『絆』日記

~ありがとう~

パワー

2010-02-16 01:14:27 | プチ哲学
皆さん、相手から感じるパワーを感じた事ありますか同じことをやっていても、この人がやると一緒に手を取り合って応援をしたくなってしまうけれど、この人だと特に何も思わないそれまでなんとなく話が盛り上がらなかったのに、この人がきたら自然に皆が楽しそうに話し出すといったその人からでているパワー私の所属している職場が入居するビルの共同場所を清掃を担当してくれている方がいます大らかで、パワーが漲っているいわゆる近所にいるおばちゃんといった感じの方です年は60歳前後といったところでしょうかいつもは特段話をすることもなく『おはようございます』『有難うございます』といった軽い挨拶を交わす程度なのですが、先日私が『今日は冷えますねぇ』と挨拶をしたところから初めてその先の話になりました。『私が朝8:00にここに着く時にはまだとても寒いけれど、お姉ちゃんは9:00からだからまだ大丈夫よ。頑張って』っと。そして続けて身の上話を始めました。自分のご主人がリストラをされて職を失い、生活を維持するために自分が仕事をするしかないということで就職活動をしたものの、年も年なので紹介されたのはこの仕事のみしかし仕事をいただけたことに感謝してこの仕事に就いたのだそうただ、自分の娘さんの結婚相手が外国語が堪能な商社マンだけに、自分がこの仕事に就く時に葛藤があり、まず最初にこの仕事を受けた際自分が清掃の仕事に就くことで彼の汚点となっていないのか聞いてみたら『どんな仕事でもどんな状況であっても『お母さん』はお母さんであって、自分の中では何も変わらないです頑張ってください』と応えてくれたのだそうそして会話の最後に一言いいました。『私とっても幸せなんですよ』と。その彼女の言葉の中から幸せに満たされているのがヒシヒシと伝わってきましたその彼女、このビルに働きに来ている人達に挨拶を必ずしてくれて、お互い心地よい一日を迎えるきっかけを皆に与えてくれています彼女の他に週2回、職場の中を清掃に来てくれる方がいます。彼女の年齢もおそらく60歳前後でしょうか彼女は、自ら挨拶をすることは殆どありません仕事で電話をしていてもガーガーと音を立てて掃除機で机の下、椅子の下を掃除してくれます後者の方が一生懸命仕事をしてくれていることを理解して感謝しているのですが、前者の方は何というか感謝と同時に温かさがあり、どこかしら安堵感がありますお二方の違い、それはきっと個々に出ているパワーの違いなんだと思います自分の今ある状況に関係なく、自分に自信を持って全てに満たされ、何事にもポジティブに考えられる人は相手に対してもゆとりをもって接することができ、それが相手に安堵感や人を呼び寄せるパワーになる一方、自分に何かしら不満を持って、ネガティブに考える人は相手のことまで気が回らずに結局のところ相手との距離を作り、相手を寄せ付けないパワーをだしてしまうのだと思います毎日9:00までに職場に入ってタイムカードを押さなくてはいけないのですが、今朝エレベータの下に着いたらなんと9:03マズイと焦っていたところにおばちゃんがちょうど一緒になりました。そして『頑張って、急げ、急げ大丈夫、大丈夫ここでエレベーターが3階で止まるのを見届けているからねはい、きたよ。エレベーターいってらっしゃい』とエレベータのドアが閉まるまで見送りしてくれましたなんともそのおばちゃんの優しい応援が嬉しくてエレベータの中でもおばちゃんの声援が耳にこだましていましたそしてタイムカードを押すと9:05身体を小さくしてロッカールームに荷物をしまいにいきながら思いました自分に自信をもってポジティブにいることが人に心地よいモノを提供できる人のパワーの源であるのなら、自分も自身を省みながら毎日の自分の幸せに満たされた生活に感謝して、周りの人に対して常に安心、頼りになる、そして笑顔を提供できる人間でありたいと明日も素敵な一日でありますようにおやすみなさいませ