Ａさん 第６回公判がひらかれました （6月10日）

＜第６回公判（6月10日）の様子＞

この日も、傍聴券抽選場所の裁判所玄関前は、職員が３０人くらい動員されていて、
私たちを監視しているイヤな雰囲気で始まりました。
抽選がおわり、法廷に向かうと、法廷前の廊下にも職員が数十人配置され、機動隊が隠れるための衝立が設置されています。

前回の公判で、弁護側証人３人の証言が終わり、この日は、４人目の証言です。
Ｚさんが証言しました。弁護側からの主尋問と、検事側からの反対尋問を通して、第１現場でも、第２現場でもなんら事件は発生していないことが証言により、明らかにされました。

▼Ｚさんは、第１現場、第２現場を目撃した方です。
第１現場では、「タクシー通過時にＡさんが背中を下に倒れ、その上に警察官（城戸）が乗っかった状態」であり、「Ａさんがタクシーに当たったか、当たってないか気になった」と証言。
第２現場では、Ａさんが多数の警官に包囲され、近くに支援者も駆けつけてきている中で
Ｘさんが倒れ、続けて影山（第２現場での被害者を自称する警察官）、Ａさんが「ドミノ倒しのようなかたちで倒れた」と証言。

▼被告人質問
つづけて、弁護人と検事から、Ａさんに対する被告人質問がおこなわれました。
Ａさんは、第１現場において、タクシー通過時に「車体の後部トランクが腰の上あたりに当たり、体をひねられるようにして倒れた」と証言。
その後、駆け付けてきた警察官（影山）が「『逮捕』という言葉は１度も言わなかった」こと、後で理由づけされた「公妨」「傷害」なる行為が発生していなかったことを物語る事実を暴きだした。


次回の裁判期日は

７月１日(月)１４：００　　大阪地裁１００４号法廷
※論告求刑と最終弁論がおこなわれます。


★ここで、一言。いままで、裁判では検察による「論告求刑」の後は、日をあらためて法廷がひらかれ、弁護側からの「最終弁論」がおこなわれてきました。
ところが、最近は、論告求刑と最終弁論が同時におこなわれるようになってきているそうです。
私たちは、これは弁護権を侵害する不当な裁判進行であると考え、抗議します。
論告求刑の中身を聞かずして、的確な反論はできないと思います。

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これから長く続く裁判に、たくさんの費用がかかります。
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