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ワールドカップ旅行記(6/23)

2006-09-18 10:32:54 | 2006ドイツワールドカップ
今日のテーマは「もう1試合観たい」です。

0730 起床 昨夜は夜更かししたので、さすがに早起き出来ず。0830まで散歩。
0900 朝食 たくさん食べて元気回復。日本敗戦のショックは多少あるけど。。。荷物の整理、洗濯をしながら今日の行動を練る。Fちゃんは「今日はスペイン vs チュニジア@カイザースラウテルンへ行く」と言って先にホテルを出発した(0930)。

 一人残った私。「今日は何をしようか?どこへ行こうか?」を考える。「トーゴ対フランス@ケルン(21:00)」、「韓国対スイス@ハノーバー(21:00)」、「ウクライナ対チュニジア@ベルリン(16:00)」の3試合が観戦可能な選択肢。この時点(10:00)で「スペイン対サウジアラビア@カイザースラウテルン(16:00)」はDB乗り継ぎが不便かつ往復に時間が掛かるのでパスした。

「韓国対スイスは終了が23:00過ぎ@ハノーバー」これだとヴッパタールまで帰ってくるのが、深夜か明け方になっちゃう。ベルリンは遠くICEでも片道4時間も掛かるし。。。。「やっぱり、近場のトーゴ対フランス@ケルンかな、チケットも買えるかもしれないし」とも思うけど、21:00キックオフまではまだ随分と時間がある。

 そこで「まずはハノーバーに行って韓国サポータの熱気、盛り上がりを具合を体感する。運良くチケットが入手できればそのまま試合観戦する(帰路は成り行きに任せる)。チケットが入手出来なきゃ、21:00キックオフのケルンへ行けば良いし」と今日の行動を決定した。(ドイツ滞在も5日目ともなると、「行きゃぁー、何とかなるっしょ」的な大らかな精神状態になっている自分です)

 荷物の片付け、洗濯、部屋の掃除を終えて、10:50にホテルを出発。ヴッパタール中央駅で、ハノーバー行きを調べると、タイミング良く11:17発ICEあり。

1107 Wuppertal Hbf駅発[ICE557] 窓際自由席は満席で通路側に着席。

 

 乗車して気付いたのだが、このICEはHannover経由のBerlin行であった。このICEなら、Ukrine vs Tunisia @Berlin(1600)に間に合いそうなので、ハノーバーからベルリンへ目的地を変更した。

 隣席はメキシコ・ガイ。翌日(6/24)のアルゼンチン対メキシコ@ライプティヒを観戦に行く途中らしい。英語&スペイン語でおしゃべりを楽しむ。氏はLawyer(法律家)で、政府機関で働いているらしい。しばしスペイン語の勉強。「どういたしまして」は、"Encantada Senorita"、"Encantado Senor"が正しい。性別による語尾変化に注意しよう。

 さらに近席の韓国サポと遭遇した。今日もフットボールトレインだ。幸運にもメキシカン、コリアンガイともに英語を話せたので、メキシコ、韓国、日本のサポで歓談する。Jリーグで活躍する(した)、チョ・ジェジン(清水)、パク・チソン(元京都、マンチェスターユナイテッド)、アン・ジョン・ファン(元清水、デュイスブルグ)らの名前をあげると、コリアンガイは嬉しそうな笑顔で微笑んでくれた。私が「Please beat Switzland and go to best 16, I am also supporting South Korea as a friend of Asian countries.」と韓国の健闘を祈ると、コリアン・ガイはガッチリとした握手で返してくれた。

 ”Copa de mundo(World Cup)は、色々な国の人々と会って話しが出来る、とても幸せな時間だゼ”とは、メキシカン・ガイのお言葉。まさにその通り、「日本は負けたけど、韓国よスイスに勝て!」、私の素直な気持ちでした。過去の暗い歴史はあれど、こうやって韓国の人と親しく触れ合えた事を、フットボールの神様に感謝しています。

1331 Hannover 着/発 私の隣席には美人なドイツ人女性が乗車(指定席)してくる。メキシコガイは空席へ移動する。(DBは指定区間以外は自由席扱いのため)

 Berlinへ向かう車中で、ポルトガルの帽子をかぶった怪しいラテン系のオヤジが、”Do you need tichets?”と言いながら歩いて来た。「どの試合のチケットなの?」と聞くと、”今日のウクライナ対チュニジア@ベルリン、カテ2(定価60ユーロ)を150ユーロでどうだ?”と答えるオヤジ。「150ユーロは高い、See you later.」と私が断ると、”いくらなら、買う?”とオヤジが返す。「80ユーロかな」と私、”じゃ、120ユーロでどうだ?”と早くも値段を下げてくるオヤジ。定価の2倍なら、まぁ良いか、とも思ったが「No deal」が私の結論。この時点(キックオフの4時間前)で、定価の2倍で入手可能ならば現地ベルリンに行けば、もっと安く入手できる(定価の1.5倍程度)はずと確信した。8年前(フランス時)の自分であれば、この時点でチケットを買っていただろう。経験とは有意義な財産である。

 Wolfsburgを過ぎるとICEは高速専用線路を飛ばす。時速300kmの世界を体感する。

1506 Berlin Hbf(ベルリン中央駅)到着。所要3時間49分の旅。
1515 S-Bahnに乗り換え、Olympiastadion駅へ向かう。表示が判りやすくて迷うこともなし。ドイツの交通システムは本当に優れモノです。待ち時間に時刻表で復路のICEを調べる。18:49pm発[ICE557]を逃すと帰りが明朝になってしまいそうなので、18:30頃までにはベルリン中央駅に戻って来くる必要ありを確認します。

 S-Bahn車中では、ウクライナサポータ数名がラジカセをガンガン鳴らしながら雄叫びを上げている。気の弱そうなチュニジアサポ青年がその軍団に近づいてゆく。一触即発?と思ったら、青年がデジカメを取り出して、一同みんなで記念撮影ハイチーズ、パシャッ。微笑ましい風景に気が和む。

  

 途中の駅から、日本人ご年輩ツアー客20名程が乗り込んでくる。昨夜の"日本vsブラジル"戦観戦を含む、ドイツ&ウィーンツアーの団体で、これから私と同様に”Ukraine vs Tunisia”観戦に行く所だと言う。みなさんともに、どう見てもフットボールファンには見えない。一人のおばあちゃんに座席を譲り、話をする。私が「自由気ままな一人旅(実際は部分的に二人)」と聞くと、興味津々に”苦労はないか?、言葉は大丈夫か?”とか聞いてくる。そこに、酒を飲んで上機嫌のじいさんが加わってきた。初めは”若いっていいねぇ”とか言ってくれていたじいさんが、途中から”若さの特権ばかり行使しないで、ちゃんと稼いで、嫁貰って、子ども作って、家建てろ!”説教モードになる。これにはカチンときたが、ここで酔っぱらい相手に喧嘩しても生がないので、適当になだめておく。こういう日本人的な感覚、すごく嫌いです。

15:40 Olympiastadion駅着 「ついにやってきたファイナルの地・ベルリン」。

  

 しかし、私の最優先ミッションはチケットを入手すること。キックオフまで、あと20分。多少の不安を感じつつ駅出口を出ると、そこにはダフ屋らしき男の姿が。声を掛けると”カテ1(定価100ユーロ)を定価でどうだ?”といきなり定価を提示してくる。「定価なら良いか?」とも思ったが、外国語でnegotiationを試す実践の機会と考えて、ここは試しに値切ってみる。「100ユーロじゃ高いナぁ」と言う私に、”How much will you pay?”と切り返すダフ屋。「How about eighty euros?」と私が言うと、”OK!”とすんなり交渉成立。あっけなく値切りれてしまい、カテ1チケットを定価の2割引で入手できてしまった。ラッキー! もう少し粘ればさらに値切れそうだったけど、キックオフ時間も迫っていたので、80ユーロで交渉決着。急いで入場口へ向かい、オリンピック・スタジアムへ無事に入場しました。

1555 指定席への入場ゲートが判らずに右往左往。入手したチケットはスポンサーチケットだったため、特別な Sky Gate という入場ゲートからの入場であった。無事に着席した時は、ウクライナの国歌が斉唱されていた。なんとかキックオフには間に合いました。

  

 試合は、シェフチェンコのPKで、ウクライナが1-0で勝利。グループリーグを2位で突破し、決勝トーナメントへの進出を決めました。おめでとう、ウクライナ! チュニジアは退場者が出たのが響いた。暑さのせいか?ウクライナもそんなに上質のサッカーをしていたようには見えなかったが、しっかりと勝つべき相手に勝って決勝トーナメントへ進出。初戦敗戦(スペインに0-4)から盛り返しての決勝T進出は、極めてめずらしいそうです。

  

ハーフタイム中に通路で、横浜FCユニフォーム(2006オーセンティック)を着た日本人と遭遇、びっくりする。

 必ず居るイングランドサポ。

1740 後半40分過ぎにスタジアムを後にする。
「ワールドカップ旅行記(6/23)その2」へつづく

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