牧師の読書日記 

読んだ本の感想を中心に書いています。

4月11日(木) 「霊的成長をもたらす4つの習慣」 リック・ウォレン著  パーパス・ドリブン・ジャパン

2013-04-11 05:33:56 | 日記

 本書はサドルバック教会の教育プログラム201の内容がもとになっています。クラス201はクリスチャンの霊的成長について学ぶクラスです。このクラス201は、クラス101(「神の家族に加わる」ということについて学びます。『神の家族へようこそ』)を受講して教会員誓約に署名をし、バプテスマ(水の洗礼)を受けて教会のメンバー(教会員)になった人々のためのクラスです。著者は霊的成長とは、一言で言うなら、「キリストに似た者とされていくこと」と書いています。

 そして霊的成長に関する三つの事実を確認しています。
1.霊的成長は、自動的に起こるのではない
2.霊的成長は、一つのプロセス(過程)である
3.霊的成長には、訓練が必要である



 それから本論に入る前に、序論としてまず簡潔に4つの習慣について書いています。
1.みことばと共に過ごす時間を持つこと
2.神に祈ること
3.収入の十分の一を神に捧げること
4.他のクリスチャンと交わること


 著者は、この4つの習慣を身に付けることで、人生の主要な構成要素である「時間、お金、人間関係」の3つの領域において、主を第一にすることを学んでいきます、と説明しています。みことば(聖書)を読むことを通して神に語っていただく時間を作り、祈りを通して神に語りかける時間を作ること。お金(十分の一献金)を捧げることを通して、すべてのものが神のものであり、神が私に90%を任せてくださっていると考え、正しくお金を管理すること。他の教会員と交わり、良い人間関係を築くこと。

 クラス201では、古い(悪い)習慣を良い習慣に置き換えていくということを目標にしています。4つの習慣は基本的なことだが、クリスチャンとして霊的に成長し、また健全な教会生活をするために、とても大切であると思う。