経済記者山田くん

愛媛の経済に関する『話題のネタ』。時々『愛媛の企業検定』から出題。

世界最優秀ソムリエが語るテイスティング

2013-03-25 | 話題のネタ


 世界最優秀ソムリエのセルジュ・ディプス氏が、二月二十七日に来松しワインセミナー(アサヒビール四国統括本部主催)が開催された。
 そのセミナーの挨拶で、ディプス氏は通訳を介し「ワインは団欒を愉しむためのもの」と話していた。世界的に有名なソムリエは、ワインを、そう解釈している。
 デュプス氏は、セミナーで語った様々なテーマ・内容のなかで、テイスティングの考え方や方法を説明していたので、その一部を紹介します。
 「テイスティングとは、ワインからの言葉を聞き取ること。過去を知り、そして未来を想像することで、そのワインの骨組みを知らなければならない」。
 「先ず、グラスに注がれたワインを目の高さまで持って来て透明度をみる。そして色のニュアンス。今日のワインは白です。単なる黄色ではなく、緑も含まれています。そして香り。アロマのバランスやハーモニーを感じます。口に含む。酸、苦味、ワインによっては塩も含まれます。それらのバランスがとれているか。後味はどうか」。
 「それらの結論を言葉で表現しなければなりません。これは難しいですが、少し言葉を覚えておけばよいのです。色なら、きらきら輝いているとか若いなど。香りは、アロマが正しい形になっているとか優しいブームの香り、活き活きとしているなど。味は、ドライ、若い、将来性を感じるなど」。
 「これらの記憶を、頭の引き出しに残すのです。できればメモを取ってください。こうして積み重ねていくことで、より深くワインを楽しむことができるようになります」。
 そして質問の「多くの日本人は和食には日本酒やスーパードライが一番だと思っているが、和食とワインの相性について、どう感じているか」に「和食は日本の文化だが、ワインの種類は幅広い。和食に合うワインは必ずある」と答えた。

出回り始める不動産は『買い』なのか

2013-03-24 | 話題のネタ
出回り始める不動産は『買い』なのか

 今年の景気の見通しについては、「総選挙で政権が交代して株価が上がっていますが、よく考えてください。自民党政権は未だ、何もしていないのですよ。そう考えると現在の株価上昇は実態を反映していない。おかしくないですか」と危惧する声を聞いたりします。また、一方で「公共投資が増えるため全体的には景気は良くなるのではないでしょうか」という見方もあります。
 ただ、中小企業金融円滑化法の期限を三月末に迎えることから、倒産する企業が増えるのではないかと予想。すると、県内の不動産流通市場が、今まで以上に物件が出回り買い手にとっては良いのではないかと考えるのだが、そうでもないようだ。
 次のような見方をしている経営者がいた。
 不動産を持っていた企業が倒産すると、所有していた不動産が売りに出されるでしょうね。出るには出るでしょうが、それは、優良物件はなかなかでないでしょうね。なぜなら、仮に、テナントビルのオーナー企業が倒産したとします。なぜ、そこが倒産するかというと、入居企業がなく、入居率が悪いからでしょ。そんなテナントビルは、買い手はいないですよ。少しでも入居企業があれば、それが購入後の支払いの一つのベースになるから、良いという考え方がありますが、逆に、入居企業がいるから、改装しにくいということがあります。勝山通りの地元銀行本店の前の青木ビルですが、オーナーが代わりましたよね。あれ、私だったら買わないです。

高知の大手ペット店チェーンが愛媛に進出 2/2

2012-12-31 | 話題のネタ
 前回の続き「四国のシェア」についてです。四国の対全国シェアは、域内総生産(2.7%)や小売販売額(3.2%)については概ね3%といわれています。では愛媛の対四国シェアはどうか。全体を10とすると、愛媛は4、その他3県が各2です。松山の対愛媛シェアは約半分です。すると松山の対四国シェアは2ということになります。そうです、松山地区だけで高知県全体に相当するのです。しかもエリアが県全体と比べて狭いので営業効率が高い。それで、例えば、全国大手が四国に進出する際には松山を選ぶケースが多い、ということになります。

高知の大手ペット店チェーンが愛媛に進出1/2

2012-12-30 | 話題のネタ
 最近の取材で「へぇ~話」。高知食糧ペット事業部の人に電話取材をしていた際、愛媛県内でペットとして飼われているイヌの数は、高知県の1.8倍だそうです。それで今度、同ペット事業部の新店舗を愛媛県に出店(ペットStep余戸店、枝松店)することになったそうです。ではなぜ、その出店先が松山市なのか。人口規模であるのは間違いないのですが、そこには数字が示す根拠があります。それは次回に続く。


師走の状況と来年の景気-その4(おわり)

2012-12-18 | 話題のネタ
 前回の続きからいうと、倒産によって企業が所有していた不動産が流通市場に出るのではないか、という予測が立ちます。そのことについて、ある経営者は次のように、独自の見方をしています。
「不動産を持っていた企業が倒産すると、所有していた不動産が売りに出されるでしょうね。出るにはは出るでしょうが、それは、優良物件はなかなかでないとみています。なぜなら、仮に、テナントビルのオーナー企業が倒産したとします。なぜ、その会社が倒産するかというと、入居企業がなく、入居率が悪いからででしょ。そんなテナントビルは、買い手はいないですよ。しかも、残っている入居している企業があれば、それが購入後の支払いの一つのベースになるから良いという考え方がありますが、それは逆です。入居企業がいるから、改装しにくいということがあります。思うようにビルを変えることが出来ない。そのいい例が、勝山通りのひめぎん本店の南の青木ビルですが、オーナーが代わりましたよね。あれ、私だったら買いません」。