TOMBOのめがね

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追悼 藤圭子

2013年08月24日 | Weblog
一か月以上カンカン照りだったこの夏、やっと雨が降った。あちこち暴れまわる豪雨と違って平穏に降っている。

藤圭子が自殺したとのニュースが駆け巡った。まだ銀座も新地も飲み屋すら知らなかった時代、どこか投げやりで退廃的な雰囲気を漂わしながら歌う彼女はそのかわいらしさと妙に不似合いながら心にしみるものがあった。すっと長い間彼女には薄倖のイメージが付きまとっていた。新宿のやぐらの上で歌っていた映像はいまだに忘れられない。やがてヒットを連発し2度の結婚をしアメリカに住み、ベガスで遊びまくり大金を持ち歩くなど大金持ちになってしまった。娘も大成功した。もう何の興味もなかった。そこに今度の事件である。真相は知る由もないがあえていえばやっぱり薄倖の女だったのかもしれない。