※テキサス州旗「ローンスター」とアメリカ合衆国旗「スターズ&ストライプ」はフランスの三色旗(トリコロール)と同様に「自由」、「平等」、「博愛」を表しています。
テキサス州は通称「ローン・スター・ステート」(Lone Star State)と呼ばれています。アメリカ合衆国の国旗と同じ配色の州旗に星はひとつ。有名なアラモの戦いでメキシコからの独立を守り、合衆国に組み入れられるまでは独立国でした。自由と独立が今でも色濃く反映された人々の気風。彼らは自分たちをテキサン(Texan = テキサス人)と今でも自称します。
私が18歳で単身留学したのは、このテキサスの英雄サム・ヒューストンの名をとった全米第4番目の大都市ヒューストン市でした。そして久々の第二のふるさとへの帰郷となった今回の旅で、私は初めてテキサス州議会の上下両院を実際に傍聴するチャンスを得ました。テキサス州の首都はオースチン市。かつて現在のブッシュ大統領は、その父ジョージ・ブッシュ・シニアが大統領であった頃、このテキサス州の州知事を務めていましたから、州議会議事堂内には、彼の肖像が掛けられています。
※テキサス州議会の下院の様子です。発言者が手前中央、答弁者が向こう正面です。ここへは自由に入ることができます。
さて、まず下院の議事を傍聴しました。ここでは、議長席の反対側にある発言席から激しい質問を執行部に対して行っていました。それぞれの議席の上には同じ型のノート型パソコンが設置されており、ペーパレスが進んでいる様子が印象的でした。また、驚いたのは議席で携帯電話で話している議員が居たことです。傍聴者である市民に聞くと、何か必要な情報をとっているのだと応えてくれました。
※テキサス州議会上院の様子です。下院よりも数は少数ですが、副知事が上院のプレジデントであり、一人ひとりの発言力が下院と比べて大きいのが特徴です。ここへはセキュリティチェックを受けなければ入れません。
次に、上院の議事を傍聴しました。まず異なっているのは、副知事に当たる人物が上院のプレジデントであるということ。セキュリティが下院と比べると厳しいということ。そして、議員同士が一対一で議論している姿でした。
テキサス州に住む優秀だが貧しい青年たちが、充分な資金援助が得られずに他の州に流出することはテキサス州にとって損害だという若い上院議員の主張に、ベテランの議員たちが次々と質問に立ちはだかる。
若き上院議員は貧しいが優秀なテキサス州の青年たちに資金援助を拡大することを実現する法案を議員提案しているのでしたが、残念ながら、この議案が私の目の前で否決されてしまいました。
否決の理由はこもごも。有能な人材がテキサスから一時的に流出しても、より大きな成功を修めてくれればそれでいいではないか。とか、既に適正な援助は充分にしている。というのが主な議論でした。
しかし、多くの傍聴者の前で、どの議員たちも真剣に議論をしている姿に、私は感動しました。このように立場を変えて、それぞれの立場から、それぞれの主張をぶつけ合うことで初めて、問題の中核が見えてくる。それが議会制民主主義の醍醐味であることをあらためて痛感させられました。
議会で決められたことは執行部が忠実にこれを実行する。そんな本物の民主主義に草加も日本もなっていけたら素晴らしいことだと思います。
「政策主導の対話型の市政」を目指して、これからも草加市議会の改革を推進しながら、「だれもが幸せなまち―草加」を創ります。
瀬戸健一郎
Kenichiro Seto
草加市議会議員
Soka City Councilor
テキサス州は通称「ローン・スター・ステート」(Lone Star State)と呼ばれています。アメリカ合衆国の国旗と同じ配色の州旗に星はひとつ。有名なアラモの戦いでメキシコからの独立を守り、合衆国に組み入れられるまでは独立国でした。自由と独立が今でも色濃く反映された人々の気風。彼らは自分たちをテキサン(Texan = テキサス人)と今でも自称します。
私が18歳で単身留学したのは、このテキサスの英雄サム・ヒューストンの名をとった全米第4番目の大都市ヒューストン市でした。そして久々の第二のふるさとへの帰郷となった今回の旅で、私は初めてテキサス州議会の上下両院を実際に傍聴するチャンスを得ました。テキサス州の首都はオースチン市。かつて現在のブッシュ大統領は、その父ジョージ・ブッシュ・シニアが大統領であった頃、このテキサス州の州知事を務めていましたから、州議会議事堂内には、彼の肖像が掛けられています。
※テキサス州議会の下院の様子です。発言者が手前中央、答弁者が向こう正面です。ここへは自由に入ることができます。
さて、まず下院の議事を傍聴しました。ここでは、議長席の反対側にある発言席から激しい質問を執行部に対して行っていました。それぞれの議席の上には同じ型のノート型パソコンが設置されており、ペーパレスが進んでいる様子が印象的でした。また、驚いたのは議席で携帯電話で話している議員が居たことです。傍聴者である市民に聞くと、何か必要な情報をとっているのだと応えてくれました。
※テキサス州議会上院の様子です。下院よりも数は少数ですが、副知事が上院のプレジデントであり、一人ひとりの発言力が下院と比べて大きいのが特徴です。ここへはセキュリティチェックを受けなければ入れません。
次に、上院の議事を傍聴しました。まず異なっているのは、副知事に当たる人物が上院のプレジデントであるということ。セキュリティが下院と比べると厳しいということ。そして、議員同士が一対一で議論している姿でした。
テキサス州に住む優秀だが貧しい青年たちが、充分な資金援助が得られずに他の州に流出することはテキサス州にとって損害だという若い上院議員の主張に、ベテランの議員たちが次々と質問に立ちはだかる。
若き上院議員は貧しいが優秀なテキサス州の青年たちに資金援助を拡大することを実現する法案を議員提案しているのでしたが、残念ながら、この議案が私の目の前で否決されてしまいました。
否決の理由はこもごも。有能な人材がテキサスから一時的に流出しても、より大きな成功を修めてくれればそれでいいではないか。とか、既に適正な援助は充分にしている。というのが主な議論でした。
しかし、多くの傍聴者の前で、どの議員たちも真剣に議論をしている姿に、私は感動しました。このように立場を変えて、それぞれの立場から、それぞれの主張をぶつけ合うことで初めて、問題の中核が見えてくる。それが議会制民主主義の醍醐味であることをあらためて痛感させられました。
議会で決められたことは執行部が忠実にこれを実行する。そんな本物の民主主義に草加も日本もなっていけたら素晴らしいことだと思います。
「政策主導の対話型の市政」を目指して、これからも草加市議会の改革を推進しながら、「だれもが幸せなまち―草加」を創ります。
瀬戸健一郎
Kenichiro Seto
草加市議会議員
Soka City Councilor
@私、先月、とある「理事会」にノート型PCを持参して、議事を打っていたら・・・
ある後輩、理事曰く「何を打っているか知りませんが、パソコンを打つのは、失礼じゃないですか!」
またある先輩、理事曰く「私が”年寄りかも知れないが・・”そのキーボードの音が気になって仕方無い。
その音、何とかならないか!出来れば、記録は録音ししてくれ!」と言われ、面食らってしまいました。
ちなみに、この「理事会」には、数年前、私は所属していて、その時もPCで議事を取っていたんですがね。つまり、先の2人はその事実を知らない。
ま、郷には入れば郷に従えですか・・・
これで、また、この「理事会」の改革は10年遅れる事になります。
私、この一件から、まったく”やる気”は無くなりました。明後日、またこの「理事会」があります。
瀬戸さんのこの画像を持参して行こうかな!