石屋のカミさん日記

仕事に趣味に 好奇心の赴くまま楽しいこと追求します!

火天の城

2009-04-28 20:56:57 | Weblog
この間の西国巡礼の旅で 安土の観音山寺を訪れたとき
今秋公開予定の映画のチラシが置いてあった。

ポスターも貼ってある。

安土城築城の映画らしい。
とっても気になり、そのチラシを持って帰ってきた。

原作が直木賞受賞された山本兼一さんの
「火天の城」



野望に燃える信長の安土城築城物語。
現在のお金で約1000億円を費やしてつくった幻の名城、
前代未聞のその大プロジェクトを託された
日本一の総棟梁 岡部又右衛門父子の
奮闘が描かれている。

面白そうなので、即アマゾンで購入
すらすらすら~と読み終えた。

この本は 第11回松本清張賞も受賞している。

学生のときの歴史の勉強では、
「織田信長が安土に安土城を築き、その城下町は
 楽市楽座で賑わう」
・・・くらいしか、習っていないと思う。

でも、実際には織田信長が建てたわけじゃなく
総棟梁を頂点とする、何万人という人々が汗水をたらして
石垣を積み、木を切り刻み、組み立て、瓦を焼いたのだ。
全国から石工や大工が集まり町をつくり
喧嘩があったり恋があったり 悩みがあったり・・と
今と変わらない生活があった。

無名の天才宮大工、又右衛門が大勢の人間を束ね
壮大な名城を建築した。
どんなに心血そそいだ毎日だったろうか・・と
安土城が現在に残らなかったことを残念に思う。

また、大工を継ぐ息子との葛藤もドラマのテーマに
なっている。
父のやりかたに反発しながらも
最後には父親と同じようになっていく姿にも感動・・

この本を読んだら、もう一度安土城城跡へ
行ってみたくなってきた。
歴史はロマンだ~

ちなみに映画では 総棟梁又右衛門を西田敏行
その妻田鶴を大竹しのぶ
織田信長を椎名桔平が演じるそうだ。

映画「火天の城」

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コメント
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