TOMBOのめがね

感じること パソコンで遊ぶ

ツレがうつになりまして

2011年11月01日 | 映画
ツレがうつになりまして という映画を見てきた。話自体は本人たちにとっても見ている観客もかなりしんどい深刻な話なんだろうけど宮崎あおい、堺雅人の好演もあってところどころコミカルにそして感動的に見ることができた。躁うつ病というのはかなり前から聞いてはいたがうつというのは最近のことのようだ。他人から見るとなまけているとかがんばってないとか見えるだけに家族や周りの人間の理解がなければ治るのは難しそうだ。いろいろ気配りはしながらもがんばらない、がんばらない姿勢が何より大切なんだろう。久しぶりに泣ける映画だった。

  満開のもってのほか
  

ペーパーバード 幸せは翼にのって

2011年09月12日 | 映画
映画「ペーパーバード」を観てきた。あまり宣伝もしてないし固そうな映画でしかも平日の午後だというのにほぼ満席だった。戦争末期からフランコ独裁政治が始まるスペインで爆撃によって妻子を亡くした喜劇役者と親を失った子供(ミゲル)との心の交流、生きるとはどういうことなのかを時にはユーモアを交えながら語りかけてくれるなかなかの映画であった。
中でも衝撃的なラストと思わず拍手したくなるような感動的な最終場面は秀逸であった。珠玉の作品である。

   

復讐捜査線

2011年08月13日 | 映画
メル・ギブスン主演の映画「復讐捜査線」を観た。かって大ヒットした「狼たちの挽歌」のチャールズ・ブロンソンを彷彿とさせるような痛快な復讐映画だ。目の前で殺し屋に射殺される娘。刑事である自分を狙ったものなのか。一人で捜査を始める刑事。こういうのはたいてい上層部から横やりが入ったり妨害があるものだがそれは一切ない。捜査を進めると恐るべき事実に突き当たる。次々犠牲になる関係者、この辺はちょっと残酷。
そして衝撃的な、そして痛快な復讐は終わる。話は単純明快でアクションも申し分ない。この映画は今年3月上演の予定だったが3月11日の原発事故によって延期されたいわくつきのものである。放射能をまき散らかした東電、政府 この映画をぜひ見てほしい。

      

孫文の義士団

2011年04月27日 | 映画
「孫文の義士団」を観てきた。キューバや中国ではカストロよりもチェ・ゲバラ、毛沢東より孫文のほうが人気がありあこがれる青年たちも多いそうだ。それもあってかこの映画なかなか面白かった。日本から香港に潜入してたった1時間の作戦会議。その1時間を孫文を守るために8人の義士団が活躍する。義士団といっても正式なものでなく7人の侍の浪人集めに似て雑多なそれでいてみな一癖ありそうな集団だ。
西太后も孫文もほんの少ししか出てこないが1906年という年代を思い浮かべながら見ると歴史的背景も理解できた。おすすめだ。



(公式ホームページからお借りしました)

13人の刺客

2010年10月27日 | 映画
死刑台のエレベーターとこの「13人の刺客」 迷っていたけどあまりにも前者の評判が悪いので刺客を見てきたがなんとも後味の悪い映画。いくらちゃんばらが好きだからと言って半分ほど殺し合い。おまけに何回も生首転がしてほとんど反吐が出る思いだった。
とりわけSmapのひとりが準主役だけどへたくそだね。こんなことだったら出来はどうであれ吉瀬美智子さん見たほうがよかったかも。

必死剣鳥ざし

2010年08月05日 | 映画
藤沢周平の「必死剣鳥刺し」を観てきました。この時期2時間涼しいところに1000円で楽しめてやっぱり映画はいいな。映画は藩主のめかけが藩政にまで口出しし藩政をゆがめているに切腹を覚悟でめかけを殺してしまう。ところが死罪にならず1年間の蟄居ですまされてしまう。この辺からラストが大体分かってくるので途中大分退屈した。
この前の隠し剣の時もそうだかラスト5分ぐらいが山場でけっこうだらだらしている。ラブシーンも3分ぐらいかな。1000円分の価値は納涼と一緒にすれば元は取れる。

    

チャップリンの独裁者

2010年04月26日 | 映画
午前10時の映画祭、今はチャップリンの「独裁者」上映中です。DVDでは今一つ迫力がないので観に行ってきました。

18年の第一次大戦末期、トメニアのユダヤ人一兵卒チャーリーは飛行機事故で記憶を失い入院する。それから数年後のトメニアは独裁者アデノイド・ヒンケルの天下で、ユダヤ人掃討の真っ最中。そんな折、退院したチャーリーは生まれ育ったユダヤ人街で元の床屋の職に戻る。親衛隊の傍若無人ぶり、特にそれが恋人ハンナに及ぶに至り、彼は勇猛果敢かつ抱腹絶倒のレジスタンスを開始。反逆罪の罪で捕らえられるが親衛隊の服を奪って逃走。そこであの有名な演説です。
チャーリーがもちろん主人公ですが独裁者の孤独、裸の大様ぶりも見事に描き出していて、何度みても最後は涙が出てきます。それに昔の映画はThe Endですぐ終わるのがいいですね。延々とエンドロールが続くと感動も薄れます

     


映画祭

2010年03月08日 | 映画
TOHOシネマの「午前十時の映画祭」3月になってみたい映画が始まりました。でも10時というのはなかなか行きにくいですね。まだエンジンがかからないうちに出かけるようで。来週からは行きますよ。

来週はこれ。



カルヴァッジョ

2010年03月07日 | 映画
カルヴァッジョという映画を観て来ました。バロック絵画の先駆者として有名な画家の光と影のある生涯を描いた作品です。
ヨーロッパ中世の物語は宗教や民族が入り組んで理解するには難しいですが、この映画は栄光と挫折、恋あり、決闘ありで楽しめました。キャンバスの上に光が差し込むところが印象的でまさに光と影の絵画というにふさわしいシーンです。

写真は実際の絵ですが、映画の中でもそっくりなモデルが出てくるのもおもしろい。

             

台北に舞う雪

2010年02月22日 | 映画
「山の郵便配達」のフォ・ジェンイチ監督の新作「台北に舞う雪」を観てきました。父を亡くし「台北に雪が降ったら帰ってくるからね」といって失踪した母をひたすら待ち続けるモウ青年。声が出なくなり失踪した新人歌手メイ。無償の愛を貫こうとする青年と応えようとしても出来ない少女の切ない出会いと別れの物語でした。期待していたほどではなかったですが甘酸っぱい青春を思い出すにはいい映画かもしれません。