経済記者山田くん

愛媛の経済に関する『話題のネタ』。時々『愛媛の企業検定』から出題。

国内の四輪市場の将来?悪くない!

2012-05-13 | 愛媛の企業
国内の四輪市場の将来?悪くない!

 中国の北京市で4月24日から「北京国際自動車ショー」が開幕した。世界最大の新車市場となった中国で、世界の自動車メーカーが次の売れ筋に対して攻勢をかけ、シェアの拡大をめざしているようだ。
 こうしたメーカーの世界戦略の一方で、各メーカーは国内市場に対して、どんな見通しを持っているのか。その一端を、聞くことが出来た。
 国内の新車販売台数は、2004年(一~十二月)から減少を続けていて、2010年だけはエコカー減税などの効果で2ケタ増となった。しかしながら昨年(同)は再び、前年比16.7%の減少となっている。また四輪車の保有台数も徐々に減少している。都会では、若者の車離れが進んでいる。国内市場で将来に対する好材料は、見当たらないようだ。
 しかし、四輪販売の関係者は次のように答えた。
 保有台数は縮小。新車販売台数が前年割れ。昨年は後半に前年比でアップしたが、市場は縮小していることを実感している。しかし、好材料としては、高齢化のなかで、車を利用する年齢層が幅広くなり、ドライバー人口というか、免許取得者は増加している。このため地方では、保有台数を維持できる可能性が残している。家族に一台から『独り一台』ということになれば、保有台数が伸びる可能性が十分残されている。そのためには車に新たな性能が必要になる。