エクストリーム四十代のかもめ日記

野球を中心に、体力気力に任せて無茶をしがちな日常を綴る暑苦しい活動記。

年末年始「木村拓哉祭り」

2020-04-04 17:19:13 | 日記
2月29日に放送されたNHKのSONGS「木村拓哉」を
録画しておいて、やっと本日見ました。
これで、やっと年末のTBSドラマ「グランメゾン東京」に始まる
「年末年始木村拓哉祭り」を全部消化した~、と思いました。

私の立ち位置をはっきりさせておくと、四十代なのでSMAP世代
ど真ん中ですが、好きではあってもファンというほど傾倒していた
わけではないし、木村拓哉のファンかというとはっきり違います。
しかも、「青いイナズマ」のころまでSMAPは嫌いでした。
(というかジャニーズ全般がほんとに心底大嫌いだった)

SMAP解散は残念極まりなく、5人それぞれを応援しつつ、特に
風当たりの強かったキムタクを心配していたのですが、年末年始、
テレビの「木村拓哉祭り」すごかったですね。
そして実力で世間を黙らせたキムタクに改めて感心し、彼の今後に
安心できてホッとしました。

私はTBSドラマ「グランメゾン東京」の第9話からキムタク祭りに
参戦しました。9話って遅っ。なんとなくザッピングしていて、
「あ、キムタク頑張ってんじゃん」と思ってなんとなく見ていたら
面白かったのでそのまま熱狂の渦に飛び込んだ次第です。
料理の魅せ方も美しく、ドラマの見せ方はわかりやすくいい意味で
ベタで、キムタクも実に彼らしくて良いドラマだったと思います。
終盤は会社でも「グランメゾン面白いよ」と騒いでいました。

私、自称「ザ・一般人」。(母音に続くから「ジ・一般人」?)
よく「私の好きになるものはいずれ流行る、私に先見の明がある」
と自慢する人がいますが、私の場合は似て非なるもので「私の感想は
一般大衆の意見とだいたい同じになる」という特性があります。
藤子・F・不二雄のSF短編に「並平家の一日」っていうのがあって、
あまりにも平凡で普通なこの一軒の家を観察するとマーケティングが
すべて済む…という話なんだけど、それと同じで、私一人の
反応調査でけっこう一般人の一般的な反応は確認できると思います。
その私が超ハマるのだから、世間の評価も高かろうというものです。

TBS「グランメゾン東京」が2019年末に良きラストを迎えて
見事に高まった気運に乗ったのはフジテレビ。
1月3日にはキムタク主演映画「マスカレード・ホテル」の地上波
初放送。
1月4日、5日は白髪のキムタクのビジュアルが多くの人の目を
驚かせた2夜連続ドラマ「教場」。
普段なら「教場」くらいはチラ見したかもしれないけどこれを片っ端
から見る騒ぎにはならなかったと思うのですが、「グランメゾン」で
キムタク気運が高まりすぎて、全部かじりついて見ちゃいました。
これが私一人だったら「結局ただのキムタク好きじゃん」という話に
なりますが、ダンナも同じようにかじりついていました。
我が家は夫婦で「男性アイドル(業界)研究会」を結成していて、
ダンナがリーダーです。その研究会を挙げて年末年始キムタク祭りに
がっつり食いついたので、ジャニーズ事務所の狙いは見事に当たった
と言えるでしょう。フジテレビはTBSに感謝すべし!

「マスカレード・ホテル」はちょっとホテルのサービスに疑問アリ!
業種は違えど「サービス業とは」という類の教育を受けた者として、
「客の要望に(無茶ぶりまで含めて)可能な限りMAX応える」と
いうのはおかしいだろ…と思って見てました。
(もちろんそうしないとこの作品のストーリーが成立しないんだけど)
私は「一部のお客様を過度にもてなすのは、お客様の待遇に格差を
産む行為。誰もが大切なお客様だからこそ、特別扱いをする客を
作るべきではない。つまり、できないことはできない、それはやむを
得ないこと。」という教育を受けました。もちろん、できる範囲の
ことはできるだけお客様にお応えするけど、それ以上の部分でね。
だからあくまで「ホテルが舞台のキムタクファンタジーサスペンス」
だと思って鑑賞しました。
いろいろ言いつつも、ハラハラドキドキして、のめりこんだし
面白かった!
でも、見せ方や配役の加減で犯人わかっちゃった…笑

そして「教場」。
キムタク超よかったしドラマも超面白かった!
だけど、1日目の「警察学校どんだけサイコパスだらけやねん」な
サイコサスペンスな導入に対し、2日目の熱血教官と生徒の青春
群像劇なフィーリングは、違う作品かよ!って感じで統一感が
なさすぎでした。
そのへんの違和感は、狙ったのか失敗したのかわかりませんが、
一つの作品として見たら制作側のミスと言うべきだと思います。
が! キムタクが怖くてカッコよくて超よかった!
もともと、私とダンナは以前から「キムタクはもっといろいろな
役ができるはず、やらせないテレビ局が悪い」という意見なので、
ちょっとしか毛色は違わないけど、少し変わった役をやらせて
もらえてほんとによかった!
でも、キムタクはもっと別の味も出せるはず。「教場」でも結局
かっこいいヒーロー役なのは変わらないので、もっと別の役を
演じるキムタクを見たいものです。

年末年始キムタク祭りが終わった後、NHK「SONGS」が
キムタクとB´zの稲葉さんの対談を放送するというので、これは
要チェック!と思って録画しておきました。
キムタクの歌は上手いわけじゃないしどうでもよかったけど、
稲葉さんとのテレビでの対談とか超レアだし。
そしたら、キムタクが一人で歌う「夜空ノムコウ」に涙が…
SMAP解散から、ここまでどんな想いで耐えてきたんだろう。
心ない声に何の反論もせず、ただ黙って自分の仕事だけ全うして。
稲葉さんの作詞した曲も、稲葉さんがキムタクと親しくしていて
知っている「キムタクの心にあるSMAP愛」を感じたよ。
いつかまた5人で、心からの笑顔で私たちの前に立ってほしい。

このキムタク祭りがジャニーズの印象操作だろうが何だろうが、
いくらでものってやるさ。
SMAPは日本の真のスーパースター。
そのうちの一人である木村拓哉のことも、折に触れて応援して
いきたいと思います。

年末年始キムタク祭りについては、以上です。
私とキムタクについてちょっと思い出をまとめてみると…

出会いは、やはり「あすなろ白書」。チラ見しただけですが、
キムタクの取手くんがまじで超かっこよかったのです。
(真面目系が好きなので、もともと眼鏡フェチだし…)
次に、母がSMAP×SMAPを必ず見るので、SMAPが
視界に入ってきてしまい、コントが面白いのを知ってしまった
わけです。
結局、SMAP×SMAPの面白さにやられてSMAPが割と
好きになりました。なお、SMAP嫌いだった友人も次々と
SMAP×SMAPにやられて陥落していきました。
なお、私のイチ推しは木村拓哉でなく稲垣吾郎になりました。
キムタクの写真集2冊持ってるけど。その1冊めは被写体こそ
キムタクだけど「アート写真集」みたいな感じでガッカリ。
2冊めは「MEN’S NON-NO」のグラビアを集めた
もので、これはカンペキ!「長年、日本一カッコいい男として
君臨した男の資料」として購入した甲斐がありました!

とくだんSMAPファンではないので、眼鏡吾郎ちゃんの
「恋の片道切符」にハマったりキムタクの「Beautiful
Life」に激ハマりして毎週号泣したりしていました。
しかし、その程度の私でも、SMAP解散が発表された際は、
怒り、嘆き悲しみました。
悲しみのあまり、渋谷のHMVやタワーレコードで開催して
いたSMAP展示を行脚したりしました。
SMAP×SMAPの最終回は、ダンナと二人、テレビの前で
じっと黙って見ていました。「世界に一つだけの花」が終わって
番組が終わってしまっても、ずっと、じっと黙ったまま画面を
しばらく見つめていました。
木村拓哉を「裏切者」とする一部のファンの意見にはずっと
反対でした。キムタクには守るものもあったし、ほかの事務所に
所属している身近な人もいて視野を広く持つことができたので、
ジャニーズ事務所を退所した後の苦境を正しく知っていたのだと
思っています。
キムタクは吾郎ちゃんに心を許していたと思うので、きっと、
吾郎ちゃんがいる限りSMAPはまた集まれると信じます。
とくだんファンじゃなくても、やっぱり四十代にとって、
SMAPって国民的アイドル、スーパースターなんだよね。

最近「かっこいいおじさん」として若い人にもキムタク人気が
上がってきたという話なので、またもやキムタクが起爆点と
なって、新生SMAPが全国民の人気者になる日が来るのかも。
彼自身が、自分が木村拓哉であることを喜びに感じて、
これからも頑張ってくれるといいな…と思います。