写真18.おキツネ様の祠(ほこら)も「活気」に包まれている
〇先生の動物病院は「活気」に包まれてますか?
埋炭効果や「活気」の存在を信ずるも信じないも、先生方の自由です。信じていただけなければ、それはそれで一向に構いません。無理に私が押しつけるつもりなど毛頭ございません。
でも、事実は事実です。生きている元気な「優良地」からは、雨が降ると「活気」が噴出してくるんです。ウソだと思うなら、近所の配水管が埋まっていなさそうな神社の地面を、ストロボ強制発光のデジカメで撮影してみてください。それでナルホドと納得されましたら、ご自分の病院の周囲を同じように撮影してみてください。
先生の病院が「優良地」の上に建っていれば、おキツネ様の祠(写真18)に負けないほどの「活気」や「雨玉」に包まれているはずです。そういう病院は飼い主さんたちの評判が高く、繁盛しているに違いありません。
病院の玄関前や外回りの撮影だけでなく、病院内の手術室や入院施設の周囲の地面もデジカメで撮影してみてください。そこにも「活気」が出ていたら、治療効果が抜群に良好なはずです。
何故なら、病んだ患畜たちが「活気」に包まれるということは、とりもなおさず土屋(ひじや)先生の発明された「電子ケージ」に収容された犬や猫と同じように、ウットリするほどの心地良さを味わっていると思われるからです。
東京農工大学卒の私の同級生が若いころ嘆いていました。
「オレの手術の腕はアイツよりも上なのに、病院の売り上げがアイツのところに敵わない。開業した場所が悪かったんだ。悔しい!」
くだんの同級生は劣勢を挽回しようとして、病院の外装をメルヘンチックに塗り替えたり、高額な診療機材を買い揃えたり、美人スタッフを雇い入れたりしてましたが、それでも期待するほど病院経営が順調にならかったらしい。
今になって思えば、学校出たての若い獣医師が希望に燃え、借金までして無理に建てた動物病院は、不運にも「ケカレチ」の上だったのかもしれません。
本誌ご購読の先生方が希望を抱いて新築なされた動物病院なんだから、どうか、「ケカレチ」の上ではありませんように。でも、万一、「ケカレチ」であっても、慌てる必要はありません。獣医師の土屋大先輩が自ら実践してくださったように、敷地の中央に穴を掘って炭を埋めれば良いのです。
そうすれば、院長ご自身も、ご家族全員も、スタッフ一同も健康になりましょう。そして、笑顔の絶えない動物病院には飼い主さんたちの来院ひきもきらず。故障した犬や猫への診療効果も高まり、益々の大繁盛間違いなし。
と、私は期待して止みません。でも、実際はどうなるか、私は責任を負えません。タバコや大酒を止められないくせに、無病息災であり続けようなんて図々しい。先生方からの成功体験談を楽しみにお待ちしております。
なお、埋炭方法は簡単で、手先の不器用な私でも出来たほどです。でも、数社あるプロの埋炭専門業者に任せた方が楽だと思われますなら、インターネットで検索してください。キーワードは「まいたん」です(完)。
参考文献
宇野名美恵「相似象第6号」(相似象学会事務所、1973)
土屋碩夫「積極的衛生」(パテントコンサルタント13-10号、2001)
船井幸雄「イヤシロチ-万物が蘇生する場所がある」(評言社、2004)
船井幸雄「イヤシロチⅡ-心地よく棲む方法がある」(評言社、2005)
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