KANCHAN'S AID STATION 4~感情的マラソン論

マラソンを愛する皆様、こんにちは。
2022年は積極的に更新していく心算です。

あなたもマラソンランナーになれる・・・わけではない vol.11~「1Q94」②

2009年07月26日 | あなたもマラソンランナーになれる
正確に言うと、僕が初めてフルマラソンの距離を走ったのは、1994年の1月8日。1ヵ月後に迫った愛媛マラソンのコースを試走のつもりで走り通した。36km過ぎから歩き始めて、4時間21分59秒でゴールしている。その時の脚の筋肉痛がレース本番まで回復せずに、本番の愛媛マラソンでは30km関門でアウトになったわけだが、 「初マラソン初完走していたら、もうその時点でランニングを止めていたかもしれない。」とい . . . 本文を読む
コメント

あなたもマラソンランナーになれる・・・わけではない vol.10~「1Q94」①

2009年07月25日 | あなたもマラソンランナーになれる
“走り始めてしばらくは、それほど長い距離を走ることができなかった。二十分か、せいぜい三十分程度だったと思う。それくらいで、はあはあと息が上がってしまった。心臓がどきどきして、脚がふらついた。長いあいだ運動らしい運動をしていなかったのだから仕方がない。走ることを近所の人に見られるのも、なんとなく気恥ずかしかった。(中略)しかし継続して走っているうちに、走ることを身体が積極的に受け止めていくようになっ . . . 本文を読む
コメント

“黒い家畜”は生きている?

2009年07月11日 | マラソン事件簿
部屋の掃除をしていて、久しぶりに1冊の本を見つけ出した。本とは言っても、もはやページはバラバラになった、ボロボロの紙束である。 朝日新聞社が発刊していた、大判のビジュアル誌「アサヒグラフ」のメキシコ五輪特集号である。'68年の同大会の当時僕は7歳だったから、記憶もあいまいである。むしろ後になって、母親が買っていたこの本を読み返すことで、かすかな記憶を増幅させていたのだった。 この大会で、日本は . . . 本文を読む
コメント