10年度の最低賃金改定 議論始まる。 2010年07月06日 06時23分07秒 | 経済 おはようございます。 鹿児島県で社会保険労務士事務所開業を目標している人事コンシェルジュの岩切勝造です。 先日行われた厚生労働省の中央最低賃金審議会で、最低賃金引き上げの議論が始まりま したが、非正規労働者の待遇改善がどこまで進むか注目されています。 短時間勤務のうち4人に1人が時給800円未満で働いており、政府が目指す「時給800円」 以上の最低賃金が実現すれば、パートやアルバイトで働く人への恩恵は大きく、消費の 拡大により経済効果期待できそうです。 鹿児島県における時給800円未満で働く割合は、2008年データで65.7%と非常に高いで す。(鹿児島県の最低賃金は630円) しかし、経営の厳しい中小企業は依然多く、業績改善を伴わないまま賃金を引き上げ ると、人件費負担に耐えられずに倒産する企業も続出しかねないと思います。 政府も非常に難しい判断だと思います。 ニワトリが先か、卵が先か。 最賃を上げ消費拡大が先か、それとも景気回復が先か。