最近、「ロハス」っていう言葉を聞いたり、目にしたことはありませんか?スローライフやスローフードと同じように、大量消費社会とか物質至上主義が地球環境や南北問題などの原因であることを反省し、見直していこうという「新しい価値観」&「現代思想」のひとつだといえます。
「ロハス」= "LOHAS" = "Lifestyles of Health and Sustainability"
■この英語を英語の先生らしく解釈すると・・・
"Lifestyles" (ライフスタイルズ)は文字通り、「生活様式」という意味です。最後に複数形をあらわす "s" がついていますから、その生活様式を統一していくのではなく、むしろ個々人の生活様式の多様性を認めていることになります。
"of" (オブ)は次に続く価値観が先頭の "Lifestyles" の大前提であるという意味。
"Health" (ヘルス)とはまさに「健康」。しかしここでは、「地球」=「ガイア」という地球そのものが「生命体」なのだという思想が根底にあると思われます。従って、ここでいう健康は、私たち人間の健康であり、私たちの住む母なる地球そのものの健康。つまり「地球環境の健全性」をも示唆していることになります。
"and" (アンド)とは「そして」を表す等位接続詞。前後の人やものやことがらが同等に扱われていることになるのですが、同時に「原因」(前)と「結果」(後ろ)をあらわす場合もあります。その場合、「そうすれば」と訳すのが適切。"Health" と "Sustainability" がこの順番であるところも読み取らなければなりません。
"Sustainability" (サステイナビリティ)とは「持続可能性」という意味で、地球環境問題では1992年にリオデジャネイロの地球環境サミットで採択された宣言文に盛り込まれた "Sustainable Development" =「持続可能な開発」というコンセプト以来、一般化された言葉です。
■限りある資源&限りある開発から・・・
それまでの人類の「開発行為」は、地球上の木材を伐採しきってしまったり、石油を掘り尽くしてしまえば「終焉」(しゅうえん)つまり終わってしまうものでしたが、そうではなくて、「限りある資源を限りなく使っていきましょう。」という逆転の発想から「持続可能な開発」という言葉が生まれたのです。
■豊かさや便利さを捨て去ることは難しい・・・
ここには、地球環境を守るために、あれを止めましょう、これを止めましょう、と現在先進国が手にしている豊かさや便利さを完全否定する発想ではなくて、豊かさや便利さをも維持(Sustain)しながら、人類がイナゴの大群のように地球を食いつぶしてしまわないように、できることから始めましょうという建設的な思想を共有するところをよりどころとしているのです。
■先進国が途上国に強制できない歴史上のジレンマ
例えば日本の立場でもし主張したとしたら、かつて19世紀にランプなどの燃料にするために鯨を乱獲し、鯨油だけをとって、肉も骨も捨てていた欧米社会が、後進国であった日本の食用の捕鯨が鯨がいなくなってしまった唯一の原因であるかのような主張は、現代社会において地球環境問題を議論する時には本来、出来ない議論なのではないでしょうか。
同様に、中国やASEAN諸国が工業化する段階になって、先進国が自分たちが犯した過ちを繰り返させないことは当然なのですが、途上国に先進国がすでにそれらの方法によって得た豊かさや便利さを分かち合うことは容認しなければならない。ここに地球環境問題の難しさがあるのです。
これらのことすべてを包括した言葉が "Sustainability" =「持続可能性」という意味なのです。
したがって・・・
ロハスとは、「地球と人の健康を維持していけるような生活様式」という意味です。
これが瀬戸先生の英文解釈の模範解答です!
■LOHAS については、次のリンクから詳しく学べます。>
○LOHASって何?LOHASの起源、生い立ち、今これからを探る。(環境goo)
○"LOHAS Style" by LOHAS CLUB
瀬戸健一郎
Kenichiro Seto
草加市議会議員
Soka City Councilor
ブログテーマ:ロハス、LOHAS、Lifestyles of Health and Sustainability、スローライフ、スローフード
「ロハス」= "LOHAS" = "Lifestyles of Health and Sustainability"
■この英語を英語の先生らしく解釈すると・・・
"Lifestyles" (ライフスタイルズ)は文字通り、「生活様式」という意味です。最後に複数形をあらわす "s" がついていますから、その生活様式を統一していくのではなく、むしろ個々人の生活様式の多様性を認めていることになります。
"of" (オブ)は次に続く価値観が先頭の "Lifestyles" の大前提であるという意味。
"Health" (ヘルス)とはまさに「健康」。しかしここでは、「地球」=「ガイア」という地球そのものが「生命体」なのだという思想が根底にあると思われます。従って、ここでいう健康は、私たち人間の健康であり、私たちの住む母なる地球そのものの健康。つまり「地球環境の健全性」をも示唆していることになります。
"and" (アンド)とは「そして」を表す等位接続詞。前後の人やものやことがらが同等に扱われていることになるのですが、同時に「原因」(前)と「結果」(後ろ)をあらわす場合もあります。その場合、「そうすれば」と訳すのが適切。"Health" と "Sustainability" がこの順番であるところも読み取らなければなりません。
"Sustainability" (サステイナビリティ)とは「持続可能性」という意味で、地球環境問題では1992年にリオデジャネイロの地球環境サミットで採択された宣言文に盛り込まれた "Sustainable Development" =「持続可能な開発」というコンセプト以来、一般化された言葉です。
■限りある資源&限りある開発から・・・
それまでの人類の「開発行為」は、地球上の木材を伐採しきってしまったり、石油を掘り尽くしてしまえば「終焉」(しゅうえん)つまり終わってしまうものでしたが、そうではなくて、「限りある資源を限りなく使っていきましょう。」という逆転の発想から「持続可能な開発」という言葉が生まれたのです。
■豊かさや便利さを捨て去ることは難しい・・・
ここには、地球環境を守るために、あれを止めましょう、これを止めましょう、と現在先進国が手にしている豊かさや便利さを完全否定する発想ではなくて、豊かさや便利さをも維持(Sustain)しながら、人類がイナゴの大群のように地球を食いつぶしてしまわないように、できることから始めましょうという建設的な思想を共有するところをよりどころとしているのです。
■先進国が途上国に強制できない歴史上のジレンマ
例えば日本の立場でもし主張したとしたら、かつて19世紀にランプなどの燃料にするために鯨を乱獲し、鯨油だけをとって、肉も骨も捨てていた欧米社会が、後進国であった日本の食用の捕鯨が鯨がいなくなってしまった唯一の原因であるかのような主張は、現代社会において地球環境問題を議論する時には本来、出来ない議論なのではないでしょうか。
同様に、中国やASEAN諸国が工業化する段階になって、先進国が自分たちが犯した過ちを繰り返させないことは当然なのですが、途上国に先進国がすでにそれらの方法によって得た豊かさや便利さを分かち合うことは容認しなければならない。ここに地球環境問題の難しさがあるのです。
これらのことすべてを包括した言葉が "Sustainability" =「持続可能性」という意味なのです。
したがって・・・
ロハスとは、「地球と人の健康を維持していけるような生活様式」という意味です。
これが瀬戸先生の英文解釈の模範解答です!
■LOHAS については、次のリンクから詳しく学べます。>
○LOHASって何?LOHASの起源、生い立ち、今これからを探る。(環境goo)
○"LOHAS Style" by LOHAS CLUB
瀬戸健一郎
Kenichiro Seto
草加市議会議員
Soka City Councilor
ブログテーマ:ロハス、LOHAS、Lifestyles of Health and Sustainability、スローライフ、スローフード
LOHASとは何だろうかと思っていましたが、ご説明で明らかになりました。
有り難うございます。
私も「スローライフ」をモットーにしていますので、
似た概念を知ることが出来ました。