ストラバイトSOS!

愛犬・愛猫の尿の中にキラキラ光る粒々(ストラバイト)が見えたらSOSです。尿のpHチェックに特許pHスティックをどうぞ!

40 きみまろ氏を見習う

2006年02月04日 14時56分54秒 | 痛風

毒舌漫談で人気のキミマロ氏が世に出る前、ドライブインで休憩中の長距離トラックや観光バスの運転手さんたちに、自費製作の録音テープを配りまくったとのこと。
そんな苦労話をテレビで拝見しながら、つくづく思い知らされました(オレは甘い。無名の獣医師にすぎないオレが痛風や糖尿病の皆様に新しい健康法を提案させていただくからには、地を這うような努力を積み重ねて行かなければならないんだ…)。
と、思うのは簡単。だが、いざ実行するとなると、そうはいかない。拙著「出てますか?弱酸性尿」は手元に数十冊しか残ってなく、私のブログにコメントしてくださった方々へ進呈する分にさえ足りません。そこで、トラックバック(足跡残し)とやらの世話にならせていただこうと思い立ち、キャッチフレーズみたいなブログNo.37(弱酸性尿が出てますか?)を書いた次第です。
投稿(01/31)から今日まで5日間、とりあえず痛風と糖尿病のキーワードで検索し、新着ブログの目ぼしいものに片っぱしから足跡を残す作業を繰り返してみました。ところが、トラックバックお断りというブログが少なくなく、またライブドアなどID番号がないと受け付けてくれないブログもあって、歩留まりが6割くらいの結果です。しかも、先様の反応たるや極めて鈍く、せっかくの足跡がさっさと箒で掃き消されてしまっているように感じられてなりません。
まあ、これが辻説法では当たり前なんでしょうね。まさか、自分を偉大な先覚者になぞらえるつもりなど毛頭ございませんが、それでも、ほんのチョッピリだけ、前人未踏の境地を歩む孤独な開拓者の心境を実感できたような気がしました。
毎日毎晩3年間も、自分の尿のpH測定を黙々と続けてきて、これからも続けて行けるだろう人間は、たぶん世界中で我一人。そんな私が、たった5日で諦めてはなるまい。まがりなりにもブログを始めたからには、嫌われようと無視されようと貶されようと、黙々と図々しく丹念に足跡を
残し続けてみよう。ひょっとして、3年くらいで芽が出るかも…。ただし、私のボケがひどくならず、また恐れている糖尿病から逃げ続けていられたら、という条件をクリアできればの話ですけれど…。


39 私は糖尿病じゃありません!

2006年02月02日 09時53分25秒 | 痛風

当ブログNo.37(弱酸性尿が出てますか)で、恐る恐る「足跡残し」(トラックバックの和訳私案)を試させていただいたところ、佐賀で医療費削減に貢献中の村上剛一様から 、たいへん嬉しくありがたい激励のコメントをいただきました。
さっそく御礼コメントを差し上げたところ、どうやら文章の書き方が悪くて誤解されたようです。先様のブログ
http://muladen.way-nifty.com/about.htmlに、中島も糖尿病患者らしいと紹介されました。でも、せっかくですが、病院で糖尿病と診断されない限り、まだ自分は糖尿病になっていないのだ、と思い続けて行きたい。そう私は願っております。どうして?
わけを申せば、理由は単純。一族全員が糖尿病で死ぬ可哀想な家系に生まれた私としては、糖尿病と診断されることは即、死刑宣告と同じだからです。インスリンを打ち続けて透析に至り、やがて網膜症で失明し、壊疽で片足を切断し、最後は尿毒症になって病院のベッドの上で死ぬ。そんな姿を何人も身近に見てきた私にとって、病院は治癒を喜ぶ楽しい場所でなく、忌まわしき墓場への入り口に他なりません。
病院に行って病名を付けられなければ病人ではない、のだそうです。それで手遅れになって私が短命に終わるとしても、自己責任でそうするのだから文句あるまい。だから、まだ私は糖尿病じゃない、と思い込もうとしております。
でも、無性に甘いものを食べたくなったり、お茶をガブ飲みしたり、トイレでジャーと出たものが泡立ったり、テレビを見ていて目がかすんできたりすると、アアそろそろオレも一巻の終わりか…。でも、一向に体重が減らないし、いつ食べてもミカンが甘いし、お茶やコーヒーが美味いのに口渇感はないし、テルモの試験紙では尿糖陰性!
やっぱり私はまだ糖尿病じゃないのではなかろうか。このまま毎日一度、弱酸性尿が出るように工夫し努力するだけで、もしかしたら老衰死するまで糖尿病の魔の手から逃げ切れるかもしれない。あと5年、あと10年、インスリンを打つことなく私が生き延びることができたら、糖尿病で死ぬ運命にある一族全員の光明になるはずです。そうなれば、糖尿病の恐怖に脅える多くの方々に、尿pHアップが新健康法として受け入れていただけるのではなかろうか。などと、虫の良いことを期待している次第でございます。
ついでに申しますと、当ブログのカテゴリーを糖尿病ではなく、痛風にしているのは何故か。それは、糖尿病だと尿が酸性になることのメカニズムを、いまだに勉強することができないからです。納得できる説明が書いてある本に、私はめぐり合っておりません。この点、痛風の原因は簡単明瞭なようです。それともう一つ、痛風が猛烈に痛いとはいえ、直接それで死ぬことはないらしい。それなら、医師でない私が無責任な私見を述べたとしても、まあ許していただけるのではなかろうかとの勝手な思惑もあります。でも、今後、気が変わってカテゴリーを糖尿病に移すことがあるかもしれません。もちろん、モウロクせずに生き延びていれば、という前提ですが…。


38 いよいよ拙著第4章(運動)へ

2006年02月01日 12時24分36秒 | 痛風

痛風や糖尿病などの古典的なアルカリ食療法(当ブログ22ご参照)は、食べ物に関する話なので切りがありません。一応この辺で切り上げ、次のテーマに進めさせていただきます(蜂蜜や果糖など、ご質問あれば随時回答させていただきます)。
拙著の第4章「尿のpHに影響を与える三大要因の2(運動)」で最初に掲げた見出しが、「動物は動いてこそ
動物なり」です。
当たり前じゃないかと思われるかもしれません。でも、それがそうでもないのです。テレビ
などで報道されていないようですが、冷暖房完備の快適な室内で寝そべっている幸せな犬や猫たちに、燐酸塩系の膀胱結石が多発しているのです。結石が尿道を塞ぎ、尿が出なくなって尿毒症で死ぬ。そうならぬよう、膀胱切開やペニス切断の手術を受ける犬や猫が増え続けています。
可哀想な犬や猫の尿は、例外なくpH7.0以上の
アルカリ性。尿pHを低下させるため、動物病院では外国から輸入した不味くて高価なフードを飼い主さんに押し付けています。
そのような治療方針に逆らい、尿の酸性化なんて簡単だ。1に運動、2に肉食だけでOK、と初めて提唱し
たのが私です。獣医師仲間に嫌われながらも、マンション住まいの飼い主さんたちに、日当たりの良い屋外での運動を奨励し続けてきました。
それが出来たのは、私が自分の身体で運動効果を確認していたからです。拙著(69~72ページ)に詳しく書い
ておきましたが、酸性尿を出し続けていた私が尿pHアップの試行錯誤を始めた当時、クエン酸の過剰摂取によって尿がアルカリ性になったまま、翌日になっても下がりません。このままではペットと同じように、オレも膀胱結石が出来てしまう。恐怖にかられ、酸性食品を食べても反応なし。不安を抱きつつ日課のジョギングをして帰宅し、尿pHをチェックしたら、何と見事に酸性になっていたのです。
ピカッ! 天啓のごとく閃きました。筋肉に乳酸などの疲労物質が溜まり、それが腎臓で排泄された。それで
、酸性の尿に戻ったのではなかろうか。そうだとすれば、アルカリ性の尿を出し続けている犬も全力疾走させれば弱酸性~酸性になるに違いない。猫も、ネコジャラシなどで誘い、床の上でピョンピョンとジャンプさせてやれば、必ず尿pHが下がるはずだ。
こんな思いつきによる運動療法ですが、飼い主さんたちに実行してもらったところ、実際に驚くほどの著効を
発揮してくれたのです。たちまち、同病の我が子(犬・猫)に悩む飼い主さんたちの間に口伝えで広まりました。先日たまたま書店で犬の月刊誌をめくっていたら、室内で寝そべるゴールデンレトリーバーの写真に添えて、「寒い冬の毎日の散歩、飼い主さんも楽じゃない、でもダイジョーブ、このフードを食べさせれば尿はアルカリ性になりません」、という宣伝文句が目に止まりました。私の提唱した運動療法を煙たく思っていることがうかがわれ、ちょっと愉快になりました。
さて、そこで、人間はどうなのか。常に酸性尿を出し続けている痛風や糖尿病患者の皆さんの場合、へたに運
動などしようものなら、酸性尿がさらに酸性化してしまうのではなかろうか?
結論を先に申せば、決してそんなことはありません。むしろ、歩行後に尿pHがアップすることもあるのです。お
いおい詳しく論じて参りたいと考えておりますが、その前に無責任な空想を一つ。
突然、職場や空港などで痛風の激痛に襲われ、車椅子や救急車で病院へ駆け込んだという写真付きのブログを
拝見しながら、フト思いました。歩けないほど足が痛いということは、もう歩かないでくれ働かないでくれという身体からのメッセージではなかろうか。何もせず、何も食べず、水だけ飲んでジッと静かに横たわることを身体が求めているのではなかろうか。
そうすれば、やがて飢餓から命を守るため、体内の不要な脂肪が消え、筋肉も減って骨皮筋衛門になる。すると、無用な針状の尿酸結晶も栄養のたしに吸収されてしまうのではなかろうか。あくまでも私の勝手な空想です。決して人体実験をお勧めするつもりはございません。もしも万一、自分で試してみようと思われる方がおられましたら、何卒、自己責任にてお願い申し上げます。