老夫婦バックパッカー世界旅

定年退職後、老夫婦で安宿を泊まり歩きの世界旅の記録です

悲嘆

2010-04-07 06:30:00 | 冥土への旅(前立腺がん闘病記)

医師より「前立腺がんです」と面と向って宣言された。或る程度は覚悟をしていたが、あらためて正式に宣告されたのでことで精神的にまいった。

身近にゴルフ仲間のS宮さんが、前立腺がんで2008年10月11日、72歳で逝去されている。俺も間もなく死ぬのかと思うとなんだか虚しくなってくる。反面、ゴルフの杉原選手のようにがんと宣告されて10年以上も命を永らえて現役選手として活躍している人もいる。俺もすぐには死ぬことはないだろうとも思ったりする。何れにせよ私の心は良いほうに、あるいは悪いほうにと動揺した。

特に妻・キヨ子は落胆はなはだしく「私より早く死なないでくれ」と泣いてせがまれる。あたかも、もう間もなく私が臨終のごとくである。

たしかに、今、私が死んだとしたら、税金のことにしろ財産のことにしろ保険のことにしろ市民生活全般の諸届け類一切を私が執り行ってきたので、妻は皆目どうしたら良いものか解らないであろう。

そんなこともあり、妻の悲嘆ぶりは誠に激しく、それを聞くと私もどうしようもなく悲しくなってしまった。

<写真:ブエノス・アイレスの動物園にて>


前立腺がんと診断される

2010-04-06 12:21:45 | 冥土への旅(前立腺がん闘病記)

2008年12月18日

12月2日に行われた前立腺針生検の結果、国際親善総合病院泌尿器科のMドクターから「前立腺がん」であると診断された。

10ケ所を生検し8ケ所からがんが検出された。それも悪性度が高いとのことであった。進行度は局所浸潤の疑いありとのことで、更に精密な検査を行うことにした。

1.コンピュータ断層法(CT)

2.磁気共鳴画像法(MRI)

3.骨シンチガラフィー

以上の検査をしてから、今後の治療方法をそうするか決定することにする。

<写真:ブエノス・アイレスのコロン劇場>


今年初めてのゴルフ

2010-04-05 15:35:38 | ゴルフ

昨年暮れ千葉廣済堂でのKGCコンペ以来、前立腺がん治療のため、4ケ月ほどゴフルから遠ざかっていた。久々のコンペでどうなるかと思われたが、なんとかラウンド出来た。

朝5時ころSさんから電話があり、雨模様でコンペに行くかどうかとの問い合わせ。皆さんは行く気十分であるとのことでしたので、行くだけ行こうと迎えの車に乗る。

家を出るときは雨が結構強く降っていたが千葉の加茂ゴルフ倶楽部に着いたころは小降りとなっていて、スタート時にはほとんど止んでしまった。

続けて1ランド回り、食事後風呂に入り帰宅したのは午後3時20分であった。午後5時から反省会を兼ねて一杯会。

2010年4月5日(月)千葉県、加茂ゴルフ倶楽部

加藤 51 51 102

S保 48 50  98

M上 49 51 100

Wキ 56 69 125

ニヤピン、ドラコンもなし。入賞もなし。


退院

2010-04-01 08:35:08 | 冥土への旅(前立腺がん闘病記)

2008年12月3日退院。

前日(2日)、手術(生検)後、生れて始めて点滴注射を行う。左腕の静脈に注射針を固定し高く吊るされたビニール袋から栄養か薬なのか知らないが黄色い液体が一滴一滴のんびりと体内に侵入する。2袋ほど注射された。その間、トイレに行くのにも、下に車のついた棒でぶらさげられた点滴液を連れて行かなければならない。まったく億劫である。

尿は血液混じりの赤色染みている。自分の放尿された全部をビニール袋に取るよう指示されていたので解ったが1日で1.8L位の量があった。

3日の午前中退院できた。窓口で支払いの精算があり、全部で10,960円ですんだ。その他、陰毛の剃毛代が別に1,000円請求される。

今日の検査の結果は12月18日に判明するとのこと。幸運を祈るのみだ。

<写真:ブレノス・アイレスの植物園に咲く花>