経済記者山田くん

愛媛の経済に関する『話題のネタ』。時々『愛媛の企業検定』から出題。

辛坊治郎の講演メモ 第4回 

2012-11-06 | 話題のネタ
フリーライター、辛坊治郎の講演メモ その4

≪自民党と石原慎太郎都知事の密約≫
 自民党総裁選(9月26日)に至るまで、永田町を取材していた時、自民党が一番警戒していたのは、石原慎太郎と平沼さんによる新党立ち上げだったのです。結局、石原さんは新党を作らない、ということになったのですが、その理由が、取材のなかで分かったのです。
 その理由は、石原慎太郎が自分の息子を首相にしたかった、ということです。石原家から首相を出したかったのです。
 三党合意で消費税が衆参両議院を通過し、今度は野田内閣が何時解散するか、そして自民党総裁選に世間の注目が集まり始めた時、政局は自民党総裁が内閣総理大臣になるというなかで、総裁の最有力候補は石原伸晃でした。それで、自民党の幹部が石原慎太郎都知事に接触。その時、自民党の幹部が石原都知事に言ったそうです。今、自民党内は、次期総裁に石原伸晃で固まっていて、すると石原伸晃首相が誕生するのは、ほぼ間違いないです。しかし、ここで都知事が平沼さんと新党結成などということになると、自民党党内で反発が起き、せっかくの石原総裁、石原首相ということに水を差すことになりかねない。どうか、ここで平沼さんとの新党結成ということを思いとどまって欲しい、といったそうです。それで石原慎太郎は新党結成を断念した。
 で、話は、ここでとどまらない。
 9月26日は、丁度都議会があった日です。石原都知事の近くにいた人から聞いたのですが、近くにいた人といえば、すぐに分かると思いますが、Iさんです。よくテレビに出る人。都知事の近くというと副知事ですよネ。で、議会途中、総裁選の結果が出る頃、都知事あてに、メモ書きが届いた。それを読んだ、都知事は「ちっ」と舌打ちした、と言ってました。ですから間違いない。隣にいた人が言ってたのですから。