石屋のカミさん日記

仕事に趣味に 好奇心の赴くまま楽しいこと追求します!

森光子の放浪記

2009-05-15 23:24:52 | Weblog
今日は5月香道教室。
一緒にお稽古を頑張っていたFさんが、お母様の介護で
しばらく稽古に来れない旨、連絡をくださった。

Fさんとお母様とで、何年もお父様の介護をされていたのだが
今回、お母様まで入院となった。
電話の声の様子では
軽い病状ではないような感じだった。

40代後半のFさん、お香が気分転換になると仰っていたのに
しばらくお会いできないと思うと淋しい。

女性って・・・
結婚や出産、育児と人生のヤマ場を必死で乗り越え
やっと子育てが終わって羽をのばそうとすると
今度は介護が待っている。
頑張って親を介護していると、更年期やなんやかやで
自分自身の体調との闘いも始まる。

ヤマ場とヤマ場の隙間を狙って、
楽しめるときに、経験できるときに
思う存分、やりたいことをやりたいなと思う。
もっと先で・・ラクになってから・・と先延ばしにしていても
女には 決して暇でラクな時なんか来ないような気がする。

夜、先日89歳の誕生日を迎えた森光子さんの
ドキュメント番組をやっていたので
珍しくテレビの前に釘付けになった。

89歳
3時間45分ものあいだ、出ずっぱりの舞台を
89歳の女性が主役を張る!
5月9日、私と同じ誕生日に、放浪記2000回を達成された。
森さんのパワー・エネルギーに感動!!!

番組のなかで、森さんが発せられる言葉ひとつひとつは
どれもみな、深~い叡智をたたえている。
長いあいだ、ものすごい仕事をしてこられた
人生そのものが言葉の端々に滲み出ている感じだ。

みんなに愛されて慕われている様子、
ユーモアがあってジョークをとばして
魅力的な会話をしている森さんを見て
「こんなおばあちゃんになりたい!!」と
熱烈にうらやましく思った。

舞台に立たれる森さんは、とっても綺麗で
瞳もキラキラと輝いていて、89歳でこの美しさ、
驚異的だけど、はかりしれない勇気をいただいた。

「放浪記」を演じるまではずっと脇役で目立たない女優さんだったそうだ。
40代までは下積み生活をされていた。
今の私と同じ41歳で、「放浪記」を初演されたんだって!
これを知って、雷に打たれたように感銘を受けてしまった。

41歳のときに初めて主役をはり、当たり役で
めきめき力をつけていかれたなんて・・・
私だって、今からいろいろ頑張っても遅くないのでは??
本当にパワーをいただいた
森さんのような素晴らしいライフワークがあるわけじゃないけれど
常に前向きに精進して、みんなに愛されるおばあちゃんに
なろう!と思った。
コメント
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