ポリティカルセオリスト 瀬戸健一郎の政治放談

政治生活30年の経験と学識を活かし、ポリティカルセオリストの視点から政治の今を語ります。気軽にコメントして下さいね!

ペイフォワード~社会に恩返し。

2006-12-21 02:37:50 | 英会話講師として
※トップ画像は「山上の垂訓」(Sermon on the Mount by Carl Bloch)~イエスはさまざまなたとえ話を通じて神の国の奥義を人々に伝えました。

ペイ・フォワード

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久々にカテゴリー「英会話講師として」の投稿です。

サッカー、フットボール、ラグビー、バレーボール等々・・・

これらのスポーツの「前衛」、「後衛」を英語で、"Fowards"、"Backs"と言います。日本語でも「フォワード」、「バックス」と言いますよね。つまり、フォワードは「前」とか「前に」、バックは「後ろ」とか「後ろに」という意味です。(ちなみに「カバン」は「バッグ」が正しい発音。)

■私が理解できなかった、ある人生哲学

私が大変お世話になった先輩がよく、「人生は借りをつくること。そして、人生はその借りを返すこと。」と彼の人生哲学を語っていたことを思い出します。

これが人生を貸し借りで決済していくという考え方であったとすれば、それはとても虚しいことだと思えてきてしまいますが、この言葉の「返す」を英語でどのように表現するかが問題なのだということに、最近になって、気づかされています。

■個人的な見返りを期待しない人々に支えられて・・・

多くの人々のお世話になって、とくに私の人生などは、支えられて生かしていただいております。そして、私がだれよりも幸せな人生を生きていられるのは、私を支えてくれている人々のほとんどが個人的な見返りを期待しないで、私に力を貸してくれているからだと心から感謝しています。

「人生は借りをつくること。」それは、そのとおりです。
「人生はその借りを返すこと。」それは、だれに?

返してもらうつもりで人に貸してやったからといって、あなたがたに何の良いところがあるでしょう。貸した分を取り返すつもりなら、罪人たちでさえ、罪人たちに貸しています。(ルカ6:34)

これはキリスト・イエスの言葉です。

■自分が受けた恩をだれに返すのか・・・

貸してくれた人に返すことを英語では、"pay back" と言います。
貸してもらったことを次の人に渡すのは、"pay forward" と言える。

これが、今日おすすめの映画のタイトルになっているのです。

神様や人から受けた恩は、他の人々や社会と分かち合う。後ろに返すのではなくて、前に送っていく・・・。みんながそんな素敵な考え方にシフトしたら、きっと世界が変わる!それがこの作品のテーマです。

クリスマスがいよいよ今週末です。すこし心を天国に向けてみようかと思います。みなさんにも神様からの深い恵みと祝福がありますように・・・

アーメン。

※Pay it Foward Movement (ペイ・フォワード運動)はこちらから。
(英語版ホームページのURLはこちら)

瀬戸健一郎
Kenichiro Seto


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2 コメント

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Unknown (K山(in上海))
2006-12-22 16:19:29
良い言葉ですね~。こっちでも、欧米人のマナーの良さ、優しい態度に感心させられる場面が度々あります。「神様や人から受けた恩は、他の人々や社会と分かち合う。後ろに返すのではなくて、前に送っていく・・・。みんながそんな素敵な考え方にシフトしたら、きっと世界が変わる!それがこの作品のテーマです」、彼らはこれを実践していますね。私も一クリスチャンとして、見習わされます。
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年末 (keiko)
2006-12-23 17:51:39
来年は亥年ですね。過去の亥年に何が起きたか、さきほど自分のブログに書いていて、気になったのでこちらにも一部だけ転載しておきますね。

大正12年の関東大震災、昭和34年の伊勢湾台風、昭和46年のニクソン・ショック、昭和58年の田中金脈事件、平成7年の阪神大震災、地下鉄サリン事件、超円高など、自然災害、為替の変動、政局の混乱が起きている。(一部転載ここまで)


関東大震災も阪神大震災も亥年に起きていたんですね。平成7年の超円高は、この年の4/19日に79円75銭をつけたのを覚えています。
巨大地震など起きて欲しくはないけれど、地球の胎動ですから祈りが通じる訳もなく、できる範囲での心構えと備蓄を考えなければと思います。


自分の幸せをほんの少し誰かに手渡すつもりが、がっかりすることも多いです。
私も貧者の一灯をささげたつもりの日本ユニセフ協会が、募金で集まったお金で何十億もする自社ビル?を建てたり、給料に使われていることを友達の指摘で知り、唖然としました。
黒柳徹子さんのユニセフと混同していたのです。
黒柳徹子さんの方は完全無給の親善大使で、1円残らず募金はユニセフに送られています。
皆様もユニセフと日本ユニセフ協会を混同されませんように。


少し早いですが、今年も1年お世話になりました。
これより大掃除モードに突入します^^ ヤダヤダ
皆様にとって、来年がより良き年になりますように。





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