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シニア犬と趣味のある暮らし

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第6部:全日本選手権参戦・・・その3(第一戦、筑波)

2008年01月24日 21時55分19秒 | 日々反省の日記
ジュニアクラスに昇格して最初の全日本選手権は筑波サーキットからだった。
1986年の3月末、トランポのホーミーにTZ250と工具やレーシングスーツと
日常品一式を積み込み、夜中か筑波を目指し出発した。
今回はショップの常連の人に同行してもらうことになった。
ただ、この人は車の免許を持っていなかったので運転は実質自分ひとりだ。
大阪から筑波までは、順調に走れば7~8時間で着く。

筑波サーキットに着くと先ず選手権参加の手続きを済ませ練習走行の
準備にかかる。
ただ、この日は非常に風が強かったのを今でも憶えている。
初めてのサーキットでコースにも慣れていないのに強風で走り難くて
まともに練習にならない。
それでも翌日は、すぐに予選が始まるので、とりあえずコースを頭に入れる為、
無理せず練習時間終了まで走りきった。
走行が終わるとマシンの点検と整備をさっさと終わらせる。

その日の夜は、サーキットで顔馴染みの仲間達と一緒に銭湯に行き食事を
とった後、ビールを買ってからサーキットに戻る。
車中でビールを開けひとしきり仲間達と2輪談議に花が咲き夜も更ける頃、
それぞれの車に戻り眠りに就いた。

翌日は朝から雲行きが怪しい、雪でも降りそうな空だった。
そんな中、出場車両の車検も終わり予選が開始される。
自分の番が回ってくると緊張とも興奮ともわからない感覚が湧いてくる。
予選スタート、大一コーナーを抜けてS字コーナーからバンクのついた左コーナー
次はダンロップ下を右左と切り返し右ヘアピンの後は裏ストレート、
ストレートを走り終えると最終の右コーナーへと突っ込んでいく。
ホームストレートに戻ってくると再び第一コーナーを目指してストレートを
全開で駆け抜ける。

だが、結果は予選落ち。自分の腕の悪さは棚にあげて初めてのサーキットと
コンディションの悪さのせいにして、さっさと帰路についた。

翌日は、記録にも残る大雪となるのだ。
決勝もジュニアクラスのレースが終了する頃には雪のためレース続行不能と
判断されて中止になったそうだ。

次回は、その年の記憶に残っている、もう一つの全日本選手権鈴鹿編を
書きます。

次回に続く