晴れた。
暑い。
気分転換に、スツールの座布団を替えた。
8枚で7350円。
三越のバーゲンで買った立派なものだ。
オープンと同時に、海外出張から帰ってきたナオミさんが2週間ぶりに現れた。
元サーファーのナオミさんらしいいでたちで、いつもと同じようにさわやかで元気にやってきた。
遅れること10分、尾張旭で居酒屋をやっているチエちゃんが来た。
ご主人のヒロシ君と一緒に。
玲子の誕生日に来れなかったと言って、花束を持ってきてくれた。
本当にうれしい限りだ。
予備校の先生が来て、保険会社のサラリーマンが来た。
和気藹々というのは、こういう楽しい雰囲気をいうのだろう。
人の悪口も含め、他愛もない話題が笑いを誘う。
そこにきたのが、名古屋市議会の減税日本の議員だ。
予備校の先生が口火を切る。
「調査費という名目で、税金の無駄使いは、減税日本の十八番ですね。河村市長が給料を半分にしてまでがんばってるのに、あんたらは、卑しいよ」
議員が怒った。
「本を買うのが何が悪いんだ。それで自分を磨くために勉強するんだ」
「だからお前らは泥棒なんだ。自分を磨くために買う本は、自分の金で買うんだ。自己研鑽の方法も知らないのか。どんなサラリーマンだって、仕事に必要な英会話でさえ、身銭を切るんだ。お前らは、税金泥棒だ」
「僕たちは、きちんとした領収書を貼り付けてる」
「馬鹿、領収書の問題じゃない。個人のものと政治のための調査費は別物だということもわからないのか」
「君たちが無知なだけだ」
「お前が泥棒ということだけさ」
「議員は選挙によって選ばれたんだ。文句を言われる必要はない」
そこでチエちゃんが、カウンターに置いていたICレコーダーを見せる。
「録音しちゃった。新聞社に送ろうよ」
議員が真っ青になった。
「すまん、言い過ぎた。突然だったので。それを買い取るよ」
「ウワーッ、買収だ」
みんな拍手して喜ぶ。
市会議員は土下座までする様子だったが、結局帰っていった。
そこに、小学校の先生。
もう定年を目前にし、教育委員会に入ることが内定しているといわれる女教師だ。
また、予備校の先生が言う。
「自殺の練習までさせてる事件を、学校は知っていても、自殺の因果関係はないと言い切れるんですね」
先生はあせった。
「仕方ないのよ。これを公表すると、学校の評価や、校長の評価が下がるのよ」
「教師というものは、どうやったら生徒を助けられたんだろうと悩むものだと思うけど。保身のほうが、生徒の命より大切なんだ。人殺しだね、教師も教育委員会も」
「その立場にならないとわからないのよ。私が校長だったら、公表してるでしょうけど」
「先ほどとは違いますね。言ってることが」
「違わないわよ。学校の立場もあるということなのよ」
「人の命より?」
「ケースバイケースね」
「今回はこれでいいんですね」
「だから、ケースバイケース」
「これで善し、ということもありうるわけね」
「だから、ケースバイケース」
この人も、早々に帰っていった。
つまらない社会だ。
いじめを知っていて、報告を受けていても無視し続けた担任と校長は、立派な殺人幇助だ。市会議員は、公金横領だ。
いつになったら、こんな不満が少なくなるのだろう。
橋下さんや、河村さんや、小沢さんにしか、期待できない状態だということだ。
いくら、マスコミや、自民党が、国民をマインドコントロールしようと。
暑い。
気分転換に、スツールの座布団を替えた。
8枚で7350円。
三越のバーゲンで買った立派なものだ。
オープンと同時に、海外出張から帰ってきたナオミさんが2週間ぶりに現れた。
元サーファーのナオミさんらしいいでたちで、いつもと同じようにさわやかで元気にやってきた。
遅れること10分、尾張旭で居酒屋をやっているチエちゃんが来た。
ご主人のヒロシ君と一緒に。
玲子の誕生日に来れなかったと言って、花束を持ってきてくれた。
本当にうれしい限りだ。
予備校の先生が来て、保険会社のサラリーマンが来た。
和気藹々というのは、こういう楽しい雰囲気をいうのだろう。
人の悪口も含め、他愛もない話題が笑いを誘う。
そこにきたのが、名古屋市議会の減税日本の議員だ。
予備校の先生が口火を切る。
「調査費という名目で、税金の無駄使いは、減税日本の十八番ですね。河村市長が給料を半分にしてまでがんばってるのに、あんたらは、卑しいよ」
議員が怒った。
「本を買うのが何が悪いんだ。それで自分を磨くために勉強するんだ」
「だからお前らは泥棒なんだ。自分を磨くために買う本は、自分の金で買うんだ。自己研鑽の方法も知らないのか。どんなサラリーマンだって、仕事に必要な英会話でさえ、身銭を切るんだ。お前らは、税金泥棒だ」
「僕たちは、きちんとした領収書を貼り付けてる」
「馬鹿、領収書の問題じゃない。個人のものと政治のための調査費は別物だということもわからないのか」
「君たちが無知なだけだ」
「お前が泥棒ということだけさ」
「議員は選挙によって選ばれたんだ。文句を言われる必要はない」
そこでチエちゃんが、カウンターに置いていたICレコーダーを見せる。
「録音しちゃった。新聞社に送ろうよ」
議員が真っ青になった。
「すまん、言い過ぎた。突然だったので。それを買い取るよ」
「ウワーッ、買収だ」
みんな拍手して喜ぶ。
市会議員は土下座までする様子だったが、結局帰っていった。
そこに、小学校の先生。
もう定年を目前にし、教育委員会に入ることが内定しているといわれる女教師だ。
また、予備校の先生が言う。
「自殺の練習までさせてる事件を、学校は知っていても、自殺の因果関係はないと言い切れるんですね」
先生はあせった。
「仕方ないのよ。これを公表すると、学校の評価や、校長の評価が下がるのよ」
「教師というものは、どうやったら生徒を助けられたんだろうと悩むものだと思うけど。保身のほうが、生徒の命より大切なんだ。人殺しだね、教師も教育委員会も」
「その立場にならないとわからないのよ。私が校長だったら、公表してるでしょうけど」
「先ほどとは違いますね。言ってることが」
「違わないわよ。学校の立場もあるということなのよ」
「人の命より?」
「ケースバイケースね」
「今回はこれでいいんですね」
「だから、ケースバイケース」
「これで善し、ということもありうるわけね」
「だから、ケースバイケース」
この人も、早々に帰っていった。
つまらない社会だ。
いじめを知っていて、報告を受けていても無視し続けた担任と校長は、立派な殺人幇助だ。市会議員は、公金横領だ。
いつになったら、こんな不満が少なくなるのだろう。
橋下さんや、河村さんや、小沢さんにしか、期待できない状態だということだ。
いくら、マスコミや、自民党が、国民をマインドコントロールしようと。