ラテン系hard ripper

波を愛するラテン男の日記です。

サーフィン&仲間

2008-05-20 12:01:03 | Weblog
この前、ずっと前から世話になってる先輩から「久々に一緒にサーフすっか」
ってお誘いを受けた。

もう10年以上の付き合いになる。
この先輩は、オレよりも結構年上。いわゆるバブル世代の終わりかけって
言う年代かな?
はじめて会った頃は先輩も独身。
某大学のサーフィン部出身のバリバリで、実家も都心部のくせに何故か都内
に独り暮らし(女連れ込み目的がバレバレ。笑)して合コンやナンパに明け
暮れ、5マタ6マタをかけつつサーフィン(超うまい!!)に明け暮れる日々。
いっつも褐色に日焼けして、仕事中は男から見てもなんかデキル男風でカッコ
いいし、酒飲めばトークも軽快でおもしろいし・・。
背伸びしたい年頃のオレは、「先輩みたいになりてぇなー」ってずっと憧れ
てた。(そんなナンパ師に憧れてる時点でオレも終わってるってハナシだ
けど。笑)

そんな先輩も、社内外から超美女ともてはやされ憧れの的だった女性と結婚し
子供もでき、40手前の管理職。
仕事も脂がノってきて、会社と波乗りに明け暮れる爽やかな毎日を過ごして
いる。
・・・・ハズが、仕事は順調でがんばってるようだが、相変わらず少年の心は
失っておらず(笑)時々オイタしてるんだとか。

「この前さー、社食でバイトしてる娘クっちゃったよー。オッパイ超でかく
てさー。ノリノリなんだよ。」

とか、海に向かう車中でお得意のバカ話を披露してくれて。
その、あまりの変わらなさブリにある意味尊敬の念を抱かずにいられなかった
オレだった(笑)。

それで1ラウンド波に乗って、上がってポイント移動して波チェックしてたら
また別の先輩が、偶然一人で波乗りしに来ていた。

「おお~、久しぶり~」

この先輩も、相変わらず見た目ぜんぜん老けてなくて、六本木辺りではじけて
た頃と同じで。
ただ、お母様の介護生活でずーっと海に来れてなくて波乗りは久しぶりだと
のこと。

「いや~、まいったよ。ヘタに目離せないからさー。かみさんにも面倒かけて
る手前、波乗りどころじゃなくってさー。今日なんて超久しぶりだからウデが
上がんねぇよ。笑」

この話聞いて、自分もこの先輩達も若いつもりでいたけど、世間からしたら
もう立派なオヤジだなーって思った。

結局その先輩も合流して昼メシを食うことになった。
仕事とか給料とか、子供のこととか、話題は限りなくその辺にいるサラリーマン
の話題・・・(笑)。
がしかし、それぞれの近況がわかるといつまでもそんなシミったれた話は続か
ず、最近のサーフ事情のことやボードのこと、自分のサーフスタイルのことなど
などの話題に変わる。

この話題になると、みんな10代の頃から時が止まってるような感じ。

それでテンションが更に上がって結局、帰る予定だったもう一人の先輩と、
3人のオヤジサーファーは元気にもう1ラウンド、波を堪能することになった。


海の上では
「今の波、めっちゃくちゃ良かったじゃん」

とか。

「久しぶりの割りには乗りまくってんね~」

とか、キモいぐらいに(笑)声を掛け合って和気藹々に楽しむ。
こうして約3時間、至福の時を共にしたオレ達だった。


偶然会った先輩は、奥様との帰宅約束時間に間に合わなくなるからと先
に海から上がっていった。
元々先輩の友達だから、オレは間接的に知り合いって程度だったけど、
オレにもいつ会ってもワケ隔てなくフレンドリーに接してくれる。

親の介護のこと、それに疲れてる奥様への気遣い、仕事が毎晩徹夜続きだ
ったりしてハードなこと、給料のこと。
まさにどっぷりと中年の抱える悩みに直面してる先輩だけど、ちょっと
チャラい見た目と時々かます、中身のないおバカギャグは健在だった(笑)。

海の上では、お互いの今置かれている立場、抱えている問題など関係ない。
いい波があって、いい仲間と純粋に波に向き合う。
ただそれだけの空間を共有できる貴重な仲間に恵まれたことに、感謝!!