~ゆるゆると自分に甘い生活~

ざっくり生きててあわわな毎日。でも残りの人生シッカリ楽しむ。

映画「モロッコ、彼女たちの朝」

2021-09-20 20:25:09 | ライブ&映画
「モロッコ、彼女たちの朝」

映画を観たのは9月の始め。

そしてつい先日、
NHK「あさイチ」でこの映画が紹介されたのも観た。

ぁぁなるほど、
そういう事だったのね、
と教えられたりもした。
自分の理解力の乏しさを思い知る。

舞台は「モロッコ」
カサブランカのある国。
場所はココ↓



ヨーロッパが目と鼻の先、
とは言え、男尊女卑著しい国。
女性の地位が低い国。
未婚女性の妊娠は罰せられる国。


**********************
 未婚で身重のサビナ、
 夫を事故で亡くしたアブラ。

 未来に怯えるサビナ、
 過去に怯えるアブラ。

 アブラの娘がそんな孤独な二人の縁をつなぐ。

 パンを焼きながら、
 丁寧に暮らしながら、
 正直に真っすぐに相対し、
 お互いを少しずつ理解し、
 そして友情が生まれる。

 生まれる子の幸せを願うからこそ、
 サビナは育てる事を拒否する。
 お腹の子は愛おしい。
 間違いなく愛おしいのに。

 そして、
 生まれてもその決心は固い。
 母となる事を頑なに拒否する。

 結局、サビナはどうしたのか。

**********************

流れる音楽は無い。
聞こえるのは、
パンをこねる、焼く、息をつく。
話す、笑う、歌う。
足音、呼吸、ため息。

ごく自然に流れる生活音がBGMになっている。
だから余計に、
ジワジワとやわらかく心に染みてくるのかもしれない。


男女平等とかジェンダーレスとかいろいろありますが。
まだまだその域に到達できない世界もあるんだな、と。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする