を出し続けているペットとは逆に、痛風(高尿酸血症)や糖尿病の皆様は、いつも酸性の尿を出し続けているとのこと。それなら、酸性の尿pHをアップさせて弱酸性~アルカリ性にしてみたらどうなるのでしょう?
もしかしたら、ペットで膀胱結石の予防/再発防止効果が確認されているように、痛風・糖尿病患者の方々にも何か良い現象が起こるのではなかろうか?
そんな期待が頭の隅をかすめるのですが、医師でない私には自分の仮説を確かめる手段がありません。そこで、はなはだ図々しいことながら、私が思いついた無責任な仮説にご興味を持たれた方々にデータを取っていただければ幸いと存じ、このたびささやかな小著「出てますか?弱酸性尿」の自費出版に踏み切った次第でございます。

ご自身やご家族(ペットを含む)の尿pHをpHスティックで測定していただいた皆様から寄せられた貴重な情報を土台とし、なるべく私自身で考えたオリジナルの持説持論を展開しようと心がけたつもりです。ところが、いざ着手してみますと意外なほど内容が貧弱でして、本の体裁を整えるためには先人の残してくれた業績の借用が不可欠なことを改めて思い知らされました。それでも、私の日頃の存念をかなりのところまで開陳することができたのではなかろうかと、ほぼ納得し、ほぼ満足しております。

    第1章 尿について、ちょっとだけ勉強しておきましょう
   第2章 尿のpHは目まぐるしく変動するのが正常です
   第3章 尿のpHに影響を与える三大要因の一(食品)
   第4章 尿のpHに影響を与える三大要因の一(運動)
   第5章 尿のpHに影響を与える三大要因の一(自律神経)
   第6章 痛風(高尿酸血症)だと尿が酸性です
   第7章 アルカリ尿を出す室内暮らしのペットたち
   第8章 これが特許のpHスティック     〈計196ページ〉


しかし、なにぶんにも初めてのことばかりで勝手がわからず、ミスが目立ってなりません。たとえば、契約時に紙質を確かめておかなかったのがいけなかったらしく、どうも紙が粗末でザラザラな手触りが気になります。
また、当たり前といえばそれまでなんですが、校正の見落としを誰も助けてくれないようです。一番痛い致命的な見落としが帯文にあり、ストラバイト(尿結晶)と印刷されるべきなのに(尿結石)となっておりました(ガックリ…)。
それに、著者校正は二校までのため、二校の段階で訂正した箇所が指定どおりにちゃんと直っているかどうか確認できないまま印刷されてしまいました。
そのため、第6章「痛風体験者の方々と交わしたメール」の字体が小さすぎて老眼には読み辛い。もう一回り大きなフォントに変更してほしいと希望したところ、そのように変更してくれはしたものの行の配列がガタガタに崩れたまま印刷されてしまい、非常に残念です。
完全無欠な人間なんかいやしないし、完璧な仕事もありっこない。負け惜しみかもしれませんが、そう思って諦めました。
そんな不完全で未完成な本ではございますが、明日、2005/12/01より全国書店の新刊コーナーか健康書コーナーに置かれているはずです。ぜひとも、お手に取ってご覧ください。そして、お買い上げいただけますれば、これに勝る喜びはございません(1,300円+税)。その節は心より篤く熱く御礼申し上げます。
もしも売り切れていましたら、恐れ入りますが、出版元の文芸社(東京・新宿)に電話で注文なさってください03-5369-2299(販売)。もちろん書店に注文してくださっても結構です。
拙著が果たして希望どおりにヒットしてくれますやら? まさか、ぜんぜん売れないなんてことはなかろうと思うものの、幕が開くまで不安でドキドキです。中島健次拝