エクストリーム四十代のかもめ日記

野球を中心に、体力気力に任せて無茶をしがちな日常を綴る暑苦しい活動記。

2020年、とうとうマリンで初観戦!

2020-09-16 00:37:59 | プロ野球
2020年9月13日日曜日、今シーズン初めての野球観戦に
行ってきました。しかもたった一人で、マリンスタジアムに!

まだ強い薬で闘病中なので、体調の悪い日があります。
でも日付を選んで、5000人の人数制限があるうちに…と、
チケットを探してみました。でも案の定、チケットは大争奪戦で、
どこも空いては…、空いて、いました!! なぜかぽつんと1つ!
「ロッテ爽サブマリンシート」という、ファウルゾーンを深く掘って
作った新しい席で、特殊な臨場感があるという人気の席です。
そして「最前列」の区切りだったので、その金額1万1千900円!
さすがに、高っっっっ! 去年まで勤め先が買ってくれた席でタダで
観戦してたから余計に高く感じる!(コロナでなく諸事情により、
今年は会社の券がありません)
でも私は即座にそのレアなチケットを買いました。
ダンナにも別の席を探しましたが、パーティールームとかの5万8万
出さないと買えない席しか残っておらず、私は覚悟を決めました。
「もうだいぶ元気だから、一人で行ってくるわ」

17時開始とはいえナイトゲームなので、現地泊も考えましたが、
翌日の仕事のため、日曜夜の電車で普通に帰ってくることにしました。
片道約2時間×2、試合開始1時間前着、試合時間3時間(予想)、
勝つだろうからヒーローインタビュー等を見込んでさらに30分。
14時出発で22時半には帰宅できるだろう。
仕事で往復2時間で30分前到着、拘束8時間半の仕事に行けている
わけだから、恐るるに足りん。行くぞ、マリンスタジアム!

13日、14時に家族に心配されつつ家を出ます。
母は、その日弟が連れて来ていた甥(2歳)を連れてバス停まで
見送りに来ました。甥にバスを見せる、とか言っていましたが、
心配だったのでしょう。
東上線から有楽町線に乗り換えて新木場まで行き、京葉線へ。
京葉線の車窓に広がる海…
去年9月24日の最終戦以来、約1年ぶりだ…。
ここまで「元気に」はなったが「回復した」わけではない現実。
だがしかし、海浜幕張よ、私は帰ってきた!(ガトー的な口調で)

5000人限定だからバスの列も短いし、ぎゅうぎゅうに詰め込まず
行きがけも前払いで(去年までは行きは後払いだった)バス発車。
それでも、決してコロナで閑散とすることなく、マリンスタジアムは
屋台と場外ベンチを埋める人々の賑わいで私を迎えてくれました。
球場の外のグッズショップは混まないよう入場制限がかかっていて、
外に行列ができていたので行きませんでした。まずはFゲートから
さっさと入場。場内の売店はいくつか閉まっていて、ロッテリアが
閉まってたのはびっくり。あちこち見た結果、「牛すじ丼」を買って
席へ。(対戦相手がバファローズだから験を担いだわけではない)

こ…ここが「ロッテ爽サブマリンシート」…!!
私が買えたのは最前列とはいえかなり外野寄りで、他の席よりも
何段か高い位置になっていたため、まるで「ファウルグラウンドで、
体操座りをして野球を見る」という感覚でした。す~~げ~~。
お値段高かったけど、これ1回は来てイイと思う!!
しかし周囲は誰もいない…。転売ヤーが買ったけど転売にしくじった
のだろうか…。試合開始からしばらくは、私の周囲5メートル以内に
人がいない独り占め状態でした。試合開始後にちょっと人は増えた
けど、それでも3メートル以内に人がいないまま観戦できました…。

えー私は、家族に心配させないために「何かあるといけないから、
球場ではお酒は飲まないようにするよ」と言ってここに来ました。
が、荷物持ってチケットを手に牛すじ丼をむき出しで(ビニールは
くれない。こういうご時世だから)手に持っていたんですよ。
これでドリンクまで買って手に持って歩いていくのは無理。
よって、まずはその状態で席につきました。
でも、席には売り子ちゃんが来てくれるじゃないですかー。
しかもソフトドリンクは全然回ってないのに、サワーの売り子ちゃん、
ガンガン回ってるじゃないですかー。これで、売店まで戻る???
もうね、ビール飲めないから、レモンサワー一択でした。
自宅でも、投薬の日以外は酒飲んでることがあるし、大丈夫だよねー。

スタメン発表を見上げて拍手をしながら牛すじ丼を食いサワーを飲む。
一人球場、最高やん!(いつも面倒みてくれるダンナ、ゴメン)
あーやっぱ私の人生には野球がないといけないよな。
そしてマリンの夕暮れは風情があって最高だ!
体調もすこぶる良い。まあ、私は体調が最悪でも野球関連の事象を
前にすると体調が急回復することが昨年の最終戦後にわかったけどね!

いろんなことに感無量になり、幸せなまま試合開始。
だが…この超絶晴れ女の私が観戦中なのに、試合開始後、パラパラと
雨が降りはじめました。もちろんマリーンズレインコートを持参して
いるのでさっと着用します。が…どんどんひどくなる雨…。
1回裏のロッテの攻撃中(一死1塁)、とうとう試合が中断しました。
屋外球場を本拠地とするチームを応援して幾年月、マリンでの年間
観戦十回以上の年も何度かある私としては、雨への備えは万全。
それでも一旦、ソッコー食べてしまった牛すじ丼のごみを捨てに
通路に行きました。マリンの通路は広いので、5000人に人数を
絞った中で雨を避けて人が通路に避難しても、痛くもかゆくもない
混み具合。まったく密は発生していませんでした。
十数分程度でシートが片づけられはじめ、席に戻りました。

そこから2アウトになった後の加藤盗塁、安田の先制タイムリー!
3アウトになってチェンジ、…そしてロッテ先発の美馬が2回表を
投げはじめると、雨がまた強くなってきます。
昨日美馬先発予定が雨で中止、そして今日は美馬が投げはじめた途端
雨が降りはじめたよな…。これは、まさか…。
その思いは3回表にはっきりしました。1回裏は表裏とも雨がずっと
降り止まなかったけど、2回は表がまた雨、裏は小雨。3回表に
なったらまた急に強くなる雨。美馬、おまえが投げると雨強まるぞ!
3回表、オリックス2アウト走者なしから二度目の試合中断。
自宅のダンナに電話したら、テレビで見ていても美馬が投げる時に
雨脚が強くなるのが見てとれるそうです。
これまで、美馬が雨男だという話はまったく聞いたことなかったが!
とにかくこの日は「美馬が投げてるオリックスの攻撃時はかなり雨、
ロッテの攻撃時は小雨」という感じで試合が進みました。

うーん、雨天中断の時間ロスが痛い。中断じたいは二度とも20分に
満たない程度でしたが、準備と片付けでけっこう時間を食います。
試合開始から3時間で試合が終わる可能性はもうゼロでしょう。
私は無事に帰り着けるのか!

3回裏、またも四番安田がタイムリー! よっしゃー!
しかし5回に1点返され、6回には同点に追いつかれてしまいます。
さらに6回表のオリックスの攻撃は続き、2アウト二塁から西野が
ライト前にヒットを! 2アウトだから二塁ランナーは投手が投げた
瞬間にスタートを切っています。ああ、逆転か…。
ロッテのライトは強肩のマーティン。しかし私の位置から見ていて、
三塁を回ったタイミングとマーティンの投げたタイミングを考えて
「ああ、無理だ…」としか思えませんでした。
しかしなんと本塁はクロスプレーになり、しかもランナーアウト!!
レフトのファウルゾーンに体操座りしている感覚で見ていた私には、
マーティンの本塁送球が視線の先にきれいな真横のラインを引いて
伸びていくのが超ビューティフルに見えていました。
大声は出せませんが狂喜乱舞! ここで勝ち越させなかったのは
まじでデカい。三塁側なのでオリックスファンとロッテファンが
入り乱れているこのエリア。オリファンは肩を落とします。

7回からはよくわからない展開になりました。
2アウトになって打者は柿沼。まるで打てない1割バッター柿沼、
今日は私、田村いないからあんたのタオル持ってきとるんじゃ。
打てや!! …しかしここまで、雨に降られていたので柿沼タオルを
掲げていませんでした。雨がほぼやんでいたので、この時初めて、
柿沼タオルを掲げて応援しました。
…ら、なんと、1割バッター柿沼がまさかのセンター前ヒット!
いかん、最初から無理してでもタオルを掲げるべきだった…!
つづく加藤がツーベース(というかオリックスの内外野のお見合い)、
マーティンが四球で満塁になります。
ここで代打清田がショートゴロアウト…が、本人はセーフを主張!
井口監督がリクエストを要求します。
球場全体でバックスクリーンを凝視しますが、角度の違う映像が
1回ずつ計2回流れた時点で、ロッテファンの大半が「はいセーフ
確定」とビジョンを見るのをやめました。他の時は皆が必死で眺めて
セーフと思えばそれを訴えるかのようにとにかく拍手するのですが、
この時はみんな「はい、セーフ! やった!」と最初の二度の拍手
だけして、その後の長い審判の協議の間じゅう、好きなことをして
再開を待っていました。そんくらい「普通にセーフ」でした。
実際、審判の協議の結果は「セーフ」。
清田が生き、ロッテに勝ち越しの1点が入ったところから試合再開。
ホームインしたはずの二塁走者加藤が三塁に戻され、2死満塁です。
すると…ここまで2打点の安田がレフト前ヒット!
三塁ランナーの加藤はもちろん、2アウトということもあって、
レフト前でも二塁ランナーのマーティンが迷わず本塁突入。
(野球では、レフト前ヒットは位置関係から二塁ランナーを止める
場面もよくあります)
マーティンも俊足、ここで迷わず突入するのがロッテの野球!
そしてその「迷わず突入!? しかも速いし!」という焦りが守備の
動揺を誘います。捕手伏見がボールをこぼした…と見るや、一塁から
走ってきていた清田の代走・和田も迷わず、しかもものすごい速さで
本塁突入。さらに動揺した伏見は本塁へ送球ミスをしてしまいました。
単なるレフト前ヒットが、走者一掃のタイムリーに…。
私の位置からは、「なんかまた三塁回った、なんかまた三塁回った、
またホームインした、結局またホームインになった、なにこれー!」
って感じ。どんどん目の前で選手が三塁を回っていく感じ。
さらに「すげえ」と思ったのは、その間に打者安田がちゃっかり
三塁に到達していたこと。今年のロッテの強さはこれだよな。
全員が初年度の荻野貴司のように「自分のイケる最も先の塁に進む」
というのをやっている。しかも判断がかなり正確だ。素晴らしい!

8回表、ロッテの投手は美馬から小野郁に代わったのですが、雨が
また強めに降りだしました。小野も雨男!?

8回裏のロッテの攻撃でも、なんか不思議なことが…
(せっかく柿沼がヒット打ったのに柿沼に代打岡とかやめろ井口、と
いうのはおいといて。結果ヒットだったけどまじで岡は要らない)
二死から、またレフト前ヒットなのに、井上、岡、加藤が生還。
いや、記録は二塁打だけどね、レフト「前」なのよ。
岡と加藤は確かに俊足だけど、一塁ランナーの加藤が素晴らしい
走塁だったよ。ここもまた、私からは、「なんかまた三塁回った、
なんかまた三塁回った、またホームインした、またホームインした、
なにこれー!」て感じでした。なんかすごいもんたくさん見たー!

ロッテの8回裏の攻撃はこの後の和田康士朗のファーストゴロで
終わったのですが、実はそれも生で見てすげーと思っちゃいました。
新幹線! 新幹線! ゴロで一塁を駆け抜ける和田、アウトには
なりましたが、ものすごい一直線に超特急! 大声はダメなのに、
「はえーーーー!!!」と叫んでしまいました、すみません。
周囲3メートル誰もいないし目の前は金網とフィールドだから勘弁
して。でもとにかくそのくらい、和田がすげーーー速さでした。

大差がついたので9回表は「必勝リレー」ではなく、プロ3年目の
永野が投げました。この時は雨はまったく降りませんでした。
でも、これ書いてて気づいたんだけど、ここで捕手が江村に
代わってるんだよね。
私、柿沼の神宮球場でのプロ入り初ホームランを生で見ていて、
その日もひどい雨だったっけね…。ダンナが神宮行きを断念する
くらい…。
まさか、私が観戦に行って柿沼がマスクをかぶると雨が降る…!?
いや、大半は田村だったけど、何イニングかとかは柿沼マスクを
見てると思うけどな…汗

と、いうことで見事、マリーーンズの、勝利でーーす!
(スタジアムDJの声と口調でお読みください)
ヒーローインタビューを見て、球場を出た時刻、21時半。
帰宅したのは23時過ぎ。体が冷えたので長風呂になり、寝たのは
2時ごろ。翌朝普通に出勤なので7時過ぎに起きた。…病人とは?
そして月曜はフルに仕事して、火曜は病院で投薬を受ける私でした。

2020年も野球を見に行けて、本当によかった!

ロッテに澤村がやってきた

2020-09-12 15:10:51 | プロ野球
長年のロッテファンであり、元巨人ファンとして読売ジャイアンツに
いろいろ複雑な感情を持っている私ではありますが、このたび、巨人から
澤村拓一投手が移籍したことについては大きな喜びを感じています。

なんか、コアラのマーチとか持ってポーズとっちゃって、楽しそうやん!
巨人の時は、販促物に写真等が使われることはあっても、直接新聞の
宣伝をさせられるようなことはなかっただろうから、カルチャーショック
受けてるかな?
親会社の宣伝を嬉々としてやってくれると、ロッテが球団を売らずにいて
くれるだろうから助かるよ! 気さくに応じてくれてありがとう!!

そしてもちろん、圧巻の三者三振デビューもよかった!
3人めの打者のファウルフライを捕手・田村が落とした時、私は一緒に
テレビを見ていた母に、ハイテンションで「これは三者三振のお膳立て
だから!」と繰り返していたのですが、ほんとにその通りになって、
結果論ではありますが、田村グッジョブでした。(次は捕れよ!)
翌日は澤村が一面を飾った日刊スポーツ、スポーツニッポン、サンケイ
スポーツの三紙を買って、小脇に抱えて出勤しました。(ロッテが一面の
時には可能な限りスポーツ紙を買うことにしているのですよ)

昨日も三者凡退でしっかり1イニング抑えてくれて、歓喜!
最初の打者に3ボールになった時、外れ方も悪かったので「本領発揮!?」
と戦々恐々としましたが、燃えるストレートで空振り三振斬りという
結果に「ほえ~」と感激していました。特に2ストライクめの球は、
あれが私的には「見ていてごはん3杯はいける」ってやつでした。
生え抜き主義で外様に厳しい私ですが、澤村にはこのままロッテに
溶け込んで、がんばっていってほしいと思います。

元々、澤村に関しては擁護派でした。
長年巨人のために尽力してきた主力の投手なのに、年俸の査定は(巨人比
ですが)いつも辛い。「DVで離婚」とか言われてますが、2011年、
23歳でプロ入り1年目のオフに、7歳も上の女子アナと結婚するなんて、
完全に「巨人入り間違いなしの有望選手に年増の女子アナが早々に目を
つけて手練手管で持ち込んだ醜悪婚」じゃないですか。
野球しかしてこなかった二十代序盤の男なんて、金になる男を全力で探す
三十近い女子アナにとっては格好のカモですよ。
交際開始時、大学生とアラサーだよ。この離婚で、澤村がやたら叩かれる
理由がわからない。離婚は双方の責任としても「女子アナの餌食になった
澤村が可哀そう」という声がもうちょっとあってもいいんじゃない?

それに巨人ファンにも他球団ファンにも、むやみに澤村アンチが多い。
もちろん、巨人戦もテレビでよく見るので、四球連発や痛打で「うわ~、
澤村やっちゃった~」という場面だってたくさん見ましたよ。でも、
DVとか離婚とか人間性がとか、グラウンド外のことは関係なくないか?
山口俊の暴力沙汰みたいに実際に事件になったならともかく、澤村の
プライベートの話って週刊誌とか噂レベルの与太話が根拠だし…
鍼治療の被害とか、結果が出ないからと「3軍」にまで行かされるとか、
なんか球団内でも澤村に対しては嫌がらせのように変なニュースがあり、
「性格悪い選手はどの球団にも一定数いるだろうに、こんなに澤村ばかり
性格云々と叩かれ、球団からの扱いもビミョーというのは、むしろ本人の
問題ではないのでは?」と思っていました。
もちろん一定の「本人の問題」もあるのでしょうが、この世の中には、
怖いことに「なんとなく虐げていい人」という立ち位置ができてしまう
ことがあり、澤村はそこに陥っているように見えていました。

とにかく澤村に関しては、悪口はたくさん聞こえるものの、「澤村本人が
こういう性格の悪い発言をした」みたいな実際の事例がまったく見聞き
できなくて、非常に異様なものを感じていました。
これは「叩かれ役、虐げられ役になってしまったストイックな野球バカ」
なんじゃないかという印象を持っていたわけです。
結婚の経緯から言っても、良くも悪くもかしこく立ち回れない、押しに
弱い筋肉バカなんじゃないかって感じだし…

そして、斎藤雅樹ファンの私は一時期、斎藤監督率いる巨人の二軍を
追いかけ回していた時期があるのですが、その頃のクルーズをめぐる
報道について、澤村と重なるものを感じています。
2014年~2015年の2年間、ロッテでプレーしてくれたメキシコ
出身の内野手、ルイス・クルーズは、ガッツのあるナイスガイで、しかも
ゴールデングラブを受賞するほどの守備の名手。
しかし2016年からは2年4億8千万円で巨人と契約してしまいました。
ロッテファンはみんなクルーズが好きでしたが、球団にお金がないからと、
泣く泣くクルーズを見送りました。
でも2016年、クルーズは巨人の二軍にいることが多々ありました。
しかも報道では「素行不良外人」という扱いになっていて、練習をあまり
真面目にやらない、気分屋で言うことを聞かない…など、ロッテ時代の
クルーズのイメージとはまったく違う人物評がされていました。
でも、ジャイアンツ球場(巨人二軍本拠地)で見るクルーズは、塁に
出れば塁審に笑顔で声をかけ(何しゃべってんだろ?)、相手の捕手が
ファウルを追って放り出したキャッチャーマスクを拾ってあげ、懸命に
走り、周囲とコミュニケーションを取り、ひたむきに頑張っているとしか
思えませんでした。
ラテン系だからムラッ気はあったと思うけど、日本とメキシコの「勤勉」
の基準は違う。クルーズに限って、素行不良なんて絶対ない。
まさかの、東スポの『巨人・クルーズ“懲罰抹消”に古巣ロッテは驚き
「きちんと話せば従った」』という記事が真実だと思います。
この「ガッツあるナイスガイ」と「素行不良外人」という評価の違いが、
巨人の選手に起こりうる一種の悲劇なんじゃないでしょうか。
だとしたら、澤村拓一という投手も「性格の悪いワガママ筋トレマニア」
なんかじゃ決してない…そんなふうに感じます。

今年のロッテは好調ですが、私がちょろっと井口監督に対して書いた通り、
ロッテの選手を大事にしてチーム愛を発揮している時には強く、福田だ
岡だと外様を重用している時は明確に負けています。
「その次のマーティンにまで回れば一発逆転勝ちも…」という9回2死の
場面で打率.111の代打鳥谷を出すような「おともだち至上主義」の
敗退行為をした時は唖然。この手のことをやっていなければ、ロッテは
実はもっと勝っていたのですがね…
美馬については「とにかくホークスを倒す」という意図で獲ったんだなと
思ったのでまあ割り切ったのですが、福田、岡、鳥谷はほんとに要らない。
鳥谷は、グッズ売り上げやファンの取り込みといった球場外での収支は
プラスなので貧乏球団には必要悪として、高額のくせに守備が超ど下手の
福田、野球が全然できない岡は論外。和田康士朗が台頭してきてくれた
おかげで福田と岡を使う機会が減りそうなのはほんとに助かる。
ロッテは外様になんか頼らなくていいんだよ!
とか言いつつ、澤村に関しては「ようこそ! そしてよろしく!」という
一見矛盾した態度を見せている私です。

もともと澤村は好きか嫌いかで言ったら好きな投手だったし。
巨人にしか行かないと言っていた選手に「もっといい球団、あるぜ」と
わかってもらいたいと思うし。
巨人ファンが涙ながらにロッテの澤村を応援しつつロッテを称賛して
くれる声もうれしい。
そして実際、このまま澤村が結果を出してくれれば、優勝のための大きな
力になるだろうと期待できる。結局はそこよ。
「あんな選手を高額でFAで獲って、プッ」と笑わるのは悔しい。
「まさかあの選手をこう活かすとは…すげえ」と称賛されるのはうれしい。
澤村獲得について、まだ結果が出たわけではないけれど、今のところは
夢のある話として楽しみを持って見守れるんだから、いいじゃない!
澤村、私に「やっぱ、外様は要らんわ」とか言わせるんじゃないぞ!

――しかし、澤村が来たことで俄然、魂が動揺し始めてしまいました。
10歳くらいでロッテファンにもなり、長年「巨人とロッテのファン」と
して生きていた私にとって、巨人ファンをやめるまでずっと、人生最大の
夢は「巨人とロッテの日本シリーズ」でした。
…澤村がガチで活躍したら、イケちゃうかもしれない。
…澤村が来たことで、多くの巨人ファンが「日本シリーズで澤村と対決
したい」と夢見てくれている。その大きな「気」の流れは決して侮れない。
人が思ったことは、実現する。人が言ったことは、実現する。

まままままさか…2020年、ロッテのゴールデンイヤー(5年周期で
強い時期が来る説)、私のかつての悲願の日本シリーズが実現…?
なんだか澤村がそんな空気を運んできちゃった気がする。
まずは気を引き締めて、パ・リーグ優勝を果たさなければ…。
でも私が12球団随一の捕手だと思っている田村の離脱は痛すぎる…。
柿沼よ、2010年の的場になれ! 田村よ、黄金期の里崎になれ!
井口は、ロッテ愛、マリーンズ愛を忘れずに、このまま快進撃頼むよ!