例の3万人ものランナーが参加する東京マラソン(ベルリンやニューヨークやロンドンが20年以上かけて確立した体制をいきなり真似ようなんて、無茶じゃないのか?)が2月の第3日曜日開催が決定してから、日本の市民マラソンの元祖というべき青梅マラソンが2月第1日曜日の開催に変更したと聞いた時は、ぜひ出てみたいものだと思った。
これまで、愛媛マラソンと同日開催だったので、なかなか参加できなかったのだ。今や稀少価値となっている30kmの公認ロードレースというのが何より魅力だ。
だから、愛媛マラソンも開催日が第1日曜日に変更したと知った時には大いに失望した。青梅出場のチャンスどころか、これまで、愛媛マラソンの調整も兼ねて出場していた、香川・丸亀ハーフマラソンにも出場できなくなってとまったからだ。愛媛マラソンの連続出場(今年で14回目、完走は11回)を自らのランニングの最大の目標という方針を変更しない限りは。
日本のトップランナーが多数出場し、昨年は福士加代子が日本新記録をマークした丸亀に出られない事は本当な残念だ。今年は福士が自らの記録更新にチャレンジするというし、男子は今年の箱根駅伝の1区で驚異的な走りを見せた佐藤悠基に、彼の走りに刺激を受け、2区で大暴走してしまった、メクボ・モグスの直接対決が見られるというのに。
ハーフマラソンの位置付けというのは、春のトラックシーズンに記録更新を狙うランナーにとっては、スピード持久力を養成するためのものであり、マラソン出場を1ヶ月以内に控えたランナーにとっては、目標とするペース通りの走りが出来るかをチェックするためのものだ。ハーフの日本新記録の誕生を望むなら、油谷繁らマラソン出場を控えたランナーよりも、佐藤らに期待したくなる。モグスがオーバー・ペースの悪癖を無くしてさえいれば、60分切りも夢ではない。
別大は、もしかしたら歴史的レースになるかもしれない。願望を込めて言うならば。元マラソン日本記録保持者の藤田敦史と、元マラソン学生記録保持者の佐藤敦史との直接対決が見られるのだ。ともに福島県出身であり、名前も同じ。世界選手権の出場歴はありながら、五輪には出られず。
そして、佐藤以前のマラソン学生記録を持っていたのは藤田である。ともに学生時代にびわ湖マラソンでマークしている。福島出身だからと言って、「白虎隊」には喩えたくない。彼らは「悲劇のヒーロー」だったではないか。2時間6分台のタイムを持つジョセフ・リリ、駅伝では強さを発揮する家谷和男や上岡宏次らがからみ、高速レースとなることを期待している。
エントリー・リストには'98年優勝の清水昭、'01年優勝の西田隆維の名前もあった。今年の「カムバック賞」の有力候補、としておこう。
さて、全く同じ時間(正午)にスタートする愛媛マラソン、青梅、丸亀、別大と同日開催では、なかなか一線級が呼べない。今回の招待選手男女ともに6人のうち、今回が初マラソンの学生ランナーが3人もいる。そのうちの一人、昨年、南智浩を出場させ、初マラソン初優勝を成し遂げた國學院大学、今年は箱根の6区を走った竹下大亮がやってくる。昨年、南がマネージャーと大森総監督とともに、受け付けを済ませる姿に、彼の優勝を確信したら予想が的中した。総監督と同行するのなら、練習の一環での参加ではなく、優勝を狙っての出場に違いないと思ったのだった。
駅伝ファンなら中安秀人の出場に驚くと思う。'97年の全国高校駅伝で西脇工業のアンカーを務め、大会新記録で優勝のゴールテープを切ったランナーだ。彼が初マラソンに愛媛を選んだ。はたして、監督とコーチが愛媛まで同行してくるだろうか?
さらに、大塚製薬で中距離ランナーとして活躍している宇和島東高出身の今井功記が2度目のマラソンに挑む。
条件が違うといえ、別大を走るダブル・アツシらと直接対決しているような気分になる。今の僕にはもはやサブスリーは厳しいが、金哲彦さんが提唱かるフォーエバー・スリー(生涯、マラソン4時間以内を維持する)ならやれないことはないと思っている。別大の優勝タイムより、1時間20分以内でゴールできればと思っている。
それは去年の東京国際女子マラソンでの土佐礼子の優勝タイムプラス1時間以内にも相当する結果であって欲しい。
青梅では、「最強ママさんランナー」星野芳美さんが走る。4月の長野マラソンまではフルマラソンは走らない予定だという。
では、走ってきます。
これまで、愛媛マラソンと同日開催だったので、なかなか参加できなかったのだ。今や稀少価値となっている30kmの公認ロードレースというのが何より魅力だ。
だから、愛媛マラソンも開催日が第1日曜日に変更したと知った時には大いに失望した。青梅出場のチャンスどころか、これまで、愛媛マラソンの調整も兼ねて出場していた、香川・丸亀ハーフマラソンにも出場できなくなってとまったからだ。愛媛マラソンの連続出場(今年で14回目、完走は11回)を自らのランニングの最大の目標という方針を変更しない限りは。
日本のトップランナーが多数出場し、昨年は福士加代子が日本新記録をマークした丸亀に出られない事は本当な残念だ。今年は福士が自らの記録更新にチャレンジするというし、男子は今年の箱根駅伝の1区で驚異的な走りを見せた佐藤悠基に、彼の走りに刺激を受け、2区で大暴走してしまった、メクボ・モグスの直接対決が見られるというのに。
ハーフマラソンの位置付けというのは、春のトラックシーズンに記録更新を狙うランナーにとっては、スピード持久力を養成するためのものであり、マラソン出場を1ヶ月以内に控えたランナーにとっては、目標とするペース通りの走りが出来るかをチェックするためのものだ。ハーフの日本新記録の誕生を望むなら、油谷繁らマラソン出場を控えたランナーよりも、佐藤らに期待したくなる。モグスがオーバー・ペースの悪癖を無くしてさえいれば、60分切りも夢ではない。
別大は、もしかしたら歴史的レースになるかもしれない。願望を込めて言うならば。元マラソン日本記録保持者の藤田敦史と、元マラソン学生記録保持者の佐藤敦史との直接対決が見られるのだ。ともに福島県出身であり、名前も同じ。世界選手権の出場歴はありながら、五輪には出られず。
そして、佐藤以前のマラソン学生記録を持っていたのは藤田である。ともに学生時代にびわ湖マラソンでマークしている。福島出身だからと言って、「白虎隊」には喩えたくない。彼らは「悲劇のヒーロー」だったではないか。2時間6分台のタイムを持つジョセフ・リリ、駅伝では強さを発揮する家谷和男や上岡宏次らがからみ、高速レースとなることを期待している。
エントリー・リストには'98年優勝の清水昭、'01年優勝の西田隆維の名前もあった。今年の「カムバック賞」の有力候補、としておこう。
さて、全く同じ時間(正午)にスタートする愛媛マラソン、青梅、丸亀、別大と同日開催では、なかなか一線級が呼べない。今回の招待選手男女ともに6人のうち、今回が初マラソンの学生ランナーが3人もいる。そのうちの一人、昨年、南智浩を出場させ、初マラソン初優勝を成し遂げた國學院大学、今年は箱根の6区を走った竹下大亮がやってくる。昨年、南がマネージャーと大森総監督とともに、受け付けを済ませる姿に、彼の優勝を確信したら予想が的中した。総監督と同行するのなら、練習の一環での参加ではなく、優勝を狙っての出場に違いないと思ったのだった。
駅伝ファンなら中安秀人の出場に驚くと思う。'97年の全国高校駅伝で西脇工業のアンカーを務め、大会新記録で優勝のゴールテープを切ったランナーだ。彼が初マラソンに愛媛を選んだ。はたして、監督とコーチが愛媛まで同行してくるだろうか?
さらに、大塚製薬で中距離ランナーとして活躍している宇和島東高出身の今井功記が2度目のマラソンに挑む。
条件が違うといえ、別大を走るダブル・アツシらと直接対決しているような気分になる。今の僕にはもはやサブスリーは厳しいが、金哲彦さんが提唱かるフォーエバー・スリー(生涯、マラソン4時間以内を維持する)ならやれないことはないと思っている。別大の優勝タイムより、1時間20分以内でゴールできればと思っている。
それは去年の東京国際女子マラソンでの土佐礼子の優勝タイムプラス1時間以内にも相当する結果であって欲しい。
青梅では、「最強ママさんランナー」星野芳美さんが走る。4月の長野マラソンまではフルマラソンは走らない予定だという。
では、走ってきます。
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