ポリティカルセオリスト 瀬戸健一郎の政治放談

政治生活30年の経験と学識を活かし、ポリティカルセオリストの視点から政治の今を語ります。気軽にコメントして下さいね!

私の人生の意味~教育と政治に関われ。

2011-08-06 14:56:15 | 市議会議員として
暑中お見舞い申し上げます。

久しぶりのブログ記事の更新です。3月11日に発生した東日本大震災の爪痕にいまだ多くの日本国民が苦しんでいます。節電に対する意識の高まりと、暑さもあまり厳しくはないので、静かな夏が過ぎようとしています。

■大震災の思わぬ余波~ふたたび正常化へ!

私ごとですが、これまで6年間頼りにしてきたネイティブの先生が大震災、特に放射線の影響を心配されたアメリカ本国のご家族の強い意向で帰国することとなり、新年度が始まったばかりで、大きな課題を抱えこむこととなりました。

「お前たちはいいが、まだ6歳の孫娘が心配だ。お前たちが暮らす家は用意したから、すぐに帰ってきなさい。」

そんな親心に立てる言葉などあろうはずもなく、年度途中での離職を了解したわけです。

ようやく、先週になって、新学期からの新しいネイティブの先生が決まり、子どもたちの言語とコミュニケーション能力の開発、グローバルな人格の形成に資する最良の学習環境を創る意欲に再び燃えているところです。

■私の人生の意味って?~教育と政治に関われ・・・。

「教育と政治に関われ。」これが私の人生の意味なのだと、あらためて感じ始めています。

獨協大学在学中から、ECC外語学院で一般英会話を教えながら学費を工面し、恩師・白鳥令教授のゼミナールで学んだのも、英国エセックス大学で選考したのも、政治学でした。

獨協大学卒業後、白鳥名誉教授の私設研究所に就職し、政治学という学問を実社会につなげていく恩師の活動に関わらせていただきましたが、その間も、ECCでの非常勤講師は続けていました。

1990年に草加市議会議員に初当選させて頂いた年には、ECC時代の恩師が独立し、議員となった後もそのお手伝いをさせて頂きましたが、それがイングリッシュスクエア北浦和本校でした。

「教育と政治に関われ。」一見、まったく異なる職業がどのように私の人生の中でひとつになるのか、正直まだ、それは分かりませんでした。

■私の人生の意味。~教育と政治に関われ!

草加市長選挙に破れ、公職者としての立場を離れた失意の中で残ったものは英語の先生という選択肢だけでした。イングリッシュスクエア草加校を開校したのはそんな中での決断でした。しかし、私以外の候補者が全員、結果的に各政党の推薦候補となった中で、唯一完全無所属候補となった私を孤立させず支え続けてくれた地元支援者の皆さんが、失意にあった私を励ますために餅つき大会を開いてくれました。それは私のその後の人生がどんなものになろうとも一生、生き抜くだけの力を与えてくれました。

「この人たちのために、働きたい。」純粋にそう思えました。

昨日、ある会合が都内の某レストランでありました。大先輩であり、その会の発起人代表的な立場のその方が、「瀬戸君、いい表情になった。以前は君に野心を感じたけど、それが取れたな。」と言って下さいました。確かに、教育も政治も人を活かすことに関わる仕事です。だから私はその両方にそれぞれ遣り甲斐と喜びを感じてこれたのかもしれません。

「教育と政治に関われ。」その意味も、ようやく分かってきたような気がします。

■石上十年~大山倍達先生の言葉が身に沁みます。

イングリッシュスクエア草加校開校10周年を迎える今年、あの草加市長選挙の敗北から今月で満10年目を迎えます。この10年間、私は私なりに訳もよく分からぬまま、ただがむしゃらに市議会議員と英語教育に取り組んできました。そしてひとつのビジョンが鮮明に見えてきつつあります。

「草加市を日本一の文教都市にする。」

幼児の保育は、公立保育園、民間認可保育室、認定家庭保育室の異なる3つのメニューから子育ちに合わせて選べる環境を充実させる。認定子ども園など幼保連携も推進して、子どもを行政の都合で色分けすることのないように、子どもの育ちと個性に立脚した制度設計を行う。

学童の保育は、必ずしも学童の年齢で分けるのではなく、保育を必要とする子どもに保育が行き渡るように環境をさらに拡充しますが、一方で親離れや自立の早い子どもたちについては放課後全児童対策である「スタディ・アフター・スクール」を実現する。

獨協大学や文教大学の教職志望の学生を「スタディ・アフター・スクール」での自習支援員として採用し、ペーパー試験では分からない先生としての資質や適正を引き出し、有望な人材を草加市教育委員会独自に採用できる制度改革を求めていくといいと考えます。

ALT(外国語指導助手)も地域に在住するネイティブや獨協大学や文教大学の海外の学術協定校から採用する門戸を開き、コミュニティ全体に広がりが期待できる有機的なプログラムに制度を創り変えていくといいと思います。

さらに、一向に実効性が発揮されない日本の小中学校における外国語教育については、イングリッシュスクエアで実績のある15人学級による徹底した音読指導を導入することによって、子どもたちの飛躍的な英語力の向上が実現できると私は確信するに至りました。

そのためには、英語科の先生を加配する必要があります。専科の加配教員、もしくは特殊な教授法を習得したALTが必要になりますが、これによって増員しなければならない英語科教員数は、単純にクラス数が増える割合以下に抑えることは可能で、私が経験してきた英語教室の経営ノウハウが活かせると考えています。

子育て・子育ちサポート日本一!
草加市の公立小中学校は日本一の英語教育を行っている。
だから・・・
高齢者・障害者を支える担税力のある若い世代が定住したいと思える、
だれもが幸せなまち―草加が実現する。~これが瀬戸健一郎のビジョンです。


長年、市議会議員として行政の実態、教育委員会の実態をつぶさに学ばせていただいたことが、自分の英語教室運営のノウハウや教育に携わってきた者として形成されてきた理想と理念が、ようやく私の中でひとつになりつつあります。

私が社会に何をしてもらえるかではなく、私が社会に何をすることができるのか。そんな哲学する時間が持てた数カ月間でした。

また、少しずつブログをアップしていきます。皆さんの声を、引き続き、私に聞かせて下さい。

だれもが幸せなまちを共に創るために!

瀬戸健一郎
Kenichiro Seto
草加市議会議員
Soka City Councilor



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5 コメント

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まず ((>_<))
2011-08-09 01:26:01
最初にやらないといけない事は草加市の借金を何とかして減らしていかないと、草加市に住みたい!って人が減っていきますよ?
誰もが幸せな街ってのは住民がいてこそ成り立つ物でしょ?
小さい事からこつこつとやって税金の無駄使いはなくしましょう
英語は中学生で学ぶ程度の事を『きちんと』理解すれば、海外でも十分話せますよ?
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偉そうなことばかり。 (『』)
2011-09-29 23:31:42
草加の未来どうするの?
今の市長共産党に取り込まれたねぇ。これ以上借金増やしてどうすんの?財源ないのに甘い汁ばかりの政策では夕張見たくなるよ。今井宏や木下博信のように、行革をどんどん進め、定数を削減しないと。だれもが不幸なまちにしてはダメ。
返信する
自分語りはもう止めては如何? (匿名希望)
2011-10-01 15:16:55
 瀬戸さん。やはり海外留学でアングロ=サクソンの流儀が身に着いた貴方は、敵が居ないと燃えないタイプのようですね。前市長落選の後、文章が弛緩しきっていますよ。
 もういい加減、自慢や自分語りはやめて、市議として草加市の具体的な問題点にどう取り組み、どう考えているのかを書いてはどうですか。まともな議会報告もなくて、何をしているのか、何を考えているか、さっぱり分からないですよ。
 あなたが自分語りや女房自慢にうつつを抜かしている間に、誰かさんは次期市長選を目指してボランティア活動に黙々と取り組んでいます。もう二度と、暴力団やダーティーな取り巻きどもがのさばる市政の再来はご免だが、田中市長も与党会派の市議たちも、実績がなければ市民から「ノー」と言われても仕方がない。審判はいずれ厳粛に下されます。その時悔し涙を流しても、もう遅過ぎるのですよ。
 もう少し緊張感を持って、市民へのメッセージを発信してください。「いい気なもんだな」。どんなに教育への取り組みが熱心なつもりでも、読み手のこちらにはそんな感想しかありません。少しは自分を静かに省みてはいかがですか?
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ペンネームをお願いします。 (瀬戸健一郎)
2011-10-01 22:43:22
>_さん、『』さん、匿名希望さん、当ブログへのコメントをお寄せ頂き、ありがとうございます。

私の公式ブログ「草加市議会議員 瀬戸健一郎オフィシャルブログ だれもが幸せなまちをつくろう! Powered by Ameba」は、アメブロの公式政治家ブログとして認証されていて、発信者が特定されない、もしくは同じIPからの異なる名義による投稿を「荒らし」と判断して、アメーバがコメント管理を行っています。

私個人としては、どんなご意見でもサイト管理側によって削除されるのは本位ではないという理由で、この旧ブログをそのままミラーサイトのように残しておりますから、どのようなコメントであっても甘受したいと考えております。

ただし、以前から多くの読者の方々にお願いしてきたとおり、このブログへのコメントをされる際には、それぞれの方が一貫性をもって、責任ある議論を展開していただくための最低限のルールとして、ペンネームを使って頂きたいとお願いしております。

どうぞ、ご協力のほど、お願い申し上げます。

贈収賄事件や恐喝事件などで草加市役所に3度も埼玉県警による家宅捜索が入る事件に端を発して、草加市史に大きな汚点を残す事件がようやく収束しかけていますが、これからどのように草加市政を建て直していくのかが、いよいよ問題です。私もそう実感しています。

匿名希望さんご指摘のとおり、自分自身を深く省みながら、様々な思索を巡らせているところです。

多くの読者の皆さまにもご心配をおかけしていますが、時代はホームページからブログへ、ブログからSNSへと急速に変化しています。特に最近ではfacebookがおもしろいです。

よろしければ、そちらでも関わっていただけますと幸いです。ブログは、いろいろなことが自分なりに整理できたら、またアップいたしますので、よろしくお願いします。

http://www.facebook.com/setokenichiro/
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地道な活動で頑張って下さい (ようすけ)
2011-10-13 18:29:19
瀬戸さんは普段から人一倍頑張っているのだから何ら臆することはないと思います。
ただ、市政報告や活動報告は、議員自身の権利であるとともに、市民に対する責務でもあるわけです。
瀬戸さんは現市長選挙の後、もう少し気軽に姿勢の色々なことなどを紹介する形でも良いから、まめにブログアップをさせてたら、誤解も生まずに良かったのかなと思います。
おそらく色々考えすぎて、ブログ記事のアップを躊躇されたのだと察します。
でも、そんなにナーバスにならないで、市政の色々なことを私たち市民に教えて下さい。
一般市民には情報が乏しいですから、色々知りたいのです。
また、情報が入らないことから、分からないために市政に無関心になる市民も居ると思います。情報が伝わり興味を持つ人もちゃんと居ると思います。
そういう意味では、議員が積極的に全市民に対して情報発信することは、政治への無関心の改善にもつながるかも知れないし、市政の活性化の一助にもなるかも知れないと思います。
むろん、情報発信だけでは信頼は得られず、やはり結果を出すことが重要であることは当然ですが。

前市長の時は就任以来次々と不祥事や問題を前市長が起こしましたから、瀬戸さんのブログも前市長の不祥事に多逸する話が多くなっていただけだと思います。
現市長に代わった後、ちょっとした市政報告でもアップしてればよかったところ、少し空いちゃった感じでしたね。
まあ、震災で色々国中が大変なときで、一言では言えないような事情もあると思います。
瀬戸さんはちゃんと議員の仕事をしてるのだから、報告がもう少し充実すれば言うこと無しなのではないでしょうか。
期待してます。
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