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Jの10番・沢登も引退…

2005-11-24 06:45:57 | サッカー
相馬選手(+松波選手)に続き、沢登正朗選手も引退するそうです。
東海大から清水エスパルスに入り、J初年度の新人王や96年ナビスコ杯制覇、99年の2ndステージ優勝などに貢献しました。
Jリーグ通算記録は現時点で380試合出場(歴代一位)85得点。
日本代表としては16試合出場3得点。

背は低いながらもパス・FK・ここぞという時の決定力(これすごく重要。個人的にはこれを他人にやらせる俊輔を真の10番とは言えない)を完備した選手。何より選手に信頼される選手でした。
移籍の多いサッカー界の舞台において、エスパルス一筋。個人的にはミスターの称号がもっとも似合う選手なんじゃないかと思っていました(あとはゴンでしょうか。でもゴンよりミスターのイメージが強い)。
また、Jで一番10番の似合う選手でした(理由は上記の通り)。

しかし、代表、そんなに少なかったんだと意外でしたね…
時期が悪かったんでしょうね。トルシエは完成した選手よりは、これからの選手を自分の色に染めていくことを好む監督でしたから、当時完成されていたノボリを呼ぼうという気にはならなかったのかもしれません。
ま、世間もヒデとか俊輔とかにばかり目が向いていましたし。
逆に見れば、代表での負担がなかったから、彼が380試合出場の金字塔を打ち立てられたのかもしれません。

正直、まだやれるかなという気もします。山口選手が歩んだようなJ2の中堅チーム移籍してサッカーの何たるかを示すとか、そういうこともできるのではないかと。
しかし、Jでは一番、ミスターが似うノボリですから、エスパルス以外のチームのユニを着ることは多分当人も考えなかったのでしょうし、私達も想像してはいけないのでしょう。
タイトルでもなく。
代表でもなく。
あくまでエスパルスを選んだJの10番。

ありがとう沢登。
選手以外の形、エスパルスの監督として戻ってくることを期待しています。

おまけ:昨日のエントリJリーグ優勝戦線で鹿島は残り2試合が楽と書きましたが、33節の清水戦は沢登選手最後のホーム。日本平でノボリの最後の勇姿を、ということで清水の意気は高いでしょうし、やりづらくなったかもしれません。

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