京都便り

京都のこと、和菓子のこと、着物のこと。
四季折々のことを書きつづることができればと。

秋はいずこ

2006-12-08 14:36:24 | 京都観光

 秋はもう去って行ってしまったのか。
 葉が落ちてしまって裸になった木が目立つようになってきた。道行く人もなんだか寂しげ。そうしてあっというまに秋が過ぎ去って、今度は寒い寒い冬がやってくる。

  

 宮沢賢治の「風の又三郎」を思い出す。 


  そのとき風がどうと吹いて来て教室のガラス戸はみんながたがた鳴り、学校のうしろの山の萱や栗の木はみんな変に青じろくなってゆれ、教室のなかのこどもは何だかにやっとわらってすこしうごいたようでした。すると嘉助がすぐ叫びました。

  「あゝわかった。あいつは風の又三郎だぞ。」


 誰がいるでもなく、そこにいるのは風の又三郎。京都にも又三郎がやってくる。


発見と冷え込みと

2006-12-06 19:35:10 | つれづれ

 みんなのようにカラフルな、そしてスタイリッシュなレイアウトはどうすればできるんだろうと今まで悩んでたけど、ふと”HTMLエディター”という項目があるのに気がついた。

 ずっと前からあったはずなのに、基本的にテキスト大好きな僕としては使おうって気がなかったせいか、まったく気づいてなかった。

 で、使ってみるとちゃんとレイアウトできる。自由度はそれほど高くないものの、必要十分。普通にレイアウトできるんだということにちょっと感動。

 きっと今までなんちゅーセンスのないやつだと思われていたに違いないし、実際それは否定できない。でも遅まきながら気がついたということを評価してもらえれば、と勝手に思ってみたりする。

 今更気づいたんか!ええ、そうなんです!

 ということで今後はもう少しレイアウトも考えます。もちろん写真も文章も。


 12月に入ってなんだかむっちゃ寒いのはなぜだろう。季節っていうのは不思議なもので、夏だったらちゃんと暑いし、冬だったらしっかり寒い。神様の作った世界というのはよくできてるなぁ、と感心せずにはいられない。


    

 そんなわけで気分は夏!<なわけもなく


師走ならでは

2006-12-04 19:22:45 | つれづれ
 11月のおわりには南座にまねきがあがる。
 ところが今年はなぜか写真を撮る機会は何度かあったはずなのに、今日まで毎回忘れて素通りしてしまっていた。
 目の前にあるものを忘れるというのもどうかしているが、それくらい師走になって忙しいというのもある。

 おかげさまで今年は祇園の店のほうも順調に客足が伸びている。DMを出した効果が何ヶ月か経ってようやく出だしているのかもしれない。スツールも二つ追加したし、少なくとも二人は多く座れるようになった。この調子でどんどん改装して、来年あたりはうちもまねきをあげて対抗できるくらいまでできれば、と思っている。

 寒くなった。

犬の話

2006-12-02 19:27:10 | つれづれ
 寒いのかな。久しぶりに僕の足下にハウルが寝ころんでる。

 ここしばらく急に寒くなったせいか、やたらと散歩に連れてけと何度もアピールを繰り返す。

 べつに寒いから外で走りまわりたいというのではなく、単におしっこ。人間も犬も同じというか。


 今日は記念すべき日だ。
 というのもハウルがはじめて、

  「ハウル、お風呂入って」

と指示したらお風呂場に入って行った。
 基本的に風呂嫌いだったのでお風呂場に行くと、すーっと姿を 消すのが常だったのに、今日は自らお風呂場に入って行った。

 ハウルも成長してるんだなぁ。なんだかうれしい。


 京都とはまったく関係のない普通の話。犬の話。

師走突入

2006-12-01 16:15:06 | つれづれ
 12月になった途端、観光客の姿もずっと少なくなった。
 よく見ると木に葉っぱがほとんどついていない。12月だから木も気を遣っているんだろうか。確かに12月にしげしげと葉をつけていたんでは冬らしからぬ。

 11月までは秋、12月は冬になってしまうので、ずいぶん前から京都旅行の予定を立てている人にとっては11月30日を境に、秋の京都旅行気分がシュルルルルっとしぼんでしまうのかもしれない。今年は1週間は遅いので、今週末も、下手すると来週末くらいまで秋の装いではあるんだけど。

 季節は変わりゆき、人は過ぎゆき。秋から冬へと、ゆっくりと時間が過ぎてゆく。