ロンドン五輪が閉幕してから、まだ10日も経っていない。なのに、もう随分前のことのような気がしている。「平和の祭典」が終わったばかりなのに、我が国は、近隣の国と領土をめぐって対立を深めているからであろうか。イスラム教徒の「断食月(ラマダン)」の期間を日程に組み入れた大会本部の配慮の無さが批判されたが、「8月15日」の直前に大会が終わる日程も、東アジアの複雑な歴史の背景への配慮が欠けていたと言うべきか . . . 本文を読む
あと数時間でロンドン五輪の男子マラソンがスタートする。マラソンは、陸上競技の、というよりも、五輪の最後を締めくくる特別な競技だ。スタートラインに立つ、その時を待つ3人の日本代表ランナーたちについて、先に女子の代表について書いたのと同じように、知っている2、3の事柄について書いていこう。
◎藤原 新(ミキハウス)
1981年9月12日生 長崎県出身 諫早高校~拓殖大学卒 元JR東日本
マラソ . . . 本文を読む
まずは、お詫びから申し上げなければならない。7月20日付けの記事において、女子マラソンがメダルを取る可能性について、なでしこジャパンよりは低いが、女子バレーよりは高いと書いていたことだ。先ほど、男子サッカーが勝てなかった韓国を下して、女子バレーが28年ぶりの銅メダルを獲得した。おめでとう!そして、我が不見識を恥ずかしく思っている。このブログ、炎上していないところを見ると、よほど見ている人が少ないよ . . . 本文を読む
金メダルの数は予想外とは言え、連日途切れることなくメダルを獲得し続けている日本選手たち。そんな中、女子マラソンは北京に次いで、入賞にも手が届かなかった。
北京の惨敗は、悪夢のように思えた。二連覇を狙う野口みずきが欠場し、頼れるエースだった土佐礼子さんも故障を抱えたコンディションで走り出し、途中棄権。これは「不幸なアクシデント」と思い込むことにした。もちろん、テレビ中継の解説を努めた有森裕子さんが . . . 本文を読む
いよいよ開幕したロンドン五輪。当初はマラソン以外は興味が無い、と思っていても、決勝種目、ましてや日本人が出場と聞けば、ついついテレビに見入ってしまう。水泳、柔道、体操と、日本の得意種目が前半に集中しているのも効を奏している。正直、こんな機会でないと、観戦したりしないだろうなと思える競技もある。中には、そんな気持ちで五輪のマラソンを観戦するつもりの人も多いだろう。むしろ、そんなひとの方が多数派である . . . 本文を読む