合衆国の片隅で新館 2006~

5人と4頭プラスαと2羽と1匹とその他大勢だったアメリカ暮らしは2人と1頭と1匹になりました。

迷子コリーの太郎くん まとめサイト公開!

2008-04-28 | アニマルレスキュー
迷子になって保護されたわが子(犬)が、「もう所有権が移った」と言われ、戻ってこなかったらどうしますか?

数時間前、Mixiのコリー・シェルティレスキューコミュニティにて、迷子のコリー・タロウ君事件のまとめサイト公開のお知らせがされました。(4/25/08)
今後、二度とこんなことが起こらないよう、もう一度考えてみたいと思います。

(以下、mixiコミュより転載)
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みなさまへのお知らせ


3月にこのコミュの中で、太郎くんが無事にお家に帰れたというニュースを
発表させていただいたところですが、その中で太郎くんがお家に帰れるまでの経過やそこからの教訓を考える機会になればと、昨年の11月にある方に太郎くんのレスキューのまとめサイトの作成をお願いしていたところです。
長い時間を必要といたしましたが、このたび太郎くんの飼い主さんサイドにも読んでいただき、公開についてご了解をいただきましたので、公開する運びとなりました。


太郎レスキューまとめサイト
  
     http://tarorescue.seesaa.net/



こちらをどうぞご覧ください。

いろんな方々からのご協力を得て作られたサイトです。

これでようやくスッキリできることと思います。



最後に、たくさんの方々にご心配いただいた太郎くんですが、先月のご報告のときと同様、幸せに過ごしているようです。
ご安心くださいませ。


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(転載終わり)

去年の秋、迷子になり、愛護団体に保護されながらも、一度は飼い主の元へ戻れなくなりかけたコリーの太郎くん。私もずっと見守ってきました。数ヶ月後、紆余曲折の末にやっとお家へ帰ることができましたが、それでも「なぜ?」という疑問がつきなかったのです。そもそもほとんど情報がなかった当初、とあるコリーのブリーダーサイトで、迷子の飼い主が激しく中傷、避難されたことが発端だったようです。そしてその情報に惑わされた多くの人々がいた時点で太郎の不運は始まっていたようです。

当時、このブログでも取り上げて、情報が食い違っていることを書いたりしましたが、「ここで書かれていることと、その(中傷した)サイトで書かれていることと、どちらが正しいのかはわからない」というコメントももらいました。でも、冷静に読めばわかるはずだった、と思うのです。一方には利益が絡んでいたのですから。ネットの情報に振り回されないためには自分で判断するしかないんです。

そしてまた愛護団体側が何故、頑なに「所有権は自分たちにある」と言い張ったのかはわかりませんが、その根拠の一つには「飼い主はセンターにコリーが収容されていると聞いたのに見に行かなかった」というものがあるようです。これについては、私も「私だったら、例え特徴が違っても見に行くだろう」と思う反面、明らかに特徴(セーブルのコリーを探しているのに、黒いコリーがいると言われたらトライカラーだと思いこんでしまう)の違う犬を一縷の期待を込めて見に行って、「やはり違った」ときの落胆を想像するとなかなか足を運べない、という心理も想像できるのです。「違った」として、その「違った」コリーを助けてあげられない現実にも直面するわけですしね。

ともあれ、多くの不運が重なりましたが、関係者の尽力あって、なんとか太郎くんは元のお家に戻れました。でも、このままではまた似たような事件が起きないとも限りません。自分たちが愛犬のためにできることは何か、私も考えていきたいと思います。

参考:当時の記事
2007/11/15 「迷子コリー・太郎(アルファ)君のこと」
2007/11/21 「迷子の太郎君、飼い主さんの決断」
2008/3/10 「緊急報告 迷子コリーの太郎君 帰宅!」


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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (まりん)
2008-04-28 03:00:52
あれからずいぶん月日が経過した気がしますが
無事に太郎君がおうちに帰れて良かったです。
先日、たまたまテレビ番組のロケに参加し
そこで、コリーレスキューの皆さまとお会いする機会がありました。
でも、太郎君の話が出ても誰も何もおっしゃっておられませんでした。
今思えば、まだ団体さんとのお約束で口外できない時期で有り
言いたくて仕方無い気持ちを抑えて心苦しかったことでしょう。
本当に立派だと思います。
そんな皆さまの真摯な態度と熱い想いがあったればこそ
今回の太郎君の帰宅が実現したんだと思います。
二度と、このようなことが無いように願いたいものです。
返信する
Unknown (シナモン)
2008-04-28 13:05:17
まだ全部読んでいませんが、じっくり読ませて頂きます。
この件で大変心配していた人にも、URLを送りました。
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Unknown (AI)
2008-04-29 16:04:58
元の飼い主さんと幸せな時を送っている様子を想い浮かべ、あらためて胸が熱くなります。
ご尽力なさってくださった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
純粋無垢な動物たちに、人間も同じ気持ちで接してあげられるようにと、切に願います。
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Unknown (TAMA)
2008-05-02 04:36:51
☆まりんさん、
本当に、なんとか(辛くも…)お家に帰れましたね。何故か「譲渡」になってしまったようですが。
コリーレスキューメンバーのみなさん、それはそれは苦しかったことでしょう(笑)。でも「なんとか帰って欲しい」という気持ちがあったから耐えられたんですね。やっと真実が明らかになって、これで考えて下さる人が増えるといいですね。
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Unknown (TAMA)
2008-05-02 04:38:44
☆シナモンさん、
多くの人が心配していましたよね。
結果は収まるところに収まりましたが、またこんなことが起きないよう、風化させたくないですね。
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Unknown (TAMA)
2008-05-02 04:40:10
☆AIさん、
今回のことはネットの便利さと裏返しの不便さ、ネットの怖さとありがたさ、悪意と善意…いろいろなことを浮き彫りにしてくれました。
間違った情報が流れても各自が見極める目を持ちたいと改めて考えさせられました。
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Unknown (kita)
2008-10-24 12:08:54
太郎君のこの一件を読んで、数年前私の友人に起こった事件と良く似ているのでビックリしました。ただ、太郎君は何とか元の飼い主さんの元に戻れた様ですが、友人の犬はとうとう帰って来ませんでした。

やはり、ある保護団体に保護されていて、連絡を取りましたが、もう所有権は移っている、本当に同一犬か分からない、等と言われ、飼い方に不備がある等とも言われて等々犬は戻って来ませんでした。
なぜ、こんな悲劇が起こるのでしょうか?
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Unknown (TAMA)
2008-10-27 10:21:40
☆kitaさん、
そうですか。そんなことが…。
所有「権」って何でしょうね。
私だったらきっととことん闘うのでしょうが、時間もエネルギーもお金もたくさん必要で身も心もボロボロになってしまいますよね。
保護団体側も犬の幸せを願ってのことでしょうが、人によってその基準は違います。犬が虐待されているのでない限り、保護団体が飼い主から犬を取り上げることはできないと思うんですが…
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Unknown (きゅー)
2011-06-08 12:07:44
大変興味深く、また難しい問題なんですね!
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Unknown (TAMA)
2011-06-13 04:00:22
☆きゅーさん、

この話題もすっかり古くなってしまいましたね。
でも、こうして知って頂けることはありがたいと思っています。
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