第２部（１２－１３章）を読んで、「教会の再発見」をすべて読み終えた。
著者のビル・ハイベルズ牧師は教会（ウィロークリークチャーチ）の１０の中心的価値を次のように書いている。
１．油注がれた教えは、個人の人生および教会に変革を起こす第一の触媒である
２．失われた人々は神にとって大切である。ゆえに教会にとっても大切である
３．教会は聖書的に純粋な教義を守ると同時に、今日の文化と関わらなければならない
４．キリストの弟子は継続的成長を切に求め、信仰が本物であることを示すべきである
５．教会は、聖霊の賜物を管理するしもべたちが一つになった共同体として活動する
６．愛の関係が教会生活のあらゆる側面に浸透する
７．人生の変化はスモールグループの中で起こる
８．「すぐれたもの」は神を高め、人を感化する
９．教会はリーダーシップの賜物を持つ人が統率すべきである
１０．キリストへの完全な献身がすべてのクリスチャンの標準である
またウィロークリークでは教会に属する者（教会員）を５つのGで表している。「５Gクリスチャン」こそが教会の活会員（名前だけ教会に在籍するのではなく実際に教会活動する教会員のこと）である。
１．恵み（Grace) クリスチャンとは自分自身の努力や功績で神の好意を得ようとする試みを放棄し、永遠のいのちを恵みとして受け取った者のことである。
２．成長（Growth) 成長とは、神の恵みに対して絶えず応答していくことである。それは一生涯続く。
３．グループ（Group) 教会においては、関係は不可避である。いや、関係こそが教会である。
４．賜物（Gifts) 教会は組織ではなく、有機体であり、信者の相互依存の共同体である。
５．良き管理（Good Stewardship) キリストに従う者は、キリストの流された血によって永遠のいのちが買い戻されたことを悟り、自分たちが所有するものはすべてキリストのものであると見なすのである。
本からの引用。「私は、今日教会が停滞し活気に乏しいのは、根本的にはリーダーシップ喪失が原因であると確信している。いわばリーダーシップ危機である。」
私が本書を読んで一番思わされたことは、自分がビジョンを受け止め、その与えられたビジョンを教会の皆に伝え、共有して共に行動してもらうことのできるリーダーシップ力をつけなければならないということだ。