歌がうまくなりたい

「誰にでもわかる」「実感できる」カヌマミュージックスクールのレッスン風景

⑳持ち味!!

2019年05月12日 11時16分11秒 | ワンポイントレッスン

相模原市のカヌマミュージックスクールです。

20回目”のテーマは

“持ち味”についてです。

人によっては テンポの速いリズミカルな歌が似合う人、
逆に スローな歌いあげ系の歌が似合う人、又は 語り調の
歌が似合う人。それぞれですね。

カヌマの生徒さんの中には どんな歌が自分に合うかわからないので
選曲を「先生、選んでください。」という人や、友達にすすめられたからと
明らかに似合わない歌を習いたいという人もいます。

かといって 自分の好きな歌が必ずしも合うとは限らないし・・・。

もちろん 音感をきたえ、発声練習で声に磨きをかけ、
前に述べたレガート、スタッカートを歌いわけ、リズム(テンポ)に乗り、
メロディに言葉を乗せることが出来れば、どんな歌にも対応できますが、

演歌には演歌の、ポップスにはポップスの、シャンソンにはシャンソンの
スタイルがあります。

例えば シャンソンでは 何故かスタッカート気味で歌う人が多く(もちろん
アマですが)、そのせいで声域が狭く、低音域で歌うため、高い音(声)が
出ず、苦しんでいる人が多いようです。

説得力のある言葉でということで 地声で歌っているのでしょう。
スタイルと言えば それまでですが、すこし レガートで歌うことを
覚えれば楽になるのにと思ったりもします。

特に 初心者の方は どのタイプの歌でも 最初は無理せず、歌いやすい
歌からスタートするのがよいでしょう。

もちろん 歌の好き嫌いはあるでしょうし、
ポップスの好きな人に演歌をとか、その逆でも無理がありますが、
その人の声質、音域、リズム感などを考慮して、指導者がすすめる歌から
始めてみるのも方法だと思います。


⑲ことばで歌おう!!

2019年05月11日 10時30分57秒 | ワンポイントレッスン

相模原市のカヌマミュージックスクールです。

9回目のテーマは

ことばで歌おう です。

共感できる言葉、ストーリー。
それを 歌う喜び。感情移入。
歌の 醍醐味 です。

自分の気持ちを 揺り動かした歌は、いつまでも飽きずに 歌い続けられます。

でも 皆さんの中には、まちがえまい、あわせようと メロディを
意識するあまり、言葉をおろそかにしていませんか。
もったいないですよ。

ここで 今回のポイントです。

歌詞をよみましょう。 それも声を出して 音読 で。

耳から 読んだ言葉が 頭に入ってくるのと、黙読したものでは
歌う時 言葉がそのままメロディに変わるのと、メロディに言葉を
あてはめるぐらいの差が出ます。

内容の理解は 黙読でもよいのですが、声を使って歌うのですから
音読の方が効果的です。

おっくうがらず、声を出してよみましょう。


⑱声を自由自在にあやつって!!

2019年05月10日 19時21分56秒 | ワンポイントレッスン

相模原市のカヌマミュージックスクールです。

18回目のテーマは…

“声を 自由自在にあやつって歌う” です。

理想ですよね。
音感をきたえて、発声練習をして・・・。準備完了。

でも いざ歌う時、まちがえまい とか 合わせよう とする気持ちが
強いと、声にブレーキがかかり、金縛り状態。

歌を覚えるときは メロディが主人公です。
メロディに言葉をあてはめるわけですが、この時はまだ
スタッカート気味でいいです。

そして 言葉でメロディをなぞれたら、今度は“言葉を主人公” に
変えてゆきます。

リズム(テンポ)に乗って メロディに言葉を乗せて行きます。
これが大切です。

そして 言葉が しっかりすればするほど、そこで出している声も
しっかりしているでしょうし、メロディもしっかり聴き手に伝わるものです。

要は メロディにとらわれて、まちがえまい、合わせよう としていると
肝心な言葉が おろそかになり、頼りなくなり、しっかり声が出せないと
思い込み、自分の声が悪い、発声が悪い と思ってしまいます。

メロディに歌わされるのではなく、しっかり言葉で 
“歌を” “メロディ” を表現しましょう。


⑰レガートって??

2019年05月09日 11時04分50秒 | ワンポイントレッスン

相模原市のカヌマミュージックスクールです。

17回目のテーマは…

“ハナでとったメロディ、メリハリを口で言葉に変換しよう”です。

少し長いタイトルですね。

ここで “レガート” と “スタッカート”の お話しをします。

レガートは “なめらかに” スタッカートは “歯切れよく” という
意味ですが、一語一語に 音程、音の長短 をつけて 言葉を並べると
どうしても スタッカート気味の歌になります。

もちろん 曲の中で 言葉をスタッカートで歌う場所もありますが
すべて それでは 全くなめらかさのない 固い歌になってしまいます。

そして 一語一語ですから 高い音には力が入ったり、長い音は
伸ばさなきゃと 力んでしまうため、その後に続く言葉が 不安定になります。

ここで 今回のポイントです。

「あなたの」という言葉を使ってみましょう。

「あなたの」を 一語一語 ゆっくり あ・な・た・の といってみてください。
口からしか 音(声)が出ないでしょう。・・・スタッカート


では 次に “あなたの” と言葉をつないで言ってみてください。
どうですか。
口とハナ 両方が響いているでしょう。特に 「な」 なんかは、完全に
ハナで響いているはずです。

言葉をなめらかに レガートで歌える人は 口、ハナ 両方から 音(声)が
出るのです。

前にも言いましたが、口は 言葉担当、ハナは 響き担当 という意味が
わかっていただけたと思います。

次回は “声を 自由自在にあやつって歌う” です。


⑯声の出口は口だけ??

2019年05月08日 11時07分31秒 | ワンポイントレッスン

相模原市のカヌマミュージックスクールです。

16回目のテーマは

声のボリュームについてです。

前回も述べましたが、声=口と思っている人が多いようです。
従って 声(口)を張り上げなければ ボリュームが出ないと
思ってしまいます。

さぁ 今回のポイントです。

一度 ハミングで 歌をうたってみてください。

口(唇)は閉じていますよね。舌も動きません。
注意してほしいのは 歯だけです。歯をくいしばらずやってみてください。

ハナの音はン(ム)ーですが、ハナの前の方で音を響かせたいので
「フン フン」の積もりでどうぞ。

どうですか。口を使わなくても 音程もとれ、音も伸ばすことが
出来るでしょう。

要するに 口を使わなくても メロディを奏でることが出来るのです。

そして 練習次第で ハナは素晴らしい楽器になってくれます。
音程はおろか メリハリだって思うがまま。

ボリュームについてですが、軽く ンーとハナを響かせながら 口を
「ア」の口にしてみましょう。
口を開ければ 「アー」。閉じれば 「ンー」。

さぁ 今度は 「ンー」を強く響かせ、同様に 「ア」の口に。
どうですか。先ほどの 「アー」より、強い 「アー」になったでしょう。

声のボリュームを調整してしているのは 口だけではありませんよ。
ところが 口に力がはいると ハナの音は響かなくなり、結果
声を張り上げることになってしまいます。

皆さんも不思議におもったことがあると思いますが、口を大きく開けないで
ボリュームたっぷりに歌っているプロ歌手が多いことを。

答えは ハナの音 です。もちろん 声はお腹から出ていますが、
声の出口は 口だけでなく 口とハナ両方あることをお忘れなく。

最後に 注意として、ハナ音練習の際、CD、テープ等の歌、ないし
カラオケをかけてやってください。
それなしだと ただの鼻歌になってしまいます。
ちゃんと リズム(テンポ)に乗せてやってください。

上達のコツです。


⑮口元をゆるめて!!

2019年05月07日 12時21分41秒 | ワンポイントレッスン

相模原市のカヌマミュージックスクールです。

15回目のテーマは…

“口について”

耳からの情報を 口で言葉に変換する時、最も気をつけて欲しいことは
“口元をゆるめて”ということです。(だらしなくではないですよ)

声=口でと思っている人は、声(口)に力を入れたり、抜いたり。
これではスムースに 口が動いてくれません。

長い音符があったり、短い音符が連続していたりというのがメロディです。
メロディをスムースに言葉に変換する口の動きが悪いのでは、
お話しになりません。

さぁ 今日のポイントです。

口元がゆるんでいれば、言葉を作る 舌、唇、歯 などが固くならず
動いてくれます。

口は言葉を担当するもので、その口で音程をとったり、力んで
声を伸ばしたりするのは もってのほかです。

声のボリュームを出してくれるのは 口だけではありません。
逆に 口に力が入ると、のどが閉まり のどごえになります。
高音のロングトーンで 声がかすれたり、ひっくり返ったり、息苦しく
感じることはありませんか。

以前 「雪の華」の例で説明しましたが、言葉をしっかり言うことは
あっても 強くとか 力を入れて伸ばすということはありません。

では どうやって声のボリュームを出すのか。
次回 お話しします。


⑭音感 その2

2019年05月06日 10時51分54秒 | ワンポイントレッスン

相模原市のカヌマミュージックスクールです。

14回目のテーマは…

“音感”の続きです。

音感=耳 は すでに述べましたが、高い音、低い音、長い音、短い音、
そしてリズムはまず耳から入ってきますよね。
耳を塞いだらどうです。聴こえないでしょう。

耳から入ってきた情報を 脳が(高い、低い、長い、短い、速い、遅い)
判断するのです。要するに耳がしっかり 音、リズムを捉えてくれなければ
脳も困ってしまいます。

そして 全身運動で声は出るものですが、言葉は主に 口が担当します。

ですから カヌマでは、発声練習で 舌、唇、歯(あご)などに分け
スムースに動かすことに重点を置いています。

しかし 耳でとられる情報(音程、リズム等)が不十分では
スムースに口は動かせません。

こう 思って下さい。
“口は耳からの情報を言葉に変換するもの”だと。

ところが 耳からの情報が不十分(うるおぼえ)のまま歌えば
口でいちいち音程を確認しながら テンポに合わせよう、合わせようと
自分の声ばかり聴きながら歌うことになってしまいます。

これでは 合わせるのに精一杯で 余裕などあるわけありません。
表現など とても無理。

まず 音程は口(声)でとるものではなく、耳がとっているのです。
耳を信用して リズムに言葉を乗せて(合わせてではなく)歌いましょう。

カヌマでの方法は、曲のテンポを変え歌ってもらいます。

例えば メトロノームが一分間に70回打つ曲(一分間に70歩歩く速さ)
これは かなりスローテンポの曲ですが、それを120~130歩の速さで
歌ってもらいます。(この時 正しいメロディが聴こえていなければなりません)
バラードの曲をラップの速さで歌うと思ってください。

こうすると 口で音程を追いかけるわけに行かず、誰でも しっかり
耳でテンポ、音程をとり、言葉を並べることになります。
(ハナウタ風はダメ) もちろん口の動きもスムースでないと置いて
ゆかれます。

こうして 耳から入ってくる情報を 適格に 口で言葉に変換する
練習を積み重ねると 音感は驚くほどアップします。

その後 元のテンポに戻し 歌ってもらうと 耳がメロディ、テンポに乗る
ことを憶えてくれますから、ものすごくゆっくり感じます。

皆が言うことは「先生、テンポを元の速さより ゆっくりしたでしょう。」
と口を揃えます。

要するに 合わせよう、合わせようと 歌うのが精一杯の人が
ゆったり余裕をもって歌えるようになったのです。

ただ 注意として、先程述べましたが 速くても、遅くても 正しい
メロディが ピアノ 又は ギターの音で聴こえていなくてはなりません。

音感をアップさせることは 発声と同等、もしくはそれ以上ということが
わかっていただけたと思います。

次回は 耳からの情報を 口で言葉に変換するために、
何が重要かをお話しします。


⑬音感 その1

2019年05月04日 19時46分00秒 | ワンポイントレッスン

相模原市のカヌマミュージックスクールです。

 

13回目のテーマは・・・

“音感”についてです。

でも その前に 歌を習おうとする人に発声練習さえすれば
歌がうまくなると思っている人が多いようです。

確かに教室によっては 全く 発声練習なしで 
歌を指導している所も多いと聞きます。
これは問題外です。

では 発声練習とは。

例えば 誰でも みすぼらしい恰好で 外に出るのは恥ずかしいし
人に見られたくないと思うでしょう。

声も同じです。

発声練習で 声を磨くということ、すなわち 服装がよりよいものに
かわってゆくということ。
そして 身なりがよくなれば、人に見られたいと思うのが人情です。

発声で得られること。
例えば 苦しかった高い声が出せるようになった。
頼りなかった声にボリュームがついた。
その逆に がなりたてなくても 楽に声が出せるようになった etc・・・。
スムーズでいて ボリュームのある声が得られるのです。

さあ これからが今回のポイントです。

ここまでは 服装=外見のこと。


どんなに高級な服を身にまとっても 中身(本人)はどうでしょう。
着ているものを脱いだら‘ほねかわすじえもん’だったりして・・・。

発声で 声は一流になっても、歌うたびに 音程がはずれたり
歌がリズム(テンポ)からズレたりしたら、せっかくの声がだいなしです。

外見に対して中身とは?

前に述べた‘音痴とは’の答えにもなると思いますが
中身=音感なのです。そして 音感=耳。

音感(耳)を養うことは
歌の上達に欠かせないものです。

次回は‘音感’について 更に詳しく お話しします。

 


⑫音痴??・・・リズム

2019年05月04日 10時25分50秒 | ワンポイントレッスン

相模原市のカヌマミュージックスクールです。

 

12回目のテーマは…

さらに“音痴とは”です。

前回は音程をとるのが苦手な人の1例でしたが、
今回はリズム(テンポ)に乗るのが苦手な人の話です。

歌の出だしがわからない、カラオケと歌がズレる等、悩んでいる人は
多いのではないですか。

特に歌いだし、各フレーズの出だしでの失敗が多いようです。
原因は合わせよう、合わせようとするあまり、先走ってみたり、乗り遅れたり…。

これでは ブレス(息継ぎ)もままならず、声を出すのが精一杯となり、
落ち着いて歌うことなど出来ません。
結果、歌は苦しいもの、苦手なものと思いこんでしまいます。

さあ 今回のポイントです。

音程をとるのが苦手な人も、リズムに乗るのが苦手な人も
原因は一つなのです。


答えは“音感”が乏しいということです。
音感を豊かなものにすることが、歌の上達には欠かせません。

次回は“音感”について、お話しします。


⑪音痴??・・・音程

2019年05月03日 10時57分37秒 | ワンポイントレッスン

相模原市のカヌマミュージックスクールです。

 

11回目のテーマは…

前回に続き“音痴とは”です。

人から「音がはずれているよ」とか「歌がズレているよ」などと言われたら、
誰でも自信を失くし、自分が音痴だと思い込み間違えまい、間違えまいと
余計に力み、以前よりひどいことになってしまいます。

でも、それが音痴というものでしょうか。

音程をとるのが苦手な人と、リズム(テンポ)に乗るのが
苦手な人がいるだけです。

まず、今回は音程の方ですが、

カヌマの生徒で無料体験レッスンの時に、本人の持ってきた歌を
歌ってもらったところ、音程(key)が合いません。

一般にプロ歌手の声は高い場合が多く、その人はキーコントロールで
いうとオリジナルよりー4の高さで歌っていたのです。
これでは合うわけがありません。

でも、本人は正しい音程で歌っていると思っていました。
きっと家でCDを聴きながら、自分の好きな音程で歌っていたのでしょう。
それもボソボソと。それがクセになり、音程を合わせて歌うことに
慣れていなかったのです。

洋服でも、同じデザインでSサイズもあれば、Mもあり、L、LL…。
Lサイズの人が無理してSを着ても似合わないでしょう。
歌も同様です。

まず、自分に合ったkeyに変えて歌ってみてください。
それが-4でも-5でも。後は努力次第(正しい発声など)でSの人が
Mになり、L, LLと幅を広げてゆけばいいのです。(洋服はL→Mですが)

もちろん、音程の問題はこれだけではありませんが、
参考にしてみてください。

 

 


⑩音痴??

2019年05月02日 12時01分28秒 | ワンポイントレッスン

相模原市のカヌマミュージックスクールです。

 

10回目のテーマは…

“音痴”です。

私の体験談から“始めたいと思います。

小学生の頃は音楽の時間が大嫌い。体育が大好きな子供でした。
野球ばかりしていました。

ある時 音楽の時間に、一人一人校歌を歌うテストがありました。
自分は音痴だと思っていたので、皆で歌う時も声を出さず歌っている
ふりをしていました(以前クラスメートから音がはずれているよ
と言われていたので)が、この時だけは逃げられません。

開き直りました。
どうせ下手なのだから、思いきり声だけは出してやろうと。
全員歌い終った後の先生の評価。
ものすごく褒められました。

もちろんクラスにはピアノを習っている子や、歌が得意な子はたくさん
いましたが、なぜか私が一番褒められたのです。

私の歌は音程ははずれていたでしょうし、テンポもズレていたでしょう。
でも先生は間違えまいとか、うまくやろうというのではなく、
大きな声で堂々と歌いきったという点を評価してくれたのです。
(その割には通信簿は上がりませんでしたが)

それから歌が好きになり、歌うことが好きになりました。
歌うことが好きになれば、何か楽器もやりたいと思うようになり、
中学の頃はドラムを叩いたり、ギターを弾くようになりました。

音痴だから歌えないと思っている方、尻込みせず、
まず声を出してみましょう。
歌ってみましょう。
声を出すのがこんなに楽しいことなんだときっと思いますよ。
そして慣れることで苦手意識も次第に解消していきます。


⑨ロングトーン(前回の続き)

2019年05月01日 19時06分40秒 | ワンポイントレッスン

相模原市のカヌマミュージックスクールです。

9回目のテーマは前回の続きです。

ロングトーンを上手にに歌えるようになると、
一曲の3分の1のことばがしっかりした声で
聴き手に伝わります。

ロングトーンの扱い方を知らなければ、
いくら声の出し方としての発声を習ったところで、

ロングトーンの度に、声はたよりなく(裏声っぽく)
口の中でこもる(音程が不安定になります)か、

逆に力んだ声(のど声)で乱ぼうになります。

要は発声が役にたちません。

歌い手がことばをしっかり使えれば、
そのことばはしっかりした声として聴き手に伝わるのです。
もちろん、発声練習で声をきたえておくことは不可欠ですが...。

カラオケをTVの画面に出てくる色変わりの歌詞を追いかけて
歌っているようでは、ことばにメリハリがつかず
一本調子になるのはいたしかたないことです。

せめて語尾を含むロングトーンの言葉はチェックし、
子音に力を入れず母音を響かせてクレシェンドで歌ってみて下さい。


次回は音痴とはです。


⑧ロングトーンはゆっくり!!

2019年04月30日 11時08分52秒 | ワンポイントレッスン

相模原市のカヌマミュージックスクールです。

8回目のテーマは…

“ロングトーン(長い音符)をゆっくり”です。

皆さんは語尾を含むロングトーンが一曲の中で占める割合は
どのくらいになると思いますか?

Jポップなど、ポップスでは3分の1くらい。
演歌ではそれ以上になります。

その3分の1が声を伸ばそうと力んでいたり、逆に力なくふらついていたら
どうでしょう。

歌をズレずに音程もとれて歌えたとしても不安定ですよね。
ロングトーンの扱い方次第で歌はビシッとしまり、聴き応えのあるものに
なります。

なかなか文章で伝えるのはむずかしいのですが、

 

今回は 若い女性のために中島美嘉さんの「雪の華」の一節でご説明いたします。
例題曲とすることで、作詞・作曲家、レコード会社そして中島美嘉さんの
お許しをお願いしたいと思います。

知っている人は口ずさみながら読み進んで下さい。

“のびた影を舗道に並べ夕闇の中を君と歩いている
手をつないでいつまでもずっとそばにいれたなら泣けちゃうくらい”

その次に “風が冷たくなって冬のにおいがした” となるのですが
“風が”の「が」が2拍のロングトーンです。 
やってみて下さい。
まず“風が”の”が”に力をいれて歌って下さい。
「が」は強くてもすぐ苦しくなるのでは。

では今度は“風がの「が」をゆっくり歌ってみて下さい
「が」の後に母音の「アー」がしっかり響いてくるでしょう。
どうですか?これがクレシェンド(だんだん強く)です。

このようにロングトーンでは子音(この場合は「が」)を伸ばそうとかせず、ゆっくり
言えれば、その後に続く母音がしっかり響くものなのです。

最後にもう一度、語尾を含むロングトーンでは子音に力をいれて伸ばすのではなく
ゆっくり歌ってみて下さい。

 


⑦俗にいう“腹から声”

2019年04月28日 18時08分08秒 | ワンポイントレッスン

相模原市のカヌマミュージックスクールです。
7回目のテーマは…

俗に言う“腹から声”です。

前回のレッスンで、寝ながら歌うのはいかがでしたか?

胸でなくお腹を使って呼吸し歌うことを感じていただけましたか?

それを一歩進めると「腹から声」となります。

腹から声を出せと言ってもお腹から声が出る訳がありません。

あなたが口先で歌っていたら、
それを見てもっと腹から声を出せと言うことになります。
声は全身運動で出しているものです。
それを口先だけではそう言われてしまうのも当然です。

寝ながらお腹で呼吸し歌うことが感じられたら、今度はお腹の上に
重いもの(電話帳など)を乗せてやってみて下さい。
重さで、お腹はへこまされようとします。
そこでふんばってくれるのが腹筋なのです。

お腹の中に風船があると思って下さい。吸った息が風船をふくらませた
のに、それを一気に吐き出したら風船がすぐしぼんでしまいます。
吸った息を一気にでなくゆったり声として吐き出すために風船をすぐに
しぼませないために、腹筋が使われるのです。

カヌマではレッスンで寝て歌ってもらう訳にはいかないので、
両手に重いものを持って歌ってもらっています。

まず、重いものを両手にぶら下げると、肩が上下しにくくなります。
(胸式呼吸がしにくくなる)したがってお腹で呼吸し歌うことになります。

やってみて下さい。実感できるはずです。

カヌマでは鉄アレイを両手で
女性なら片手に3kg、男性なら5kgをぶら下げて歌ってもらいます。

誰でもお腹を使って歌うことが出来るようになります。

声に力を入れ 口先で歌うのではなく、体から発散していく声を
実感して下さい。

これもカヌマ独自の方法です。

注意・・・ただし 重いもののぶら下げは 腰、ひざの悪い方はやめてくださいね。


⑥寝ながら腹式呼吸を覚えよう

2019年04月24日 10時49分11秒 | ワンポイントレッスン

相模原市のボーカルスクール カヌマミュージックスクールです。

6回目のテーマは…

“寝ながら腹式呼吸を覚えよう”です。

まず腹式呼吸を特別なものと考えている方が多いようです。
どうやって息を吸うのか?
お腹をどうすれば…?etc.・・・。

でも誰もが毎日していることなのですよ。

寝ている時(あおむけ)
かけている布団がお腹部分で上下していませんか?
息を吸うと布団が上がり、吐くと下がる。腹式呼吸です。

皆さんの中に歌っている時、息を吸うと肩・胸があがったりしませんか?
これは胸式呼吸、浅い呼吸です。
例えば思いきり走った後ハァハァと肩・胸を上下させて呼吸しますよね。
苦しいからでしょう?

逆に気持ちよさそうに寝ている人(布団の上下)は
いかにもリラックスしているようです。
余裕があるのはどちらですか?

さぁ、やり方です。

あおむけに寝て、CD・テープ等をかけ、歌ってみましょう。

この状態で肩・胸を動かして呼吸しますか?
しないでしょう?

腹式呼吸で声を出すしかないのです。

それを毎日くり返し
お腹の呼吸で歌うということを体に覚えこませましょう。

誰でも出来ることです。

試してみて下さい。