昨年、多摩川梨はみつ症が出て多くの農家が苦しみました。幸いなことに当園ではほとんど発生しませんでした。
みつ症というと豊水が出やすいことで知られていて、豊水が出始めると義母がみつ症が出ていないかを入念にチェックしてくれます。みつ症ってどんなの?と思われる方もいらっしゃるかと思います。果肉が半透明になり、梨を太陽にかざすと透けて見える感じになります。腐っているわけではないので、食べられます。ただ、このみつ症が出るとお客様に売ることは出来なくなります。(腐っていると言われてしまいがちなため)
同じ蜜でもりんごは蜜が入っていると美味しいと判断されるのに、梨は・・・と数年前に夫と義母が話していたのを思い出します。
さて、話は昨年のみつ症の事に戻ります。このみつ症が出てしまい、販売出来ない梨が多く出ました。大切に育ててきて、みつ症だから販売出来ない・・・本当に苦しいです。JAセレサ川崎がこのみつ症で販売できなくなった梨を買い取り、ピューレにしたそうです。このピューレを使って、「菓子匠末広庵」さんが多摩川梨の羊羹とお饅頭を作ったそうです。
この和菓子が8月1日から販売されるそうです。セレサモスや末広庵さん、またネットで購入可能だそうです。今年以降も販売不可能な梨を買い取って頂けると日経新聞に書かれていました。心強いです。
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