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京都便り

京都のこと、和菓子のこと、着物のこと。
四季折々のことを書きつづることができればと。

ホタルが舞ってます。

2010-06-07 11:52:48 | つれづれ
昨日の夜、哲学の道までホタルを見に行った。
まだ早いかな、と思いつつ。
肌寒いくらいだったけど湿気があり、昼の暑さもあって、きっとホタルがいるだろうと推測。

店から哲学の道まで坂をのぼっていくと、哲学の道の入り口に緑色の光が舞っていた。
それもたった一つ。

もう少し歩けばもといるかもと歩いて行くが、光は一向に増える気配なし。
あきらめて戻るとさっきまでたった一つだけだった緑色の光がいくつも舞っているのが見えた。

水面に浮かぶ桜かな

2010-04-14 15:38:25 | つれづれ
4月も半ばになってまだ桜の花を見られること自体、すごいと思うけど、今年の桜はほんとに長い間がんばってくれた。
おかげで去年のぶんを取り戻すかのように売り上げも伸び、あとはこの桜が夏までもてば・・・というのはさすがに欲張りというもので、もう水面に浮かぶ桜も少なくなってきた。

散りゆく桜の美しさがわかるのは日本人だけだろう。
桜の花にカメラを向ける外人さんは多いけど、水面にカメラを向けるのは日本人だけだ。

川の流れに身をまかせる桜の行き着く先は、また来年の春なんだろうか。

満開へ

2010-04-03 10:22:32 | つれづれ
ようやく桜が満開に。
五分咲きから満開までがほんの2日っていうのがすごい。

今年の桜は丸々2週間くらいかかって満開になった。
散るのはあっという間だろうけど、それでもまだ来週いっぱいは見頃が続くだろう。
こんなに長く続く桜はきっとはじめて。

この春は長い。

五分咲きくらい

2010-04-01 12:43:01 | つれづれ
京都の桜は今週末が見頃になりそう。
そして来週もきっと見られるので、今までになく長い桜になりそうな気配。

うちの母親がいつも、

 「桜が早く咲いたら困るわぁ」

と言うので、

 「いくら早く咲くゆーても1週間早く咲くか咲かないかやし」

と言ってたのが3月はじめ。

ところが3月20日にはもう桜がちらちらと咲き始めたと思ったら、そこからぐっと寒くなって、4月に入ってもまだ満開にならず。

今年はえらい長く桜が続くことになった。

来週あたりはまだまだ見られるだろうし、今年はいつになく長い春になりそう。

クローズドノート

2009-08-23 10:21:27 | つれづれ
竹内結子がうちの店の前に撮影に来ていたと以前にも同じタイトルで書いたけど、ようやく映画のほうを見た。
設定はどうも”京都”ということではないらしいけど、撮影自体は京都がメイン。
哲学の道だけでなく、寺町通りや出町柳の三角州のところだと見慣れた風景が多数で、それだけでも楽しめた。

同じ場所なのに撮り方でシーンを変えるという映画らしい手法も多数見ることができ、映画本編に引き込まれる反面、ああ、あそこだな、って発見があって、まるで舞台裏から映画を見ているような気分だった。

うちの母親の話では”希少なバイクの話”ということだったので、そんな話なのかな、と思ったらまったく違って驚いた。

確かに竹内結子は劇中スクーターに乗っているし、一般的なスクーターではなく古い物好きしか乗らない類のスクーターではあるけど、バイクはまったく物語には関係がなく、普通に恋愛劇。

さらに竹内結子しか聞いてなかったけど、よくよく見ると沢尻エリカが哲学の道を走ってる。
沢尻エリカも来てたのに、うちの母親にとっては竹内結子メインだったのは言うまでもなく、そもそも主人公は沢尻エリカだったというのはある意味、推理小説に近いどんでん返し。

映画のストーリー展開よりもうちの母親の話と実際の映画との違いのほうがよっぽどフクザツだったというのは伝言ゲームの妙といったところか。

作品自体もっと小粒なのかと思ったらやたらと有名な役者さんがいっぱい出ていたし、明らかに安い映画ではない。
派手なCGもアクションもないけど、いい脚本といい役者があればいい映画ができるというお手本のような映画。
そして邦画らしい映画。

きっとこの繊細な感覚はガイジンにはわからないだろう。

アイドル映画全盛なんて時代もあったけど、今の邦画はあの時とは比べものにならないくらいにずっと良くなっている。

映画とは視覚で楽しむものだけど、そこからは多くの言葉が伝わってくる。
タイトルの「クローズドノート」に秘められた思いも画面を通して、役者の表情を通して伝わってくる。
それが今の邦画にはある。

今、邦画がおもしろい。

夏の味

2009-08-19 16:05:34 | つれづれ
おにぎりというと普通は梅干しだったり、おかかだったりだけど、僕にとって最高のおにぎりはしぐれ煮のお肉が入ったおにぎり。

うちの母親はお世辞にも料理がうまいとは言えない。
お肉が食べられないので味見すらできない肉料理がうまいわけがなく、まるで夜店のあてもんみたいにはずれ率が高いのが常だった。

しかしお肉のしぐれ煮はようは砂糖と醤油で甘辛くしているだけなので、逆にまずくするほうが難しい。
誰が作っても当たり前に甘辛くできるし、その甘辛さが子どもだった僕には特別な味だった。

そしてそれがおにぎりの中に入ると、えもいわれぬほどにおいしく感じた。


今日の昼はご飯を炊きすぎたからと昨日作ったしぐれ煮を使ってしぐれ煮のおにぎりだった。

 「なんだか夏の味がする」

従兄弟たちと大勢で海に泳ぎに行って食べたあの時の味。

懐かしい味がした。

撮影会

2008-12-14 22:19:09 | つれづれ
今日は振り袖を買ってもらった知人の娘さんをモデルに撮影会。
円山公園から八坂神社、巽橋、花見小路、さらに平安神宮、哲学の道と半日でまわるにはかなりヘビーな内容をこなして、600枚近く撮影。

元々ポートレートは下手なのであんまりいいのはないけど、それでも枚数撮ってるのでなんとか使えるのもあり、ホッとした。

派手な舞妓の衣装ではなく、振り袖ではあったけど、行く先々で

 「写真を撮らせてください」

と言われて大人気。

モデルになってもらった娘さんはもちろん、振り袖も良い物だけに光って見えたのか、ほんとにたくさんの人のカメラに収まった。

着てる本人も”気持ちよかった”と言うほどに鼻高々。
喜んでもらえてよかった。