人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
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4/15 東響第65回川崎定期

2018-04-22 05:00:00 | 音楽

静岡から帰った翌、4月15日(日)、東京交響楽団川崎定期に出かけ
る。この日の指揮者は、音楽監督J.ノット。前日のサントリーHに続
く、「2日目」の演奏だ。

13時30分に開場となり、5分ほどかけて4階席へ。じっくりプログラム
を読む。


音楽鑑賞には必ずしも「知識」はいらないし、かえってジャマになるこ
とがあるけれども、今回のプログラムは、いずれも、ブルックナーとマ
ーラーの最後の交響曲にして、未完のものである。マラ10を聴くのは初
めてかな?

<プログラム>
1.マーラー 交響曲第10番 嬰へ長調から アダージョ
2.ブルックナー 交響曲第9番 ニ短調
指揮;ジョナサン・ノット
コンサートマスター;水谷 晃

以下、いつもながらつたないコメントを・・・・・・

J.ノットは現在55歳。脂が乗っている。2014(平成26)年に東響の音
楽監督に就任したが、本人の申し出により2026年まで任期が延長とな
っている。スダーンに続き、ノットを音楽監督に迎えた東響は黄金期
かもしれない。

この日のミューザ川崎はP席までよく入っていた。J.ノットの人気の高
さがうかがえる。

この日のJ.ノットは、すべて暗譜による指揮だった。ステージにはマイ
クが何本も立っている。--録音用だろう。

弦の配置は、どちらのステージも、下手から1st16、コントラバス8、
チェロ10、ヴィオラ12、2nd16。木管のセンターは、相澤(フルー
ト)、荒(オーボエ)、ヌヴー(クラリネット)、福井(ファゴット)
の各氏。ティンパニは若い方が叩いていた(清水太さん?)。


1.マーラー 交響曲第10番 嬰へ長調から アダージョ
                  (演奏時間約29分)
2.ブルックナー 交響曲第9番 ニ短調 (演奏時間約63分)

マーラーもブルックナーも(--ブルックナーの方が「先輩」だが)交
響曲が「進化」したものだけに、ハイドンやモーツァルトとは対極的な
複雑さがあると言えるかしらん。

マーラの響きが10番でも虚無的である(天国に行きそうで行かない。)
のに対して、ブルックナーのそれは9番でも自然讃歌的だ。(※)

ブルックナー9番の出だしは、
第1楽章 弦によるpppのブルックナー開始
第2楽章 ピッチカート
第3楽章 マラ9のような大きな跳躍
だ。--楽章の出だしとか終わりがどうなっているのか調べるのもおも
しろい?


ブルックナーが終わると数人からブラボーが飛び(--私もその一人)、
大きな拍手となった。
1階の客席上手寄りにプロカメラマンが登場。ノットに向け、盛んにシャ
ッターを切る。オケも盛んに拍手。

ブルックナーでこれだけ大きな拍手が続くのは朝比奈さん以来ではない
かしらん。
もっとも、朝比奈さんとノットでは、同じブルックナーでも、音楽が違
うように感じるのだが・・・・・・。


(※)マーラーとブルックナーが一つの演奏会で演奏されるのは珍しい。
あらためて、二つを聴き、「ブルックナーは神を見た。マーラーは神を
見ようとした」というB.ワルターの言葉を思い出した。



プログラム




11:59


12:00 ハナズオウも終わり?


12:03


12:06 銚子丸の後にできたジョイフル


12:08


12:12 こちらは、ジョナサン・ノットならぬジョナサン


12:16


12:19 たまプラーザで一時下車


12:25


12:33


12:40 武蔵溝ノ口


12:56


12:58


13:00


13:25


13:28


13:36


14:39 休憩


14:42


14:45


14:50


16:07 終演 この後、J.ノットが一人で登場に盛大な拍手!


16:09 


16:14


16:15 女子高生?


16:18


16:19


16:40 武蔵新城南口


16:42


16:47


16:59


17:06


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