石屋のカミさん日記

仕事に趣味に 好奇心の赴くまま楽しいこと追求します!

のぼうの城

2009-05-11 19:29:59 | マイ本棚
土曜日から東京方面に修学旅行へ行っていた長男が
無事に帰宅した。
暑い3日間、友達といろいろな楽しい体験をたくさんして
帰ってきた。
面白かったけれど人が多すぎて、住みたくはないというのが
彼の感想だった。

読書家の岡田准一くんが 雑誌で紹介していた本を読んだ。

和田竜さん「のぼうの城」



のぼうの城

時は乱世
天下統一を目指す秀吉の軍勢が唯一、落とせない城
忍城(おしじょう)。
石田三成を総大将として攻める秀吉軍に対して
城を守る総大将は 成田長親。
でくのぼうの「のぼう様」と領民から呼ばれ
親しまれている愚鈍な大将だ。

石田三成の2万の軍勢に、たった2千の兵で
立ち向かう。
この長親、智も仁も勇もないが
領民から「人気」だけはあった。
思いがけない将器を発揮して、
信じられないような戦闘が繰り広げられる。

登場人物も 個性豊かでみんな、とてもカッコよくて素敵
わかりやすいので歴史モノでもすらすら読めるし
読後は爽快感いっぱいになる
読みやす過ぎて ちょっぴり物足りないかも。

読んでて、高校野球の佐賀北高校を思い出した。
並みいる強豪・有名校を相手に、
県立の進学校が奇蹟の試合を勝ち抜いていく。
甲子園の女神は 時に洒落たことをするものだ。
頭では予測不能なことを起こすことがあり
観ているものすべてを興奮と感動の渦に巻き込んでしまう。

まさに、忍城の成田一族は そんな感じ。
すがすがしい清涼感に包まれる。

「のぼうの城」のレビューを見ていると
同じ題材を扱った小説に「水の城」があるそうだ。
こっちの方も大変面白いようで是非是非読み比べてみたい

水の城

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする