横綱朝青龍が九州場所で優勝を決め、7連覇・6場所完全制覇の大記録を樹立。
小泉さん、しっかり賜杯を手渡しに来て、「痛みに耐えてよく頑張った」に続くキャッチ-な祝辞を述べていた。
魁皇戦では、「魁皇! 魁皇!」と一斉に魁皇コールがあがった。相撲ではめずらしい光景であり、聞いたことのない音声だった。
どこかのスポーツ紙が、勝ち名乗りを受けながら流した涙の理由を紹介していた。
「(場内みんなが自分の敵にまわってしまったようで)孤独な狼のようだった」
しかし、この孤高の狼、表彰式に場内が一転して朝青龍コールを上げたとき、「こないだは敵にまわったくせに」とひねくれることなく、「わーい、福岡のみなさん、ありがとうありがとう」とにこにこになるところが、なんともかわいらしい。
満面の笑みというか、ぴかぴかにこにこ顔で手を高々とあげ、ぐるっとその場ターンをして歓声に応える姿を、「横綱らしからぬ」とおっしゃる人ももしかしたらいるかもしれないが、どうせ祝うなら本人が嬉しそうにしているほうが祝い甲斐があるので、わたしなんかはあのほうが「よかったよかった」と一緒になって喜べてよかったよ。よかったよかった。
それにしてもあの喜びようは、平成の大横綱っていうより、はじめて優勝して故郷に錦を飾った若手力士みたいではあった。
勝ち慣れすることなく、長く貪欲に勝利に執着できる力士の姿を見せてほしい。
小泉さん、しっかり賜杯を手渡しに来て、「痛みに耐えてよく頑張った」に続くキャッチ-な祝辞を述べていた。
魁皇戦では、「魁皇! 魁皇!」と一斉に魁皇コールがあがった。相撲ではめずらしい光景であり、聞いたことのない音声だった。
どこかのスポーツ紙が、勝ち名乗りを受けながら流した涙の理由を紹介していた。
「(場内みんなが自分の敵にまわってしまったようで)孤独な狼のようだった」
しかし、この孤高の狼、表彰式に場内が一転して朝青龍コールを上げたとき、「こないだは敵にまわったくせに」とひねくれることなく、「わーい、福岡のみなさん、ありがとうありがとう」とにこにこになるところが、なんともかわいらしい。
満面の笑みというか、ぴかぴかにこにこ顔で手を高々とあげ、ぐるっとその場ターンをして歓声に応える姿を、「横綱らしからぬ」とおっしゃる人ももしかしたらいるかもしれないが、どうせ祝うなら本人が嬉しそうにしているほうが祝い甲斐があるので、わたしなんかはあのほうが「よかったよかった」と一緒になって喜べてよかったよ。よかったよかった。
それにしてもあの喜びようは、平成の大横綱っていうより、はじめて優勝して故郷に錦を飾った若手力士みたいではあった。
勝ち慣れすることなく、長く貪欲に勝利に執着できる力士の姿を見せてほしい。