KANCHAN'S AID STATION 4~感情的マラソン論

マラソンを愛する皆様、こんにちは。
2022年は積極的に更新していく心算です。

「リオ五輪で活躍してほしい選手は?~女子マラソン日本選手の活躍予想」

2016年08月14日 | 五輪&世界選手権
これもまた、gooからのお題となりますが、今夜の女子マラソン、注目は?

ずばり、伊藤舞です。昨年の北京世界陸上のマラソン7位で代表権を得た選手ですが、その選考基準ともども、物議を醸しました。しかし、今、一番日本に必要なタイプのランナーなのです。今はもう、高橋尚子も野口みずきも土佐礼子もいません。それが現実です。かつての嶋原清子のように、「どんな条件下でも8位以内入賞の可能性大」なランナーです。3大会連続で入賞ゼロだけは回避しなくてはいけません。

もう一人、田中智子。北京世界陸上の代表選考において、久しぶりに「不可解な代表選考が生み出した悲劇のヒロイン」として脚光を浴びましたが、今年のナゴヤでは、そのライバル天満屋の小原玲を接戦の末に1秒差で破り、代表権を得るという「ドラマ」を生み出しました。こういう選手を「持っている」というのでしょう。

そして、エース福士加代子。大阪国際女子での走りは実に見事でした。久しぶりに「強い日本人ランナーの走り」を見て感動しました。しかしながら、彼女の指導者はその感動をぶち壊してしまいました。例の「内定出さなきゃナゴヤに出るぞ。」発言です。そして、火の無いところに無理やり煙を立てたような「代表選考問題」が発生してうんざりさせられました。

福士には何の罪もないのですが、これで彼女にはネガティブなイメージがついてしまいました。しかしながら、今だに破られない5000mとハーフマラソンの日本記録保持者。海外勢と「スピード勝負の土俵」に上がれる唯一の日本代表ランナーであることには変わりません。

気になるのは、予定していた6月のハーフマラソンを故障で欠場したこと。その直後に「何でもない」ことをアピールするように、スポンサーのイベントにハイヒールを履いて出席。

これは本当に「大丈夫」なのでしょうか?スポンサーの意向を重視し過ぎた結果でなければいいのですが。

そんなわけで、福士はメダルか入賞圏外、最悪リタイアのどちらかではないかと思います。


5位伊藤、6位田中、福士は入賞圏外、となるとアテネ五輪の男子マラソンと似た結果になりますね。あの時も男子マラソンは、3大会連続入賞を回避させる走りでしたが、野口みずきの金メダルにすっかり隠れてしまいました。まずは、「日本女子マラソン、復活」を見たいものです。

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