牧師の読書日記 

読んだ本の感想を中心に書いています。

1月30日(水) 「砂の王国 上」 荻原浩著  講談社

2013-01-30 08:14:28 | 日記

 昨日、交渉を続けていた土地(1.2ヘクタール)を離農する人から購入する契約を結んだ。これで私たちの総面積は、9.9ヘクタールとなった。「日本は世界5位の農業大国」によれば北海道の平均経営面積は17.2ヘクタールなので、まだまだ土地の面積では平均以下である。今日の新聞に国の予算案が書かれていたが自民党も農業を支援するとのことだ。私たち農家にとっては嬉しい面もあるが、「日本は世界5位の農業大国」の著者浅川氏に言わせれば弱小農家(擬似農家)を助けるだけで、日本の食を助けることにも日本のためにもならない、ただの票集めに過ぎないと批判されるに違いない。実際的に考えれば私もそう思う。
 購入した土地にプレハブがついているので、これを使って私たち自身の直売所をしようと計画している。私が経営責任者になるであろう。その土地で直売用の生産物を作りたいと思っている。忙しくなり大変だと思うが、楽しみでもある。


 さて読書だが当面は、続いて教会関係と農業(経営)関係を中心に読んでいきたい。それに加えて並行してフィクション(小説)も読んでいこうと考えているがどうなるだろうか。「砂の王国㊤」を読んだ。荻原氏も貫井氏同様おそらく宗教(キリスト教)が嫌いなのだろう。主人公が職を失いお金がなくなり、ホームレスになるところから物語が始まる。人間関係ができ、突如競馬でお金が入る。そのお金を元にしてそのホームレスの時の人間関係で知り合った2人と協力して新興宗教(ビジネス的な組織)を作り、活動を開始する。ここまでが㊤の内容である。物語展開は面白いと思う。㊦でどうなっていくのだろうか。