石屋のカミさん日記

仕事に趣味に 好奇心の赴くまま楽しいこと追求します!

銃。可処分時間

2020-06-29 20:05:16 | マイ本棚

長女に「これ、衝撃的やから 読んでみて!!」と

勧められた本

中村文則 「銃」

ある雨が降りしきる夜、大学生の西川が

死体のそばに落ちていた漆黒の「銃」を拾って

自宅へ持って帰る。

圧倒的な美しさと存在感をもつ「銃」に魅せられた

西川の 刻々と変化していく心理が

もう ほんとにすごく面白かった!

表現力・・心の描写が素晴らしい。

衝撃的な本だった。

前から気になってた作家さんだったけど

これからもいろいろ読んでみよ と思う。

 

落語会に行く 電車のなかで読んだ。

とても久しぶりの遠出の電車移動。。。

往復3時間ほどかかったのだが

移動って やはり時間がかかるなあと改めて思う。

私など、楽しいイベントにむかって

たまの移動なので まだ読書タイムとして楽しんでるが

満員電車での遠距離通勤を毎日続けてた人は

今回、テレワークを経験されて

時間がたくさん手に入って驚かれてるのでは?

可処分所得ならぬ 可処分時間。

時は金なり! 

これからの時代、「可処分時間」を

求める人が多くなるだろうし

それが十分可能な 働き方になるだろう。

 

 

 

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お座敷落語の会

2020-06-28 20:12:21 | Weblog

超!久しぶりの遠出の外出。

長女と一緒に、嵯峨野のずーっと奥、

愛宕山の麓にある 「鮎の宿 つたや」さんにて

お座敷落語の会に参加した。

昨年、企画されたのだけど

ひどい台風で 中止になり、今回もコロナで

中止だろうか・・・と心配していたが

18名ほどの少人数で いろんなことに気を付けて

無事に行われた。

愛宕山の麓で 四代目・桂春團治師匠の

これぞ上方落語『愛宕山』を聴くというレアな趣向。

三味線や鳴り物の 所謂「ハメモノ」が入り、

とっても風情豊かだった。

 

よもや コロナもここまでは来れまい・・・というような

嵯峨野の奥深い処、空気が澄んで美しい。

落語も面白かったが そのあと お食事をみんなで

ご一緒させていただいた、春團治師匠の世間話の面白いこと!

気さくで 男前で 素敵な方だった。

アンジャッシュ渡部の人間性について

皆様とお話したのも 大変考えること・学ぶことが

多くて。

 

鮎の宿というだけあって つたやさんの

鮎が 素晴らしく美味しかった。

ほろ苦さが なんともいえず大人の美味。

 

全体を通して お料理が少量なのもすごく良かった。

 

 

 

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テレハラ

2020-06-26 16:50:02 | Weblog

今月10日に発刊されたばかりの

池上彰「知らないと恥をかく世界の大問題11」読了。

恥ばかりかいていないといけないくらい

知らないことだらけだった。

シリーズ11冊目なので

1冊目から続けて読んでいれば 賢くなれたかも。

リアルタイムの時事問題ばかりで

とても勉強にはなるけど

中東情勢、いくら読んでもややこしくて難しい。

イスラエル・サウジアラビア・イラン・イラクに

イスラム教シーア派やスンニ派・クルド人・・

世界史を も一回 学び直さないと。。。

陸続きの世界各国は ほんとうに大変だ。

日本も国内では いろいろと問題有りだけど

世界の戦争のなかで生きている人々のことを

思えば 穏やかで有難いことだ。

 

コロナが流行したため、

テレワークが 加速的に伸びた。

テイクアウトやオンライン飲み会、

オンライン授業など

人間の適応力に ただ感心するのみ。

ピンチが 新しいチャンスになる。

けれど、思ってもみなかった問題がいろいろと発生するのも事実。

先日 「テレハラ」なる見出しを新聞で見つけた。

テレワークハラスメントの略か?

オンラインで 上司が 女性部下の部屋を覗き込んで

いろいろ言及するらしい。

「今、すっぴんなの?」

「奥に彼氏がいるんじゃない?」

お酒を飲め、と強要する場合もあるとか。

悪意があるわけじゃないのは わかるので

昭和のオジサンも大変な世の中だと思う。

本人は コミュニケーションをとってるつもりなんだろけど。

 

いつもきちんとしていないといけないし、

後ろに映り込む背景の部屋のなかも気になるし。

なるほどー、やってみて初めてわかることって

たくさんある。

 

 

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いつの間にか

2020-06-19 10:32:14 | Weblog

昨日の茶道稽古は 若い人たちと一緒だった。

20代の女性と30代の男性。

夏らしい葉蓋のお点前の稽古をされた。

最近 まわりを見渡すと いつの間にか

自分が年長者になっている。

仕事でも お稽古でも いろいろな場で。

ずっと若いつもりでいたし、実際に年上の方に接して

たくさんのことを学んできたが

だんだん立場が変わってきて

戸惑う。

説教臭い年長者になりたくないし

かといって 若い感覚に無理して合わせるのも

見苦しい。難しいもんだ。

 

夜は 四国の石材問屋の若い男の子が

我が家に泊まった。

コロナで 暇にしていたので

とても新鮮、たくさんのお料理をつくって

主人と3人で お酒を飲みながら

仕事のことなど 楽しい夕食を共にした。

聞けば 平成8年生まれ!

うちの次男と同い年なのに

なかなかしっかりしてて面白い。

自分の子供くらいの年齢の子たちが

活躍していく時代になったんだ。

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世界のニュースを読む力・コンビニ人間

2020-06-16 22:10:44 | マイ本棚

2冊 本を読んだ。

村田沙耶香 「コンビニ人間」

第155回芥川賞受賞されたとき

一度 単行本で読んだことがあり

文庫本で再読した。

普通の人間が どのように感じてどのように生きるか

わからない主人公 恵子。

18年間コンビニバイトとしてマニュアル通りに働き、

「普通の生活」を真似して生きている。

太宰治「人間失格」を思い出した。

案外、みんな 普通に生きることがわからなくて

まわりに合わせながら マニュアルらしきものに

従って生きてるのかも。

 

もう1冊は

池上 彰さんと増田ユリヤさんの対談集

「世界のニュースを読む力」

サブタイトル 2020年激変する各国の情勢

今年の初めに 某銀行さんから いただいた本。

こういう類の本は できるだけ最新刊を

できるだけ ささっと早く読まないといけないね。

昨年11月30日に発行された本だけど

それから コロナ大流行で 各国情勢が

思いもよらぬことになったのだから。

でも、写真もたくさん掲載されていて

とてもわかりやすく面白い本だった。

増田ユリヤさんというジャーナリストは

27年間 高校の社会科教師として

歴史や現社を教えてたんだけど

38歳のときに 初めて(!)海外を旅し、

それから 海外の政治情勢の取材にハマったそうだ。

板門店やメキシコの壁・エルサレムなど

危険なところもたくさん訪れて その空気を伝えている。

本を読みながら いろんな国を旅しているようだった。

その国・その国で 歴史や政治や状況が違ってて

世界は 広いなーと改めて思う。

ちっぽけな日本の 京都府北部の港町で

チマチマ生活している自分が

とても小さく思えた。

が、とてつもなく安心安全で 幸せに暮らせてるな

とも思った。

このお二人の コロナウイルスに対する対談を期待してる。

 

 

 

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長女の帰省

2020-06-15 11:13:43 | Weblog

木曜日から日曜日まで 長女が帰省した。

春のお彼岸くらいから コロナで

ずっと寮生活、久しぶりの帰省だった。

毎晩一緒に夕食を食べて いろいろな話をした。

長女の中国人の友達(東京在住)とも

オンラインでおしゃべりを楽しんだ。

東京の大企業に勤めている、その友達は

3月から 自宅でテレワーク。

タイやシンガポール・中国の同僚と、頻繁に

オンライン会議をするそうだ。

ニコニコ笑顔が輝いてて、

とても忙しそうで充実しているようで

強く、逞しいなーと感心した。

長女も、私が読んだことのない作家の本を

たくさん読んでいてい驚いた。

 

「早く前の生活に戻りたい~」なんて

言っている場合じゃないな。

もう、前の生活は 完全には戻らないだろう、

そんなこと言ってたら 淘汰されてしまいそう。

大変化の波に上手に乗って

楽しいことを たくさん見つけたい。

前向きに。 

 

 

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久しぶりの・・・・

2020-06-12 15:12:07 | マイ本棚

橘玲 「上級国民 下級国民」読了。

カタカナ文字が いっぱい出てきて難解だった。

 

今月から茶道の稽古が再開されて 

昨日 久しぶりに単衣の着物を着て

お稽古に行ってきた。

換気をよくし、マスクをし、「密」に

ならないよう 間隔を空けて座る。

回し飲みをする濃茶は 一人の人だけが飲み、

あとは飲んだ真似・飲んだ「つもり」での稽古。

 

「コロナをきっかけに 茶道が廃れていくのでは・・」と

先生が ポツンと危惧の言葉をおっしゃった。

先生のお稽古場は 広く換気もしやすいけど

正式なお茶事などのとき、今までのように

狭く密閉された茶席で 一椀を回し飲みする濃茶は

コロナウィルスのことを考えると致命的だ。

それでも 先生が ご用意してくださった

床の間の清々しい軸や 季節の茶花、

久しぶりに着物で 畳を歩くこと・・

とても心が癒された。

夜は こちらも久しぶりに友達数人と外食。

ほんとに久しぶりだった。

テイクアウトよりも 断然 美味しいし楽しい。

徐々に徐々に 元の生活に戻りつつある。

 

 

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ライオンのおやつ

2020-06-08 16:48:04 | マイ本棚

小川 糸「ライオンのおやつ」読了した。

2020年・本屋大賞第2位となった本。

33歳の雫ちゃんが 末期がんを患い

人生の最後を 瀬戸内海のホスピス「ライオンの家」で

過ごし、静かに人生の幕を閉じる話。

丁寧で とても美しい文章、悲しいストーリーなのに

なぜか全く暗さがなくて レモンの香りや

そよ風の心地よさにあふれている 素敵な素敵な作品だった。

本屋大賞第2位!?

この間読んだ、第1位の「流浪の月」よりも

だんぜん 私はこっちの本のほうが好き。

私が本屋の店員なら 迷わず「ライオンのおやつ」に

一票入れただろう。

本屋の店員さんは 若い人が多いので

まだまだ「死」や「ホスピス」なんて

どこか遠いできごとだから あまりピンとこないのかな。。。

そんな風に思ってしまった。

何十冊に一冊、良い本に出合うことがある。

まさしく、良い本に出合うことができた。

「死」も「生」も一緒。

読み進むうちに「死」が怖くなくなり、

人生の最後には 私もこんなホスピスで

感謝しながら穏やかに 暮らしたいと感じた。

本を読みながら 何度か涙がにじんだけど

悲しい涙ではない。

そして、夜眠りにつくとき、

今までの人生で 楽しかったことがいっぱい思い出された。

子供時代のころ・主人のこと・子供たちが可愛かったころ。

あまりにも楽しいことが たくさんあったなあと

感謝しながら 涙がにじんだ。

そんな感じの本だった。

小川 糸さんの本、初めて読んだけど

とても素敵だった。

世界各国で 翻訳されているそう。

たぶん、この感覚、世界じゅう普遍なんだろう。

 

 

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流浪の月

2020-06-06 16:24:04 | マイ本棚

2020年本屋大賞受賞作

凪良ゆう 「流浪の月」読了した。

長女が送ってくれた本。

ロリコンで、大人の女性を愛せない男性と 

9歳の少女が共に暮らし

10数年後に再会するお話。

よくまあ、こんなストーリーを考えて

小説に作り上げていくなあと 想像力に感心する。

ネット社会や、匿名の誹謗中傷など

現代社会の 嫌な部分も描かれていて

「事実」と「真実」が違うことなど

いろいろ考えさせられた。

行き過ぎた報道や SNSによって

本当のことから どんどんと歪んだ方向に

捻じ曲げられていく怖さがある。

 

この主人公二人の関係・・・

友達でもなく 家族でもなく

恋人でもなく こんな深い「愛」のかたちが

あるんだなと、濃厚ストーリーの割には

読んだ後 なんだか、清々しい気分になった。

 

 

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今日は 芒種

2020-06-05 14:58:20 | Weblog

24節気の 今日は芒種。

梅雨前線が気になりだし

梅の実が黄ばみ 蛍が闇夜に浮かぶころ。

真夏のように暑い!

コロナウィルスは 暑さにも強いのだろうか。

インドでも猛威をふるってるところを見ると、 

暑くなったから収まるものでもないんだろうなあ。

 

先週の日経プラス1の 「何でもランキング」は

コロナのステイホームで、気づいたことと

挑戦したことを 全国1000人の人にたずねた結果だった。

 

ステイホームで気づいたこと!

1位 お金がかからない

2位 自宅に不要品が多い

3位 活動量が減り 食生活の見直し必要

4位 家族のリスクマネジメント能力

5位 家族一緒の食事の楽しさ

6位 衛生に気を付け風邪ひかず

7位 レトルトや保存食が美味しい

8位 長い通勤は 体力消耗が激しいこと

9位 家事上手な家族のありがたみ

10位 集中して何かを作る楽しみ

 

ステイホームで挑戦したこと!

1位 家財の断捨離・掃除

2位 家の中で できる運動

3位 録画や本など眠るコンテンツの消費

4位 動画配信サービスの利用

5位 飲食店のテイクアウト

6位 キャリアアップに向けた勉強

7位 お菓子つくりや料理

8位 マスク作りなど手芸

9位 通販や宅配サービスの利用

10位 家庭菜園やガーデニング

 

このランキング見てると みんな前向きだなあと

感心する。

さて 皆様はいかがでしょうか。

ステイホームで気づいたこと・・・

「お金がかからない!」私もそう!そのことに気づいた。

規則正しい生活で 体調が良いことにも気づいた。

会議や会合・人との接触が少ないので

なんとなく 心に負担が少なく 精神衛生も良いような気が。

 

挑戦したことは

ZOOM。

オンラインで講座を受講したり お茶会に参加したり。

このたびのコロナ禍で気づいたこと。

ウィルスも怖いが 人間が一番怖いかも。

都会のほうでは そうでもないかもしれないが

田舎でコロナにかかったら 周りの目が怖すぎる。

その地域に住んでいられなくなるようなことを

耳にするたび、ものすごい恐怖感を感じる。

日本は「恥の文化」、欧米は「罪の文化」、

そこらあたりが違うから コロナ禍にもそれが表れてるそうだ。

「自粛警察」なる言葉を聞いて 大きく頷いてしまう。

「非国民」や「贅沢は敵」「欲しがりません、勝つまでは」etc.

戦時中の狂騒と似たようなイメージをコロナ禍に抱く人も

多いと思う。私もそうだ。

日本人は 生来の綺麗好きにも増して、

「コロナにかかったらムラには いられない」という

焦燥感や恐怖感から、ぐっと辛抱強く我慢ができる気質なんだと思う。

京都府の感染者数も 20日連続で0人。

いろいろ考えさせられる 今回のコロナ、

今ベストセラーになっている カミュの「ペスト」読破に

挑戦したいところだけど

読むべき本 読みたい本が山積みになっているので

も少し後になりそう。

 

 

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